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昨日は日証金の回転日数のグラフを提示して、今の相場状況を解説しました。基本的な相場はM2の伸び率を観ても分かるように強いのですが…今の短期の見通しは、不透明感が強く存在します。誰もが初めての経験です。47年ぶり…とか言う観たことがない経験を強いられているためです。

更に分かり辛いのは、「時代革新」の波です。コンドラチェフの50年に一度と言われるような長期の景気循環も一緒に来ています。歴史を観ると一口に「産業革命」と言いますが、色んな技術が同時に開花して…人間の生活スタイルが変わっています。織機から蒸気機関までの時間推移は100年近い歳月のなかで、色んな変化が生まれているのです。

モデルナ(MRNA)のティッカー(日本の株式コード)を見れば分かるように、遺伝子操作の技術進化は、コロナワクチンの開発で更に時間が加速化しています。最近の研究では老化のメカニズムも徐々に解明されつつあります。溢れるお金が、技術革新を後押ししています。

これまでの「経験則」が生きるのか? それとも…と手探り状態の株式市場です。故にここではノンビリやろうと述べています。薄利多売買を心がければ…結構、相場も楽しめます。

昨日、スマフォでニュースを観ていたら、こちらの対談が載っており20分程度の番組を観ていました。此方です。

この中で米国の対中戦略の一つとして「競争と協力」との指摘がありました。新しい国際秩序の話ですが…中国のナショナリズムと外交問題で両国の思惑が一致するのが「脱炭素化」です。この話を聞き…先日のシェルとエクソンの動き、日本の送電網計画などをみると、少し先のテーマが見えてきます。

NPC(6255)の日足推移

NPCの板状況の変化から、金曜日の動きは、下値ボックス圏を抜け出す動きでしたが、本日は完全の目先の677円の壁を、突破しました。

カタルは先ほど…685円で2000株を空売りして、直ぐに678円で2000株を買い戻しました。僅か…13957円の儲けです。650円で買った玉は利食いをして、その後の「買い戻し」は出来ていません。

僅かな値動きなのですが…「相場は相場に聞け」と言う格言を、自ら実行して…相場の動きを観察するわけです。この「脱炭素化」のテーマは、これからの世界経済の主軸になるテーマですね。先ほどの元駐中国大使の宮本さんの解説からヒントを得て、米国も中国と敵対的な競争ばかりをするわけではなく…協力すると言う分野で、両国の利害が一致するテーマです。

分かりますか? 「市場の整合性」と言うのは、こうやって出来上がって行きます。シェルの裁判やエクソンの「ものを言う株主」の意見などの流れです。

通常の人は、このよう流れを観ても…この繋がりは見えません。しかし常に株式相場を観て…銘柄を連動させて、世の中に起こる出来事の移り変わりを相場と関連させて考えていくのです。そうすれば…もう怖いものはありません。必ず、時代の流れが個別企業の企業業績を後押しします。

「市場の整合性」と言う解説は、カタル独自の表現かもしれませんが、相場の銘柄間の動きにも関連性があります。それを察し…時代の流れの中で、僕らは行動をしましょう。一時的に株価が下がっても、時代の流れが応援し…尚且つ、経営者が頑張れば、必ず、その企業の業績が上向き、株価は上昇します。ロコンドの1670円は買えませんね。まぁ、良いのです。ノンビリです。

昨日は、日証金の回転日数の話で、全体相場と個別株の話をしました。「向かい風」 相場と、「追い風」の相場の違いを解説しました。今は「向かい風」の最中なのです。

たぶん仕掛けても思ったような効果は得られないでしょう。故に「薄利多売買」の相場環境と述べています。素人には今の相場は難しいから…TOB問題が背景にある東芝、これは「村社会」構造の時代変化が背景にあります。そうして…野村証券、この銘柄は実質成長時代から名目成長時代への流れですね。M2の変化率を観れば…株価が上がるのが道理です。

この2銘柄だけをやっていれば、良いと述べているカタルの相場観の意図が分かると思います。

もちろん、カタルの意見が正しいわけではありませんが、単純にチャートだけを観てこの株は上がりそうだから…買ってみると言う「イナゴ族」の発想とカタルの相場論の違いをご理解いただけると思います。

現在のNPCの動きは683-687-672-675=462100(10:04)です。昨日は1日で出来高が1070500株ですから、昨日以上の盛り上がりを見せています。だんだん賛同者が増えると思いますが…実際はどうでしょう。

当面は、カタルは「ゲリラ戦」(個別材料株物色)が続くと思っているから、上がると分かっている野村証券を損切りして、果敢に仕手材料株の「NPC」を選択して、売り買いをしている訳です。僅かな利幅で相場を楽しむしか、今は方策はないのだろう…と思っているためです。「混とん」とした相場環境で大きく儲けろと言うのは…無理な注文です。

所詮、相場の状況に合わせて…自分自身の行動を、カメレオンのように変えなくてはなりません。木に登っているときは、葉っぱの緑に色を変え…岩の上を歩いているときには、茶色の岩の色に、自分の体の色を変えましょう。目立たぬ黒子の存在で力を貯めるしかなさそうです。

やはり逃した魚は結構、大きそうですね。

「日本ケミコン」(6997)の話です。この関連のS君も高値を追いましたが、カタルは僅か残った500株を利食いしました。常に有言実行です。

買いたい株は時間を置き下値になるまで我慢をして…利食いを先行させています。どうせ…大きく上に飛ぶ相場とは思っていません。僕らは下値をじっくり買いましょう。ノンビリノンビリ…と構えようと思っています。少しお金があるなら…面白相場の演出も出来るでしょうが…所詮は貧乏人のたわ言です。

やはりこの場面では、先日述べた「ペイント・アップ需要」と言う考え方も、正しい選択だろうと思っています。「サンマルク」(3395)や「チヨダ」(8185)を掲げましたが、「ANA」(9202)も良いのでしょう。この関連株は、他にも多いのでしょう。ですが…あまり相場が大きくはなりませんからね。

値下がり上位に、増資を発表した「ルネサスエレク」(6723)があります。この下値は注目されます。

サムソンもエヌビディアは無理かな? インテルなど…きっと欲しい会社です。カタルの好きな企業ですが、なかなか株価は上がりません。トヨタの「下請け叩き」の為ですが、徐々に企業間の「力」バランスが変わっている業界です。

日本は嘗て…「世界一」だったのです。ですが…馬鹿ばかりが上におり、折角の宝を失いました。エルピーダの坂本さんの無念さが分かります。残されたのは東芝のキオクシアと、このルネサスエレクぐらいのものでしょう。

カタルに資金があるなら、株をジャンジャン買い、この増資を支援します。GPIFなどのトップに、その「心意気」が欲しいものですが…今の日本に、それを望んでも難しいのでしょう。

さて…人気株上位を観ても、あまり大きな動きはないようです。「シンバイオ」(4582)も限られた動きだろうと思っています。やはり「クロスマーケティング」(3675)は下げてきましたね。カタルは「薄利多売買」相場と述べている理由は分かるでしょう。比較的強い動きのS君は、この後はどうなるでしょう。

さて本日は、この辺でお終いにしましょう。なかなか買いたい株価まで下げないNPCは、人気になるでしょうか? 今の一番の関心事項かな? 「待てば…海路の日和あり」 ノンビリやりましょうね。

それでは…また明日。



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