アーカイブ:2022年5月3日

パッパラパー

今回の相場はカタルにとって、大きな試練でもありますが…同時に色んな勉強をしています。色んな「謎」が生まれ…その理由が解らないまま、「課題」として蓄積されます。例えば紹介している中では「船株」の「低PERの謎」などは、その代表的な課題の一つです。

通常、どんな「一過性の利益」でもPER5倍ラインが、過去の事例でした。今回の「船株」は、2倍を割れたままです。これでは買収すれば…直ぐに投下資本が回収できます。いくら一時的の「一過性の利益」でも、2年で回収できるなら…「買収」したほうが得です。

このような解けない謎は、カタルの場合は、一度、「封印」します。

無理に解決を急ぐと「狂う」のです。「うつ病」などを発症する事例を観ていると、きっと性格が真面目なのでしょう。何故、カタルがレポートで「パッパラパー」と言う言葉を好み使っているか? 

世の中の「不条理」「不合理」を、いちいち…「目くじら」を立てて…正当性を述べても仕方がないからです。自分では、どうしようもできません。改善も出来ません。それなら…諦めるしかないですからね。つまり自分の「こころ」の中で、どう折り合いを付けて妥協するか…それしか方法はないのです。自分が正しい。世の中が間違っていると…とカタルはいつも思いますが…どうしようも出来ないことに振り回されても…時間の無駄です。

カタルは、長い「失われた時代」の中で…どんなに努力をしても「食えない時間」を長く過ごしました。歩合セールスは悲惨です。収入がないと…自分の健康保険や年金分、つまり…会社が負担する分の稼ぎもないと…会社からお金を請求されます。これまでに2回、会社からそのような経費の請求を受けました。年収120万円の世界は、そんな世界です。

何故、仕事が出来ないのか?

下がる株を承知で、選択せざる…得ない「悔しい」選択をして、顧客に「一縷の望み」のシナリオを頼りに…銘柄を推奨して、買ってもらいます。「空売り」を選択すれば…楽だったのですが、カタルは自分自身に課した信条を曲げませんでした。だからカタルは「武士は食わねど高楊枝」の大馬鹿野郎です。

でも株屋は「未来の夢」を語り…顧客と共に喜ぶことを、仕事の誇りにしてきました。だから皆様から、儲かった…というメールを頂けるとやはり嬉しいですね。食えない時代は銘柄を薦めることに「罪悪感」を抱き…セールスを辞めて、2年近く…も、仕事もせずに国会図書館に通ったのです。あの学食のような食堂で、飯を食って…新聞などを読み続けてデータを書き写す…作業を、連日していました。涙が出てきます。「世の中が間違っている」と思っても、どうしようもありません。

そうして…とうとう証券界は、もう諦めよう! 

子供の教育費も稼がねばならない…と思い始めたのが、転職の為に…このサイトの前身である「株式市場 日本を考える」というサイトです。そのサイトを始めて…ソフトバンクを自ら、買ったのが1000円前後の株価の時でした。なけなしの…残った100万円でソフトバンクを買って、未来はインターネットの世界だと思っていました。ヤフーも買いたかったのですが…お金がなく、指値迄入れましたが買えませんでした。

そうしてITバブルに向かいます。その当時、食うためにネット上で顧客を募集したら…たくさんの方から顧客応募を頂きました。そうして面接をして顧客が増えて…行ったのです。昔の話をすると長くなるし…この辺で打ち切ります。

しかしここで述べたいのは…世の中には自分の力が及ばないどうしようもないことが沢山あります。それぞれの課題に、真剣に全力で取り組みますが、どうしようもなければ…時間を置くしかありません。一旦、課題は、課題として取って置き…一度は離れるしかありません。その内…時間が、多くの難題を解決してくれます。

カタルは様々な試練から学んだ解決方法です。最後は電通の高橋さんのように「自殺の選択肢」しかないのです。自己嫌悪に陥り…自己否定になります。だからパッパラパーと生きましょう。…と述べています。所詮、株式相場で負けても…たかがお金の話です。

