アーカイブ:2022年5月28日

ようやく迎える転換点

日経新聞と言うのは論点がズレているというか…、何と言うか。本日は「米国株の一段安」を報じていますが、ここカタルが数日…観察しているイメージとは大きなズレを感じます。

たぶんメディアの中でも、日経は就職が最難関の部類でしょう。そうして一般的には優秀だとされる人間を多く採用しているのでしょう。でも報道内容を観ていると、ブルームバーグやロイターなどに比べ…劣っているように感じます。市場原理の意味を熟知してないスタッフが多いと思われます。カタルレポートのリンクの回数を比較すると分かるでしょう。本来、カタルは日本人ですから、日経の引用が多い筈ですが…実際は違います。

米国10年債の金利動向推移

カタルが前から述べているように…米国10年債の乖離調整が始まっており、これをみてサマーズ前財務長官は自説を撤回し…「FRBの金融政策が適正になった」と表現をしています。まだインフレ率の鎮静化は確認されていませんが、鈍化の傾向は至る所で観られており、なによりカタルが重視するのは…この市場動向です。キャシーウッド率いるARKKのETFファンドは完全に「行って来い」の形です。そうしてナスダック指数もコロナ前に戻りました。

コロナによる生活観の転換から、ネット関連株が大幅な増収になり…株価は期待感に膨らみ、好評価しましたが…既に多くの銘柄がその上昇分を完全に帳消しにしました。なかには…それ以上に売られている株も多くみられます。つい最近まで「ネットフリックス」を始めとする株が、業績修正を受け大きく下がり…関係ないと思われていたウォルマートやターゲットなどの小売株にもインフレの悪影響が及び…株価が下落したばかりです。

カタルはこのような現象を観て、米国金利の10年債が乖離調整に向かう姿を見て「おかしい…」と何度か…述べています。

何故なら、これまでは金利が上がり、お金が締まるからナスダックなどの高成長株に資金提供が減って…時代進化が遅れると、散々…言ってきたのですよ。それなら、金利が下がるならナスダックは上がる筈です。しかし10年債は下がっていましたが、同時にナスダックも大幅安していました。不思議な思いで、この現象を観ていました。

どこか狂っている…はずだ。

そうして…この時期に起こった象徴的な出来事は、ステーブルコインの1/10もの下落です。5%以内の下落なら仕方ありませんが…ステーブルコインの「テラ」の下落は謎でした。制度上、何らか…の不備があったのでしょう。ですが通常は、あり得ない筈です。原油価格のマイナス評価と、同じような…混乱を示す事例です。

これは覚えて置くと良いですね。

大きな落ち込みは、「最大のチャンス」なのです。2017年の海運市況の暴落があったので…今の海運株相場が生まれたのです。「ピンチはチャンス」なのです。カタルは前から好んで…この投資手法を採用しています。

日産自動社から最近は東芝です。ソニーもそうでした。分かりますか? 

今の海運相場は、何も偶然ではないのです。事前に、大きな「布石」があるのです。この「テラ」の不思議な現象も「過剰な戒め」が行き過ぎている現象です。市場の悲鳴ですよ。カタルはやりません。何故なら、もともと…「ビットコインなどは詐欺だ」と思っているから、規制をすべきと言う意見です。ですが…たぶん買い場かもしれません。2年後は大きく上がっている可能性があります。

話が飛びましたが…金利が下がっているのに、ナスダック指数も下がる「不思議」が改善され始めています。実は、ここにも「事前の兆候」がありました。読者の人は、これから何を話すか…分かったらたいしたものです。ヒントは「エヌビディア」(NVDA)です。

実は…25日の引け後に、このような報道がありました。だから、てっきり…場が明けると「エヌビディア」は大きく下がると思っていましたが…実際に蓋を開けると、株価はご覧のように上がりました。引け後の動きと違う展開でした。

エヌビディアの15分チャート

カタルはこの現象を観て、「市場は変わるかもしれない」と思ったのです。だから金曜日も僅かですが…BASEやメルカリを買っています。メルカリは「空売り」の信用規制が発動されました。これは非常に珍しい現象です。

買いでは、良く…信用の規制が実施されますが、空売りの下げ相場で、規制が発動された記憶がカタルにあるのかどうか…。事実、この一週間は日証金のカラ売り残が大きく増えていました。 誰かが手持ちを「繋いだ」のか、どうか…分かりませんが大きな株数です。50万株、100万株単位ですからね。ソフトバンクは違いますが…BASEやメルカリ、そうしてサイバーダインは、何れも…「空売り」を多く含んでいるようです。

何故、このような動きが生まれるか? 

