メディア害虫論

先ずは最初に訂正とお詫びです。昨日のレポートで当初掲げた伊勢丹三越(3099)のチャートはパナソニック(6752)と同じものをアップしていました。既に訂正をしましたが、数時間、間違って掲載しており…お詫びします。

奇妙にも…この伊勢丹三越は3.74%の陽線となり、昨日の日経225のリストでは陽線率では第一位でした。

さて…日経新聞の一面には「老朽インフラ 日本の岐路」となっています。基本的に我が国のインフラ(infrastructure=社会基盤)は戦後の復興期に於いて造られました。既に構築から50年以上が経過し…物理的に老朽化を迎えています。その様子の一つを示しているのが送電線を支える鉄塔などです。奇しくも…台風15号の影響を受け、千葉県では未だに停電を余儀なくされ…この問題がクローズアップされています。那須電機鉄工(5922)は既に大幅高しています。株式市場らしい反応です。でもこの発想より「横河ブリッジHD」(5911)が本筋でしょう。

横河ブリッジの週足推移

カタルは、以前からこの事を、時々指摘していましたが、なかなか市場には、そのスター株が登場しません。でも株価は人気にはなりませんが…地味に上がり続けてきました。過去のカタルレポートにも、時々登場する横河ブリッジHDは、その象徴的な銘柄の一つです。

カタルが現役の頃、あるヘッジファンドがこの主張を述べて…株を買っていました。当時の株価は500円台でした。ここに来て株価は大きく下がっておりますが、10年程度、保持していて4倍ですから、充分な利回りです。如何に…時代を背景にする投資が正しいか分かります。

今、東京都では電線の地中化作業が行われていますが、同時に老朽化する水道管などの更新需要も多く…地方自治体の社会問題になっています。だから地方ではコンパクトシティーの話が言われ続けています。

最近話題になっている医療費の問題で…花粉症の薬や湿布薬などを社会保険の対象から外そうと言う動きがあります。これも団塊の世代が年金世代に変わり増え続ける医療費の削減の一つです。年金は上がりませんが、今度は物価が上がり…どんどん年金では食えない時代になります。

金融庁が出した老後生活は2000万円が不足すると言うのは、現実の話です。何故、メディアが政府批判に動くのか? 報道の方向性がまったく理解できません。本当に…こいつらは日本にとって害虫ですよ。「メディア害虫論」を、カタルは主張しています。

日本人の目を、間違った方向性に向ける馬鹿メディアです。こいつらに日本を愛する心があるとは思えません。視聴率などに偏った意味のない行動を取り続けています。吉本興業の今回の問題は、ある意味で時代背景がある社会現象で…ターニングポイントに思えます。

話しが逸れるから戻しますが…カタルがケネディクスに求めた「コンセッション」は、老朽化する水道管を更新し、この水道事業を、電気やガスと同じ形態にする役目を果たします。 PPP(Public Private Partnerships)やPFI(Private Finance Initiative)と言う言葉が良く使われます。リートの組成手法を用い、無限の需要がある為に大きな商売になります。でも経営者にその気がなければ…折角のチャンスも駄目です。

鉄塔の建設経過

さて日経新聞が掲げた鉄塔建設の元のグラフは此方です。関連資料は此方です。1965年から1982年頃までの更新需要が訪れます。やはり50年も経てば…建て替えないとなりません。

横河ブリッジの業績推移

カタルが横河ブリッジHDに注目したのは、橋が落ちると通行している人間は死ぬ確率が高いので…待ったなしに、この建て替えをしなくてはならないからです。故に近年の横河ブリッジの業績は好調です。チャートも素晴らしく…機関投資家なら、今、買うべきタイミングでしょう。

なにも鉄塔だけでなく…全ての社会基盤が更新期を迎えています。関連記事は此方です。

さてカタルはあるアイディアが浮かび…その現実性が日増しに強まっています。よって、たぶん初めてですが…有料会員向けに臨時で簡単なレポートを書き、自分の考えを纏めてみようと思っています。

故に会員の方は簡単なヒントのレポートですが、臨時にアップしますから、夕方にはあがると思うので夜か…明日にも、お読みください。それでは…また明日。



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