今回の会員更新時期を経て、色んなメールを読んでいると…皆さんは自己愛が強いというか…自分が間違っているかもしれないという「疑念」を抱かないのでしょうか? ブツブツ投資の基本は、自分を疑っている…理屈です。だから分散、そうして時間を置くのです。

カタルはFRBに「疑念」を抱いています。

レバースレポの取引額推移

何故、金利が上がらないのか? ずっと…不思議でした。そうしてイエレンもパウエルも、ずっと…「一過性の物価上昇だ」との解説を繰り返していました。だから早くから…「レバースレポ」の話をしています。この取引額が膨らんだのは4月から5月です。つまりFRBはこの時点で、金融政策を転換すべきだったのでしょう。

使い切れない過剰なお金が行き場を失っています。この指標は、その事を語っている可能性があります。これは、あくまでも…推察です。

S&P500の日足推移

そうして…S&P500の下値割れです。あの「ウクライナ侵攻の安値」を割れたのです。カタルは、これまで「b」の高値を「d」と抜けたので、たぶん…しばらくこの高値圏「f」のボックス圏で、「横ばいの調整波動」を続けると思ってきました。

しかし今回、ウクライナ侵攻の安値「c」を割れて…「e」となったので、FRBの「オーバーキル」(過剰な金融引き締め)の疑念が膨らんでいます。いったん、安値を割っても一過性なら問題はありません。よくあることです。

市場には「1円新値は鬼より怖い」と言う格言もあります。

BASEの日足推移(長期)

ここで今回の「BASE」(4477)の話も少ししましょうか…。このBASEも昨日は「1円新値」です。348円~347円です。

BASEの日足推移(短期)

メールを読んでいると…BASEを選択して困っている人が多いようで、その質問もあるからです。このメールを読んでいると、如何に…自分が「自己中心的」に動いているか分かります。一昨日、読者のメールを紹介しましたが…カタルは何処かで「ストップ高をする可能性がある」と書いていました。ただし肝心の時に、ナスダック指数は下げていました。外部環境が味方しませんでした。

しかし昨日、メルカリの相場を観ましたか? 

メルカリの日足推移

カタルの売り指値が、次々に売れ…買う事が出来なかったのです。あの2211円の20万株程度の売り物を、一気に誰かが買った後、再び2211円を買うことが出来ませんでした。そうして…その後も大きな売り物を消化しながら株価は上がったようです。実は昼寝をしながら…映画を観ていた為に、相場をよく観ていません。

あの売り物は買いたいための「見せ玉の可能性」がありますね。自らの演出です。カタルはこのメルカリの「下げ相場」でも、買いで入って…儲けていました。最初の買値は4310円ですよ。この環境での「売り買い」で、途中は損もありますが、合計ではメルカリでは364194円の儲けのようです。

買いで入って…「利食している」のです。本当は「空売り」だったのです。株価のトレンドでは4310円~2118円なのです。実に2000円以上も下がっています。つまり1000株だけ「空売り」をしているなら…200万円は儲かっていたのです。

最近の失敗は、4/14(受け渡し日)に2845円と2791円で500株ずつ投げています。損金が231989円と183392円です。それでも…この間の売り買いで36万円の利益です。調べて自分でもビックリしています。やっぱり「相性がいい株」です。

最近は「相場を楽しむ」という表現を用いています。「儲かる相場」と「楽しむ相場」…に分けています。しかし…時間軸を変えるなら、カタルは4310円で買った株もそれ以上の株価で利食いが出来ると思っています。

何故、メルカリを紹介したか?

BASEも同じなのです。この財務内容で…この潜在成長力は、必ず評価されます。

伊達に現預金残が「240億円」も、あるんじゃ…ないのです。今の時価総額は株価が352円ですから僅か393億円です。自分の頭で内容を考えないから、株価が下がると不安になるのです。カタルが、この株価で買えるなら…誰かお金を貸してくれれば、間違いなくTOBを掛けます。

メールを観ていると…何かの切っ掛けでBASEだって、目先の高値549円を抜けて最初に200株だけ買い始めた600円を超えて4桁を目指しても…おかしくありません。時間軸の話なのです。貧乏人は株を買うことより、目先の利益の事ばかりを買います。

