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米国の「利上げの読み」が盛んになって来ました。4回以上との意見も聞かれるほどです。当初は2回から3回だったのに…今では4回が、一般的な解説になっています。

ナスダックの日足推移

その分、ハイテク株の「売り圧力」が増します。だから…ナスダックのチャートは「下降波動」に見えます。ですが今は正念場なのでしょう。故に昨晩の値動きは「攻防」が見られたのでしょう。下値を買う動きもあります。こんな意見です。


アーク・イノベーションETF の空売り比率の推移

ハイテク株で強気の「アーク・イノベーションETF」(ティッカー、ARKK)は、発行済み口数に対する空売りの比率が6.86%と、同ETFで過去最高の6.89%まであとわずかの水準に跳ね上がったと報道されています。

面白いでしょう。市場には様々な読みが混雑して…未来図を予想しているのです。このような読みが、完璧に予測できるなら…株式投資は楽です。果たして、どれが正解でしょう。

基本的に昨年はインフレが進んでいるのにもかかわらず、パウエル議長をはじめイエレン財務長官は「一過性の物価上昇」との認識で、雇用の改善を優先しました。その結果、失業率は3.9%になりました。失われた雇用を全部を回復することは出来ていません。この遅れた判断ミスが、これから…どう影響するか?

この背景はコロナで価値観などが変わった影響もあるのでしょう。この所は…よりいい好条件を探す積極的な失業も見られるようです。人件費は上昇を続けています。

故に、今の「選択肢」は迷います。ハイテク株の押し目を拾うか…、それとも更なる利上げに賭けて「バリュー株」の選択をするか? 

カタルはどちらも買っています。本日は担保の余裕が生まれましたから、「野村証券」(8604)を再び520円で5000株買い増して、元の5万株に戻しました。一方、ソフトバンクも5400円で500株を追加で買いました。

上海輸出のコンテナ運賃指数の推移

船株の買い増しは…迷っています。あまり担保がないためです。でも今の株価なら、買ってみたいなぁ~。川船は200円安の7660円です。どうしてか分かりませんが…中国のコンテナ船の運賃は、再び…上がり始めています。春節と関係があるのかどうか…。サイトは此方です。やはり…第3四半期の決算数字では「大幅に上方修正」されるのでしょう。

まぁ、この時期の決算は、今まで慎重に見ていた経営側は10‐12月期の数字を見て、尚且つ、1月の現状も分かる為に、あと2か月弱の変化ですから、多くの経営者が「通期の数字」を「増額修正」します。船株に限ったことではなく…全体の話です。

特に船株は「配当性向」に余裕があります。理由はこれまで非常に悪かったのに…誰もが経験をしたことがない大儲けで…大盤振る舞いになりやすいのです。商船三井などはTOBを連発して…子会社(関連会社?)を内部に取り込みました。日本郵船も同じ背景です。昨日、紹介した取り組みなどは、「資金にユトリ」があるから、様々なチャレンジが生まれます。

今の配当性向の予想は20~30%ですが…市場の流れは50%に向かっています。世界基準は100%近いのです。このような背景があるから、最近の「日本製鉄」(5401)も強いです。カタルがソフトバンクを継続的に買うのも、配当還元相場をイメージしているからです。何しろ、1兆円ですよ。

多くの人は、実際に株価が大きく上がらないと、この規模の自社株買いの金額が実感できないのでしょう。継続的に毎日100万株ずつのソフトバンクを買い続けるのは大変ですよ。浮動株がドンドン…枯れます。しかもソフトバンクは、前回も5000億円も自社株買いをしており、その時に浮動株は、一度、吸い上げられています。だから常に「買い増し」で、カタルは報われると思っています。

今の中国は、コロナの完全な封じ込めを実施していますが、状況は何れ変わります。カタルはあまり「共同冨裕」からの落ち込む経済を心配はしていません。日本のバカ指導者と違います。あの時(バブル崩壊後)の日本は「死者に鞭打つ」政策でした。だから金融機能が停止したのです。2003年のみずほ銀行の10万円割れは、そういう事です。

金融庁は赤字法人への貸し付けを禁じたのです。もう馬鹿政策です。興銀の「中興の祖」と呼ばれた中山素平氏は、草葉の陰で嘆いておられるでしょう。トヨタ自動車が、どうして世界一になったか? その歴史を知らないような政策運営です。あの時にトヨタを救ったから…今の日本があるのです。三井銀行の英断です。

器の狭い奴が上に行くと…末端は大変です。いちいち振り回されます。くだらない時間浪費になります。「失われた時代」と言うのは「成田闘争」の時代なのです。みんなのマインド転換を待ったのです。もっとメディアが、国民に説明をすべきだったのですが…そのメディアが追い込まれています。昨日の新聞の発行が減っている現状を観れば、予算は削られ…良い記事などを書けません。

だからフジテレビの買収に、ライブドアが立ち上がったのを邪魔しなければ…メディアは変わっていたかもしれません。まぁ過去の事を、とやかく…言っても仕方ありません。僕らは正しい知識を得て…なるべく間違わないように行動しましょう。

選択肢はたくさん見えますから…必ず日経平均株価は目先3万円を目指します。米国株もこの12日かな? CPIが発表されると…目先は「悪抜け」をするのでしょう。

何しろ、既に、4回の利上げを完全に織り込み始めています。まだ1月ですよ。株価は、通常…「半年先を読む」と言っているのに、既に年内の利上げを織り込んでいるのです。だからたぶん利上げの認識は、行き過ぎているのでしょう。

どの選択をしても…時価軸の問題だけなのでしょう。どの船に乗れば…一番近道か?

やはり迷います。カタルは船株の比率を多く配分していますが、「一本釣り」してみたい誘惑もあります。でも昨年の9月末からの下落は、強烈に心に残っています。何しろ…カタルは、あの選択ミスで4000万円も機会損失を招いたのです。一般論で対応すべきでした。そうすれば…完璧でしたね。

株式投資の難しさは、自分自身の「心との対話」です。

この気持ちのコントロールが、なかなか難しいです。やはり時間軸を長くとって…ノンビリ構えるのが一番なのでしょう。株なんか…どっちに転んでも大きな差はありません。所詮、人間は、普通の生活では、「億」単位のお金はなかなか使えません。老後資金と言っても…何億も必要ないのです。年金があるなら、せいぜい数千万もあれば…介護付きの有料老人ホームに入居できます。

子供に金を残してもロクなものになりません。教育だけすれば、それで「親の務め」を果たしたのでしょう。あとは本人の努力です。「親ガチャ」と言う言葉を使う奴は…もう負け組です。自分の人生は、自分の手で、切り拓くものでしょう。山あり谷ありの人生も、それなりに楽しいのでしょう。出来ることなら…やはり「成功」の二文字を獲得したいものです。

まぁ、互いに無理をしないように頑張りましょうね。また…明日。



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