先ずは、「おめでとう」…と言いたいのです。今回の試練を乗り越え…批判に晒されての完全な「復活優勝」です。横綱「白鵬」 は、まさかの…全勝優勝なのです。
しかし…この横綱の評価も、いろんな意見があります。一般的な意見は、北の富士の此方でしょう。一昨日の正代戦も昨日の照ノ富士戦も、「張り手」から「かちあげ」の動作に対して批判がありました。八角理事長も正代戦では「普通、奇襲は弱い者がやるもの。優勝回数の多い横綱がああいうことをしてはいけない」と苦言を呈したそうです。
しかし…カタルは、何故、白鵬に苦言を呈する前に、先ずは素直に「褒めることが出来ないのか」…と思います。白鵬の心中を思うと、日本の「閉鎖性」を痛感していることでしょう。日産自動車のゴーン逮捕と、同じような背景が、我々の社会には存在するのでしょう。日本と言う国の難しさです。
相撲は「心・技・体」が尊ばれ…品位が求められるとの考え方もあります。日本武士道で「切腹」が重要視されたのは、自らを律することが…重要だと言う精神論がある為でしょう。
故に江戸時代から明治に移行する激変する過程の中で「武士は食わねど…高楊枝」と言う「やせ我慢」が、「美徳」とされた面があると考えられます。これが日本の「美的感覚」と言うか…古くからの文化なのかもしれません。実はカタルも日本人で…この意識が強い方です。だから失われた時代でも、「空売り」は絶対にしない…と誓ってきました。
しかし…日本は新しいチャレンジを止め、この村意識が「進化」を妨げたようにも思うのです。
江戸幕府は、関ヶ原の戦いで覇権を勝ち取り、1600年から大政奉還の1867年まで268年程度…続きました。ガチガチに縛った「清貧思想」の管理により、この時代が続いたとも言えます。参勤交代は、無駄な経費で「成田闘争」とも言えます。あまり効率的なお金の使い方とは思えません。
我が国の天皇制は長く…世界にも「類をみない」歴史があります。このような組織論…つまり日本国民の文化意識が、我々の心の根底に深く…根付いているとも言えます。
この集団の価値観が、個人の尊重より優先されます。それ故に…「村八分」と言う共同責任論が古くから存在するのでしょう。高校野球でもチームのメンバーの誰かが悪さをすると「共同責任論」が問われて、チーム全体が出場を止めます。これは村社会の考え方です。
共産党政権の密告者、チクリの恐怖で、全体を縛る考え方に似ています。故に他のメンバーに迷惑を掛けられないから…と、己の行動を縛る効果があります。日本では、この共同体意識が強く…町内活動なども昔は盛んでした。村をあげて…お祭りをやる「盆踊り」などの共同意識を確認する作業なのでしょう。
しかし…教育現場で働く先生などは、実態がよく分かるでしょうが、個人の能力はそれぞれ違い、個性も違います。故に教育に関しては画一化教育より…その子に適した教育が理想なのでしょう。その教育レベルの基準を何処に置くか? 難しいですね。
進化を早めるためには、個性を生かし…異端児を認めることです。
天動説が覆ったように…常識を疑う奴の誕生がないと、進化(戦果)はありません。秩序(規制)か…個性(自由)か。「株価の整合性」を見極めるのは、なかなか…難しい。日本の「失われた時代」と言うのは…ある意味で、このような精神論の考え方の「迷い」が生んだ歴史だとも言えます。
この村社会構造には、ある意味で…一定の評価があります。
チームの団結は弱者を助け…全体力を高めます。個別の力では、劣るかもしれないが…全体力ではプラスアルファの効果を生みます。これがチーム力です。日本が得意とする分野ですが…軍隊組織などをみると、やり過ぎの「虐め」が横行します。そうして組織の上下の力を決めます。決して…階級はそれぞれの「個の力」を認めたわけではなく…組織力を維持するための犠牲とも言えます。
アレレ…S君は戻り高値の727円をクリアして、今の株価は733円です。ここに売り物が500株ありますから…例のごとく1000株だけ高値を買いに行きます。