ナスダック指数の日足推移

ナスダック指数を観るとわかります。如何でしょう。あのコロナ禍の恐怖より「大きな乖離」が既に発生しています。どんな上げ相場も…どんな下げ相場も…この乖離調整は避けては通れません。行き過ぎた株価波動は、必ず…修正されます。しかもこの所…ナスダック指数は上がってもBASEもメルカリも下げていました。明らかに…市場心理が大きく「傾いた事」を示しています。

カタルはいつも、このような「大きなギャップ」を見つけると、チャンスがやって来たと思っています。これまでは「薄利多売買」を主眼として、行動をしてきましたが…まだ確信があるわけではありませんが…ようやく一度は、大きくリバウンドするかもしれません。

そうして一度200日線をクリアして、調整波動の終焉を示唆する相場がやって来る可能性を考えています。だから本日の日経新聞を観たら…「真逆の解説」をしているバカ新聞と思ったのです。

同時に…米国には、こんな報道もあります。これからドンドンこの手の話が市場の巻き返しの動きに合わせて、増えてくるでしょう。

同時にこちらの話は、やはり…気になります。中国の指導部と言うのは、日本のような馬鹿ではありませんよ。カタルは彼らの手腕を高く評価しています。やり方は色々あるのです。そんな訳で…公開ページでは「新しい胎動」と言うか…。まだ確信を持っている訳ではありませんが、あのサマーズの「変質」に驚いた次第です。カタルが…これまで米国10年債の「乖離は、異常だ」と言い続けてきた動きの修正が始まったのでしょう。ここではJPモルガンの株価なども注目に値します。

事前にアップルの話をカタルはしています。テスラから「最後の砦」のアップルの株価の下落を伝えた後に…生まれた反騰の動きなのです。

米国と言うのは、市場経済の国です。だから…その市場を壊すような馬鹿な行動をするわけがありません。日本だけですよ。株を下げろ! 地価を下げろ!…とバカな甘言に踊る阿保政治家は…。だから「失われた時代」になって、国民は「塗炭の苦しみ」を味わったのです。東芝の凋落の原因を、つくったのは官僚の間違った政策誘導です。

三菱電機の不正など…どこでもあり、珍しい事例ではありません。国民そのものが劣化したのです。30年間もよく…馬鹿政治をやったものです。

それは日経新聞やNHKが「嘘の報道」を繰り返して…国民を欺いた結果です。そのツケはメディアに回っています。フジテレビの疲弊、電通の凋落など…自分達が起こした行動がブーメランとなって…自分達も痛めつけ始めています。何故、岸田さんは、こんな単純な理屈が解らないのでしょう。「共同冨裕」のような幻想はないのです。だからソ連は崩壊したのです。

やはり「雁行型」なのでしょう。群れを誘導するのは、力のある能力が高いリーダーが全体の群れを誘導するのです。故に、カタルはソフトバンクの孫さんが…ARKKのキャシーウッドさんが活躍する世界が正しい世界だろうと思っています。馬鹿なカタルでも、分かるように…「市場の整合性」を解説しました。

「テラ」の下落は、ステーブルコインだから…あり得ない現象なのです。ですが実際に生まれました。こういう現象は、何かを…未来に暗示しているのです。その糸口がエヌビディアの株価になって、未来を示しているのかもしれません。だっておかしいでしょう。あれを「兆候」と考えるのが…自然です。だって…今までは…全て大幅安していたのです。

乖離調整は、絶対に…欠かせない作業なのです。今回の海運株相場を観れば分かります。

長年…追証に苦しみ、ようやく乖離から解放されます。ITバブル期のソフトバンクの株価の1万円は高いと思って、売ったのです。ところが…そこから僅かな期間で、株価は10倍なんてもんじゃなく…20倍にもなったのです。

「期待と恐怖」の海運相場です。面白いでしょう。株式投資は…知れば…知るほど面白さに気づきます。相場を楽しんでください。そうして「薄利多売買」の手法から、ようやく…解脱できるかもしれません。また明日。

これから会員の方に、この原稿を踏まえ具体策を述べますから、会員の方は、本日は書き出しが早いから…夜半にはアップできるかもしれません。ですが…明日、お読みくだされば…間違いないですね。



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