迎春

新年、あけましておめでとうございます。

3年ぶりに新年の「一般参賀」が行われ…天皇陛下は「希望をもって、歩むことが出来る年」との報道がありました。自分の気持ち一つで…世の中は変わるのでしょう。如何に、自分が今年どう生きるか? 此処に尽きると思っております。日本人の良い所は、昨年は昨年、今年は今年…新しい年を迎え、気持ちを「新たにして」のぞむことが出来ます。

今年は日本経済にとって「名目成長」時代入りになる年だと思っております。

この意味は「前向きに行動したものが勝てる年」で…成功のパイは「実質成長」時代の先着1名様限りではなく…数多くの成功者が誕生する年です。基本的に全体相場は追い風に変化しますから…多少の間違いも許される環境でしょう。

通常、相場が1割、2割しか上がらない相場でも、名目時代は3倍、5倍に拡大します。昨年は「大阪チタン」(5726)だとか…。(最終日に逆転して「円谷フィールズホールディングス」(2767)が首位になったようですが…)まぁ、どっちにしても…冴えない年でした。

三菱UFJ(8306)の週足推移

でも昨年末の12月20日の日銀の政策変更により生まれた「三菱UFJ」(8306)の相場は天皇陛下のお言葉のような…「希望」を我々に与えてくれました。新しい時代の象徴的な現象の一つです。この意味は、単に金利上昇による収益改善から来る業績向上と言う意味合いで解説されるのでしょうが…その解釈は間違いでしょう。カタルは、この動きは冒頭に述べた実質経済成長に別れを告げて…名目成長時代に入る象徴的な現象の一つだと思っているのです。

日本製鉄(5401)の週足推移

水面下では…既に色んな現象で「時代が変遷した」ことを解説しています。「日本製鉄」(5401)の橋本社長の行動は一番、分かりやすい事例かも知れません。彼の行動を追うと…総資産経営に決別してROE経営に邁進しています。非常に大きな会社なので…株価面では、なかなか変化を見せませんが…それでも、これだけの大型株で昨年は、一貫して…「押し目買い」でした。そうして、どんなに市況が悪化しても…株価はブレていません。

カタルは機関投資家ではありませんが…このような「潮流」が理解できないようでは、運用者は失格です。自分が1000億単位のお金を運用しているなら、この価格観が出来ないと駄目で…日本製鉄は、三菱UFJと共に…ファンドの「中核」銘柄です。何れ…馬鹿でも分かるように…本格的な「株価上昇」に移行します。

このような「バリュー株投資」の背景に在るのが…何度も、お話をしている個人の現預金です。毎回、増え続けていますから…数字は変わりますが…12月19日作成の日銀の資金循環表によれば…その金額は1100兆円もあるのです。この資金は、ジワジワと…動き出しています。これが「金利裁定」機能です。この路線は絶対確実なのです。

だから株で損をしたくない人は、時間軸を辛抱して、ただジッとして…日本製鉄の株を持っているだけで…動かないことです。そうして配当を貰い続け、その配当を再投資すれば良いのです。簡単でしょう。

でもカタルは、人生は「面白おかしく」…生きるものだと思っています。

そんな事は、百も承知ですが…それでは人生は、面白くありません。カタルは守銭奴とは違います。人生は楽しく生きないと…自分に与えられた時間は、人間ですから…誰でも一緒ですが、他人より、何倍も人生を楽しみたいと思っています。カタルは非常に欲張りな人間です。まぁ、規模は小さいですが…それでも、カタルなりに「波乱万丈の人生」です。浮き沈みの激しい人生を歩んできました。晩年を迎え…そろそろ、ゆっくりしたいと思っていますが…この性格ですからね。仕方ありません。

珍しく…上手くいってない人からメールを頂きました。

カタル同様に失敗組のようです。そのような方も、読者の中には多いのでしょうが…「株価位置」の話しや「市場要因」の話を、何度もしていますから…、それは自分自身の選択です。リスクの選択を、何処に据えるか? 自分の力量配分を、どう捉えるか…の話に尽きるのでしょう。

カタルは、今年は前半は薄利多売買の手法に戻して…多少、ガードを高めようと思っていますが…この性格ですからね。また暴走をするかもしれません。でも自分らしく…今年から始まる「名目時代」の長い期間の上昇相場を、楽しもうと思っております。昨年と違いは、今年は非常に明るい年でしょう。「希望溢れる」意味を。皆さんが理解するのは少し先でしょうが…天皇陛下のお言葉のように…希望を持って、臨める年だろうと考えています。


「ナ・デックス」(7435) の週足推移

基本は「ナ・デックス」(7435)のように…株価が868円なのに、BPSが1902円、PERは7.18→7.0倍、配当利回りは4.03%と言うような…割安株の水準訂は、これからも続きます。何しろ、常識で株価を考えましょう。

通常、このように黒字で配当を続ける会社は、内部留保がドンドン…蓄積されます。だから株価が純資産以下になるのが…「おかしな現象」です。TOBの対象株です。だって…借り入れは19億円、現金は48億円もあり…時価総額は83億円です。50億円もあれば優良企業が1社、手に入ります。やはり企業経営者は保身のために、内部留保を悪戯に貯めるべきではないでしょう。

日経新聞によれば…世界の流れに逆行して、昨年の日本企業のM&Aは過去最高の4304件だそうです。世界は米国の金融引き締めでマイナス転換です。何故、カタルはリーマンショック後の金融株の下落の最中に三菱UFJを、最初は800円台から買い始め…500円前後になってからは馬鹿になって株価を買い続けたか? 