ハイ、案の定、HFT(High Frequency Trading)の売りがあり、すべて買えました。瞬時に成立するコンピュターのプログラム売買です。確実に拾っておけば…彼らは、買い戻さなくてはいけません。このシステム売買の比率も相場が悪化すると…比重が増します。たぶん出来高により、制限を掛けているのでしょうが…それぞれ仕組みは若干違うのでしょう。
全体市況が悪いから…人気が付きません。先ほど買った733円が、今のところの高値です。全体も「エーザイ」(4523)は8857‐9162‐8855‐9102₌1841800(9:54)です。割れないと思っていたロコンド(3558)は1565‐1589‐1550‐1558₌80200(9:55)で簡単に割れました。あまり下値にも買い物が入っていません。完全に「期待感は剥落」しています。
ここからが…「真の評価」と言う場面です。つまり「本物の相場」です。本日は寄り値で2000株、買ってみました。どうなりますか…。
余りのショックで、カタルは「エーザイ」の夢を観ました。その時の株価は8680円で止まったのです。ここに…100万株の買い注文が用いられていました。カタルの夢の話ですよ。流石に夢を見るようでは…ショックだったのでしょう。
もう少し…日本人は「骨がある」と思っていましたが、実際の株価を観ると名目時代に旅立ったとはいえ…「失われた時代」の「後遺症」が、強く残っている印象です。この辺りのさじ加減と言うか…市場の体温は、実践をしてみないと体得できません。
カタルは長く証券マンをしていたために、常に他人のお金で、自分自身の相場観を鍛えてきました。実践に勝る強みはないのです。
宮本武蔵が武者修行の旅に出て、強い奴と戦いますが…あの感覚です。市場のスター株を追い続け、常に実験を繰り返す。その内、絶対に負けない技量の到達できるはずと思い…ここまでやって来ました。
ようやく自立した「自前の金」での運用です。幸い…この実験を始めてから、実際の負けはありませんが、負けたような事例は、これまでに沢山あります。
今回は同時進行で実験をしています。もう少し資金があるともっと早く変化できるかもしれません。やはりカタルが買いを用いた725円まで売る人はまだ居ません。買えるかどうか…。
一気に買うべきかどうか…のタイミングは難しい。他の銘柄との兼ね合いもあります。この個別銘柄の底入れも…全体相場の影響を受けます。現在の日経平均株価は、また安く…339円安です。先日の1000円安ほどではありませんが、一定の売り圧力があります。
ここは無理をせずに、確り、玉を入れた方が良いように感じています。高値を買うバカが出てこないと…きれいな相場に立ち上がりません。だから…無理して演出などせずに…下値をジックリと買っておきましょう。この730円絡みの売り物は、また何れ…切れます。
この売り物が切れると言う意味は、自分たちが730円で1万株でも、10万株でも「売れる」と言う意味ですよ。自分たちが売り手になって、初めて本物の相場です。
目先の「板上」に出ている売り物が、切れたからと言って…株価が固まった訳ではありません。僕らはあくまで「市場の黒子」です。
理論価格になれば…全て撤退をします。
一旦は割れましたが…エーザイのように加速しません。ロコンドは…1555円を割ったのですが、ほぼ下値圏なのでしょう。仮に下値があっても…僅かなのでしょう。
ところが…エーザイは絶対に割れないと思っていたから…8850円から50円刻みで500株買ったのですが、あっさり…と「下げが加速」しました。あの8「連続安」と言い、今回の現象と言い、仕掛けのタイミングは、まだ先のようです。
しかし…市場には「初押しは買い」と言うジンクスがあります。それに曲がりなりにも…これまでの高値圏の11490円(2018年の高値)を抜いたのです。やはりカタルは捨てきれません。
もともと強弱感が激しく対立する銘柄の「初押し」は深いことがあります。
