果敢な挑戦

先ずは、こちらのサイトをご覧ください。このニュースを観て…グローバル化に移行する現象の一つを感じています。同じことですが、此方のサイトの方が良く描かれているように感じました。しかし…実際は国内金融の「警戒感」から、ソフトバンクは多様な調達手段を活用している(余儀なくされている)とも取れますが…この解釈は難しいのです。

このような…一つの「事象」を観ても、様々な捉え方が出来ます。

一方、カタルはこちらの記事も気になりました。

途中から有料版のようです。もともと…送電網の不備は前から言われており、折角、太陽光発電を実施したのに…管轄は経産省かな? 要するにザルの運用体制で、実際は無駄が多い日本の実態を示しています。

今回の送電網の整備も問題があります。駿河湾に向かって長野、山梨県から静岡県を流れる富士川。川を境に…東側が、東京電力などが管理する周波数「50ヘルツ」地域、西側が関西電力や中国、四国電力などの「60ヘルツ」地域に分かれている話です。故に円滑な電力の融通が出来ないと言われています。

抜本的な対策が求められます。

株式投資をすると至る所で、ボロやミスが、垣間…見れます。

相場の解釈も難しいのです。だから…逆説的に「株式投資は楽しい」とも言えますが、年がら年中、儲けようと無駄なエネルギーを使うより、ノンビリと下値圏の株を集めるのも、悪くはありません。基本的に投資方針は、色々な選択があります。自分の性格に合ったものを採用するのが一番でしょう。

ですが…日本人は、なかなか自立していません。

根底の問題は戦後の「教育制度」にあるのでしょう。この教育制度を考えると…終戦後に米国に押し付けられた「ロボット教育」により、日本人は自らの頭で「考えない人間」に成り下がりました。米国の支配下に置かれ…教育制度も歪んだように感じているのです。

皆さんからのメールを読むと、気持ちは分かりますが、「見えない未来」は、誰もが「試行錯誤」で分からないのです。

先日は、ある読者から、銘柄相談のようなメールを頂きました。つい…カタルは「お取り先の証券会社に問い合わせなさい」と…つれないメールを返信しました。もともと株式投資の判断は、自分がするものです。自分が様々な資料を観て…自分がどう考えるか? …なのです。

カタルは何度も、事前に述べています。

投資の力量の大切さです。この話には、投資家の資金力はもとより、知識水準や性格など…様々な要素を理解してないと、的確なアドバイスなど出来ないのです。皆さんは単純すぎます。この銘柄が「良い」と言ったら、直ぐに株価が上がると思ったり、全体の相場環境も考えずに…行動をします。

強風の「向かい風」が吹き荒れる中で…自転車を漕いでみなさい。前に進むのは大変ですよ。逆に「追い風」の時はどうでしょう。僅かな力でスイスイ前に進みます。

日証金の回転日数の推移

こんな自然原理も理解してない投資家が、世の中に、どれだけ居るのでしょう。カタルは今回、会員向けレポートの中で「日証金の回転日数」の話を展開しています。そのグラフを皆さんにもお見せしましょう。このような全体相場の日証金の回転日数の平均値は、今は、活況から程遠い数字の「60日台」に上がっています。

この意味は、多くの人が株式投資で儲かってない現象(損をしていること)を示しています。相場が大きく動いた「追証の連鎖」が生まれた…昨年のコロナ禍の3月頃は、25日台の数字に変化しました。

ここを境にして…世界中の中央銀行が、先ずは金融政策を実行し…目先の経済の落ち込みに対処しました。ついで…矢継ぎ早に財政出動です。日本でも10万円のお金のバラマキが行われました。給付金の面倒な手続きがありますが…所得の補填をしています。更に米国の6兆ドル予算編成は凄い規模ですが…日本でもDX投資から送電網計画です。

全世界中で、中央銀行や政府が一体となって景気を浮上させようと躍起になっています。

時間軸を延ばした回転率を観ても…30日を割れることは、非常に珍しく…カタルがこのデータを取り始めて、初めての経験です。通常は40日台なら、相場は結構…動いています。

逆に今のように60日台になるという事は「閑散の相場」で、儲けること自体が難しい相場だと言う「客観評価」なのです。良い相場環境と言うのは、通常は40日から50日の間で推移することを言います。このデータはすべての銘柄の平均値です。

このような環境の中で…儲けるのはなかなか難しいですよ。

実際、カタルは昨年末から、あまりに大きな「乖離状態」を気にし始め…村田製作などの「売り推奨」をしています。長く…カタルレポートを読まれている読者なら、お判りでしょうが…カタルが「売り」の話をするのは稀です。大概は、どんな悪い相場でも買いの話しかしません。