野村証券もそうですね。カタルは、かなり丁寧に…外部環境など…色んな事を事前に伝えています。そんなことを思わずに、自分の考えばかりを主張します。世の中は、自分中心に動いている訳ではありません。

日本は、澄田に三重野…宮澤喜一に菅直人など…の馬鹿ばかりが上に立ち…国民を「塗炭の苦しみ」に陥れています。そうして…日経新聞もNHKも「自分達は正しい」と平気の顔をして、テレビで持論を述べています。先日、何処かの大学教授のレポートを載せましたね。彼は財務官僚のレースに負けた「落ちこぼれ」…世の中の仕組みも、皆さんは全く理解してないようです。

もっと真剣に生きないとなりません。カタルは年収120万円の世界で「もがき苦しんだ」のです。その結果、世の中は「パッパラパー」が一番ですね。所詮、命は取られません。自分でやって駄目なら…何故、儲かる識者のマネをしないのでしょう。バフェットが商社株を買った事実は、みんな知っています。何故、買わないの?

カタルレポートを、どの読者層のレベルに合わせ、どの…時間軸に合わせるか?

カタルの読者層は、毎日、読む人が5000人以上います。だから5万人以上の人が目にしている機会があるのでしょう。この世界は1%の世界です。既に会員数は100名を超えております。つまり1万人以上の方が、「ある程度」…合格の烙印を押してないと…有料会員に応募などしませんね。

今回も限られた人数しか…受け付けませんでした。ごめんなさい。次回の応募には考慮します。確かに今回も「カタルは落第」とレッテルを貼られた方も居られます。その比率は10%近かったですね。まだ最終ではありませんが…。この相場環境で、仕方がないかもしれません。カタルは「空売り」をしませんからね。でも読者には、選択肢の一つに「レーザーテック」(6920)を3万円台で掲げています。船を買ってレーザーテックを空売りと言っていたかどうか…?

でも…カタルが正しいとは思っていません。何しろ貧乏人です。

でもかなりの精度で、事前に宣言をしているから…毎日5000人以上の方が読まれているのでしょう。選挙に行ってくださいね。ブツブツのように「白紙投票」でも構いません。

折角、「国政関与」と言う与えられた権利です。この権利を得るために、多くの人が努力をしたのです。しかし…その義務も果たさない人も多く居ます。半数程度の比率ですよ。カタルは株だけでなく…日本国が、よくなって欲しいのです。だから「カタルの眼」と言うフィルターを通して…皆さんに、様々な事を伝えています。

今回の痴呆老人の話では、本が書けるほどです。様々な社会の問題が浮き彫りになります。お金があっても…80歳代になると、誰もが痴呆症の確率がズーンと上がります。その前に自分の「身の振り方」を考えないとなりません。他人に迷惑が掛かるのです。カタルは彼女に恩が在ったから仕方なく動いたけれど、この話は…涙なくては語れません。哀しい老後です。

真剣に生きてみれば…分かります。カタルは親父が、死を迎える時に思いました。今でもあの病室の光景が、脳裏に…鮮明に蘇ります。「一所懸命に生きよう」と誓って…30年以上ですね。もうすぐ67歳ですから…35年ほどかな?

その結果、やはりパッパラパーが一番です。真剣に努力はするが…最後は神様次第です。イーロンマスクの努力に及ばないかもしれませんが、それなりに頑張っているつもりです。

昨日の米国株は上がりましたが、果たしてパウエルは、どう判断をするのでしょう。楽しみですね。今の相場は非常に面白いですよ。この面白さを…何人の方が共有して頂けるか…早く、カタルが興奮している…この心理を共感できると良いですね。

それでは本日は家族で、これから食事会なのです。娘がシンガポールから帰っており、彼女はロンドン、そうしてシンガポールを観て、日本を外から見ています。日本の制度は「お粗末」です。息子夫婦に…嫁のお母さんを交えて、たぶん…向こうの親族に会うのは久しぶりです。人生は短いから…お互いに楽しい時間を送りましょう。それでは…また明日。

昨日現在で…会費を入金して頂いた会員の方、全員に…既に「新しいパスワードの配布」を終えました。お手数ですが…届いてない方が居られましたら…御面倒でもメールでお知らせください。



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