特に大相場になるケースに、このような初押しを演じてから、復活する相場の天井は非常に高いのです。これはカタルの今までの経験則です。40年以上の歳月とお金を掛けたキャリアは、そう…捨てたものではないと思っています。
しかし…今は自分の力量を優先に考えて、無理をしない行動に徹しましょう。チャンスはいくらでもあります。
本当はブツブツ投資を継続させたいのですが…資金には限りがあります。何しろ…馬鹿をやっています。常に果敢に挑むのが生活信条なのです。今の相場は非常に難しい場面です。WSJのこちらを観ると分かります。
MMT理論など…誰もが経験をしたことがない「未知の領域」です。
よって…時間を置くのが正解です。何れ…この論争の決着は、時間経過で判明します。今は無理をせずに…シクシクと行動するべきなのでしょう。流石に、この水準のエーザイのオーバーの売り残は241000株で、アンダーの買い物は301200株で完全に逆転しました。
今の10:20です。出来高は202万株です。たぶん…僕らがやり始めて、初めての現象だと思います。本日の下値は今のところは8855円です。カタルの夢は8680円でした。ここには100万の買い物が入ります。願望論です。
一方、ロコンドはまだ分かりません。考えられるのは、前回と同じ形でしょう。下値を叩くやつが居るかどうかは…。これは追証の度合いでしょう。
重要な事は、あの時に抜けなかった戻り高値の1918円を、一度は抜いています。4月16日の254万株に対して、6月30日に僅か23万株で1949円を付けて抜けています。チャート論では、基本的にこのような現象は重要で…株価波動が「変わる合図」と言われています。
実は野村証券でも、同じ現象がありました。しかし…下値を割れました。でも一度は抜いています。ただロコンドの方が奇麗です。野村証券は3月29日の高値650円を抜かないと完全復活とは言えません。あの日は1億4800万株ほど出来高が出来ています。この違いを観るとロコンドの方が整理は進み…次の相場の時は、綺麗に「立ち上がる」筈だとも言えます。
僕らはS君の実験を通じて…乖離調整の意味や「玉の所得」を学んでいます。この実験は意味があります。何れ…僕らは必ず「常勝将軍」になれます。その時の下準備です。僕らは株価に踊らずに…論理的な行動を実行します。
良いですか…今は難しい…所なのです。故にエーザイに期待を掛けましたが…敢え無く討ち死にを喫しました。
この意味は八角理事長や北の富士の意見が、まだ…大勢を占めているのです。挑戦する「闘争心」は、日本人が欠けていることです。だから稀勢の里を観ると分かります。ですが稀勢の里は、許すのに…闘争心を燃やして不可能とも思える復活優勝を遂げた白鵬は、どちらかと言えば…カタルのように評価する声は少なく…一般的にはオリンピックの開催を止めろ! 無観客にしろ!と言うネガティブな精神論が一般的な基準です。
カタルはロンドン(イギリス)の政策の価値観が、正しいと思う派閥です。
死者数や入院者数で決めるべきで…悪戯に悲観論を煽るべきではないと思っています。しかし現実はチャレンジを認める相場にならず…エーザイは下がっています。そうして日産を救ったゴーンは、地検に逮捕されるのです。何も…外国人だけではなく、組織論を覆そうとしたリクルートの江副さん、ライブドアの堀江さんなど…の日本人もやり玉に挙がりました。
分かりますか?
日本は難しい国です。今、この精神論の基準は揺れ動き…様々な意見があります。東芝を観ると分かります。どの道を選択するかは…日本人、自らは決断をして…悪戯に時間闘争の成田闘争などせずに…新しい時代に向かって旅立たねばなりません。天王山と言うか…峠と言うか…関門に、今、我々は立っている訳です。
あとは個人、個人が自分の「信じる道」を歩めば、それで良いのでしょう。日経平均株価は、また28000円を割れています。本当は、日銀の黒田さんは、完全に効果が生まれるまで…M2の伸び率を落とさずに…政策支援を止めるべきではありません。しかし…日本は難しい国です。どうなりますか。