最近、カタルは皆さんに、基本的にどんな人気株も大きく伸びないから、程ほどの利益で満足して自重しなくてはならないと述べています。そうして…「薄利多売買」を、自分自身でも実行しています。

所詮は、アノマリーの諺にあるように…「Sell in May, and go away; don’t come back until St Leger day.」の事を述べています。ですが…9月ではなく11月説もあります。

今年に2月頃からグロースからバリュー投資への流れが生まれ、カタルは上手く対処しました。野村証券を始め、シンニッタンなどもその事例の一つです。

そうして3月から4月にかけては、珍しく…資金の引き上げの話をしています。これは異例です。この行動で自分自身の「モチベーション」が落ちて、何とか…維持させるためにカタルは野村を売り、NPCに切り替えたのです。全部ではありませんが、野村を2万株売って、NPCを2万株買ったのです。その後の模様も…皆さんに語っています。

モチベーションを維持させるために、様々な取り組みをして努力しています。

しかし本来なら…ノンビリ旅に出て、そろそろ春を迎える北アルプスの散策など…してみたいですね。涸沢に行ったことがないから、一度は紅葉の季節に挑戦してみたいと思っています。出来ることなら…奥穂も登ってみたいなぁ~と思っています。

NHKで山の映像が流れるたびに、別の人生を頭に描きます。こんな穴倉生活をしてなければ…。もっと早く神様が「微笑んで…」くれるなら、こんな生活を強いられていないとも思っています。この誘惑を断ち切り、敢えて難しい場面でも「薄利多売買」に挑んでいるのです。

このデータを観ると4月に入って、直ぐに…相場は枯れているように見えます。こんな逆風下の全体像もイメージできない人が、「もっと儲けろ!」「お前はだらしがない」と…不甲斐なさの…お叱りも頂きますが、カタルの実力では、この閑散相場を乗り切る術は、あまり持ち合わせてないのです。

読者から頂いた「クロス・マーケティング」の話でも、大きく伸びる場面ではないと書き、カタルは自ら滅多にやったことがない「空売り」を実行し、よく見ると結構、売り残があるのですね。 知らなかったのです。実は空売りは、昨年のコロナ禍からの相場でだいぶ減っています。

此方のレポートは古いですが…今の相場の状況を示しています。基本的には「セル・イン・メイ」なのですが、昨日もM2の推移を見てもらったように…日本株は新しい時代に突入している可能性が高いのです。

これがコロナ禍の一時的な現象なのかどうか…。経過観察をしないと分かりません。このグラフは日銀の検索サイトのもので、皆さんも簡単に手に入りますから、此方から、関心のある方は利用をしてください。

M2,M3の伸び率推移

慣れてないと…戸惑いますが、先ずは主要グラフの通貨量をクリックします。そうすると…M2とM3の前年比率の推移が出てきます。簡単でしょう。

何故、デフレの関門を抜けて…デフレの出口のトンネルを抜けたか? この理由は「一目瞭然」です。基本的にお金を活発に動かすのが経済活動です。水を沸騰させれば良いのです。しかし…このM2の1990年代のやり方を観ると「ジェット・コースター」政策が分かります。何故、昨日、カタルが三重野元総裁を批判したか?

あの程度の馬鹿が大学教授なのです。学生は馬鹿から何を学ぶのでしょう。あほらしい国ですよ。日本は…誰も経済を知りません。ですが既に他界されましたので…死者に鞭を打ち…ごめんなさい。

リーマンショック後にも、金融庁は厳格な「貸し出し制限」をします。赤字企業への融資を認めないのです。その政策の為に、カタルは40億円を失いました。ベンチャリの失敗です。

ですが…その後の流れを観るとあの時に20億か30億円のつなぎ融資を実行できているから…今のカタルの人生も変わっていたかもしれません。

2006年からの…金融庁のバカ政策の為です。ですがアベノミクス効果を観ると分かりますね。徐々に伸び率は4%に近づいています。そうして…コロナ禍の金融財政政策のより一気に「失われ時代」の呪縛から解放されるのです。

こういう風に解説すると、このデータの「重要性」が理解できるでしょう。カタルには…残された人生の中で、満足の行く成果を得ることは、もう「時間切れ」が迫っているので…ダメかもしれません。

故に、読者の中で若者が、「投資術」を勉強してください。カタルをダシにして…カタルのこれまで、回りまわって…無駄にした時間を乗り越えて「ステップ・アップ」してください。

多くの賢い投資家が育てば…日本はやがて変わり、豊かな社会に変貌し…今のような他人を誹謗中傷するようなギスギスする社会ではなく「寛容な社会」形成が実現できます。

皆さんは、株式投資の面白さを分かってください。その為の「捨て駒」になるなら、嬉しい限りです。 しかし…カタルは今でも、残された人生を果敢に挑戦します。また明日。

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