しかし…米国株は強いですね。日本人の感覚では考えられません。カタルは常々、資産効果の大切さを述べています。
僕らが手にするお金は、毎日、働いた労働から得る収入があります。でも他には色んなお金があります。親から財産を引き継ぎ、苦労を知らない人も居るでしょう。都会に住んでいて、ビルの一つも持っていれば…数千万円の家賃収入を手にする人も大勢居ます。不動産から得られる所得、株の配当から得る収入、銀行預金からの金利収入は既にないようなものです。株式を上手く売り買いをして儲かれば…労働して得る対価より多くの収入を得られます。小手川君は、凄いですね。200万円が200億円?
カタルも真似をして200万円から株式投資を始めました。素人に負ける訳に行かな…と思い取り組みましたが、結果は損をしていませんが…月とスッポンです。
運もあると思いますが…やはり人間の「器」が違うのだろうと思っています。チャンスに出会えた時に…自分がそのチャンスを活かせるかどうか…は、器の問題でしょう。こればかりは…なかなか身につきません。世の中で…成功している人を見ると、努力は当たり前ですが…やはり運は大きいですね。
カタルはヤフーを買うために資金を用意したのです。でも100万円しかなかったのです。寄り値は200万でした。確か…。案の定、株価は上昇しました。でもカタルにお金があっても…あの急上昇をする株を持ち続けることは出来ないでしょう。所詮は、「絵に描いた餅」なのでしょう。チャンスはたくさんあります。如何に自分がそのチャンスをものに出来るかどうか。ここが問題です。多くの人は結果論でものを言います。
日経平均株価と米国株の違いを見ると…明らかです。
日経新聞はROE経営を批判する記事ばかりを掲載します。今回のコロナ禍でソフトバンクは、嘗てない規模の「自社株買い」を実施しています。でも他の企業はどうでしょう。内部留保は唸る程あるのに…それを使わずに無配にする経営者が、なんと多いのでしょう。赤字を理由にしています。いつ、お金を使うのでしょう。
カタルはメディア、特に日経新聞が「悪の根源」だと考えています。多くの企業経営者は毎日、日経新聞を読みます。でもその記事は海外のパクリや恣意的な方向性を示す記事ばかりです。ソフトバンクの孫さんを称賛する記事など…観たことがありません。何故、内部留保を吐き出し…安くなった株を買わないのでしょう。カタルには理解できません。
上場企業は成功組です。だから得たお金を、社会に還元する義務がある筈です。それを独り占めして…尚且つ、若者の競争相手が出てくると…村論理で潰そうとします。呆れる構図です。
政治もまったく機能していません。仕事を放棄しているようです。野党はたくさんの与党の不備が見える政策の間違いを指摘して、追及する事をしません。森・加計問題など…ハッキリ言って…どうでも良いのです。
そんな事より、オンライン学習やオンライン診療、キャッシュレス社会の構築です。行政の一元化もそうです。何故、引っ越しをすると…全部、連動して変わらないのでしょう。折角、マイナンバーカードがあるのに…一元管理をすべきでしょう。全く、訳が分かりません。役人は馬鹿ぞろいで…仕事をしない「屑の寄せ集め」に見えます。日本が凋落するわけです。
これは非常に重要なのです。本日は米国のS&P500のロングチャートを月足で観てみましょう。カタルは証券界に1979年に入りました。丁度、第二次オイルショックの時です。そうしてバブル期を体験しています。
NTTが318万円(1987年)を付ける時です。当時は法人課長で…山形共済連から1000株の注文を頂きました。あの共済連は、あっちこっちに1000株ずつ発注していました。たぶん…当時の株価は200万円台だったのでしょう。だから一発で20億円台の注文です。通常は、いくらバブル期でも…100株、200株が普通でした。
プラザ合意から…円高を阻止するために「金利平価説」を採用していたのに…国内のバブルを見落としたのです。不動産担保の100%融資は当たり前…なかには、未来の値上がりを見越して120%融資を実施する杜撰さです。大蔵省や日銀の失政です。
その後の処理も後手に回り、傷口を深くしていきます。緩和をすべきなのに…引き締めを実施したり…馬鹿ぞろいです。
その反動から「清貧思想」一色に染まり…今はようやく…徐々に、日銀の政策効果は出て来ている所です。でもなかなか…「流動性の罠」から抜け出せません。その為に適度な資産価格の上昇に移行していません。
労働対価からの付加価値(GDP)の増大は、不可能と言っても良いでしょう。だって少子高齢化です。労働力が増えないから…富が生まれません。資産価格を上昇させ…貯めていたお金を有効活用して、更に増やすしか道がありません。
しっかり管理をすれば…移民を受け入れても良いと思っています。キャッシュレス社会を構築すれば…犯罪は消えます。スマフォで行動履歴を追えます。早く…効率的な社会を構築して、世界に門戸を開き、フェアな競争社会を確立すべきでしょう。
その意味でゴーン事件は残念な結果でした。今回の株式の届け出制度の改正も、日本人の村論理の卑しい所です。まぁ米国もフェアではありませんが…。
ROE経営の素晴らしさは…内部留保を悪戯に貯めず、競争原理が働くのです。後がないから…頑張るしかありません。今回のコロナ禍程度で…463兆円もの内部留保は消えませんよ。だから、ある意味で…今回は欧米に追い付くチャンスなのです。
如何にソフトバンクの「自社株買い」が正しいか…分かります。自分達、経営者の保身の為に無配にするような…仕事をしない馬鹿経営者を、株主総会で追及をしましょう。なんのための利益準備金なのでしょう。
資産価格効果の増加速度が速いと「歪み」が生まれますが…日本は長年、その効果を無視してきました。そろそろ資産効果を活かす時期が来たのでしょう。
だって…配当利回りが5%を超える株式がウジャウジャしています。証券マンは頑張りましょうね。一応、時価総額が大きな配当利回りが良い四季報のリストを掲げて置きます。でも既にキャノンは減配になっています。自分で確かめて対処をしましょう。
更に利益余剰金の多いリストと…現金が時価総額を上回る会社のリストも掲載しておきます。証券マンは頑張ってください。
本日はこれから会員向けレポートを書きます。たぶん…深夜の更新になりますが…会員の方は、明日にでもお読みください。