その理由は、この純資産価値1369円にあります。あれから…500円以上も純資産は増えています。当時は一株あたりの純資産812円です。これを割ったので最初に買ったのでしょう。当然の事ですが…リーマンショック前の三菱UFJの株価は1950円が高値ですから、日本の金融株の復活は、この株価を抜き…2000円以上になるのでしょう。これが常識的な考え方です。

もう一つ…何故、カタルが日経新聞批判を続けているか?

本日の本誌を観て、驚きませんでしたか? 最初は広告かな?…と思い…マンションの玄関わきのゴミ箱に新聞を捨てようとしたほどです。全面広告は珍しくありませんが、本誌を包んだ紙面の構成でした。

読者を、馬鹿にしていると思ったのはカタルだけでしょうか?カタルは広告を読むために高い新聞代金を払っている訳ではありません。でも日経新聞はスポンサー受けを狙い…高い広告料金を取る為に、読者の心情を犠牲にして、スポンサー寄りの「道」を選択したのです。これで…社内から異議が出ないのでしょうか。狂ったメディアの倫理観でしょう。カタルだけかな? この感覚は…。ルイヴィトンの広告料が、いくらか知りませんが、読者を馬鹿にしています。

東芝の奉加帳問題からの疑問が、朝日新聞にも掲載されているようです。内容は分かりませんが…あのような「アドバルーン」を掲げたのは、日経新聞ですよ。さも…決まったように報道して置いて…越年です。これが村社会論です。皆さんは、新聞の誌面の内容には観測報道なんかが、あるのを知らないと思います。先日に記事はアドバルーンです。「観測気球」を打ち上げて…世論を誘導する手法が、「空振り」をしたケースです。

株屋も…何回も何回も新聞屋に騙されると…だんだん勉強をします。そうしてその報道を疑うようになり…同様の報道を何誌も読むことになります。でも日本の場合は、だいたいが同一報道です。でも…ね。世の中は株価推測のように…様々な観た方が存在します。カタルのように「レーザーテック」(6920)は高すぎると思っている人間もいれば…業績はドンドン良くなるから…株価はまだまだ「上がる」と思っている人も居られるでしょう。

世の中は「画一化」ではなく「多様性」のある時代です。しかも色んな人の価値観が交じり合って…株価は構成されます。株式投資と言うのは、誰かがこう言ったから…こうなると言うものではありません。カタルの主張は、市場の中の一部の考え方です。

要するに…様々な意見の中から…自分は、どのような選択をするか? これが株式投資です。しかし株価が上がっても…その過程では、儲かる人も損をする人もいます。株価が上がり続けても…そうなのです。

ピッタリ株価波動まで、株価を予測するなんて「不可能」に近いのでしょう。

例えば…Jトラストにしましょうか…。カタルはミライノベースの臨時株主総会(1月中旬)まで…Jトラストの株価は騰がるかもしれないが…月末のミライノベースの最終売買に向け…やはり株価は需給バランスに押され…月末は安い可能性も視野に入れています。

でも来月のJトラストの株主総会から…株価は、大きく上がり始めると思っています。このような事前観測を披露しても…あまり意味がありません。当たらない予想などをしても、意味がないですね。それより…自分が、自分の「力量の範囲」で、株を持ち続けて…応援を出来るか、どうかでしょう。

何故、カタルが「力量」の話を、何度も、何度もしているか?

もういい加減に…カタルより賢い読者なので…理解して欲しいものです。良いですか…世の中には、様々な選択肢があります。その選択肢が、株価のように…分からないものの場合は、自分の観測が間違っても「大丈夫のように」事前対策を講じて…そのリスクに臨みます。分かりますか? リスクとリターンの関係は、自分の力量の範囲に収め、自分が采配を決めます。これが株式投資です。

今、かみさんの話では1ドルは129円台だそうです。本当かな? これが事実なら…三菱UFJは「買い気配」スタートでしょう。何故なら…日本の更なる金利高を読んでいるから日銀は追い込まれます。0.5%では「上限」に張り付くのでしょう。黒田さんは、オペに追い込まれるのでしょう。これが市場経済です。

名目時代の「始まり」を告げる新年になるかもしれません。この意味はバリュー投資の流れですから、「ナ・デックス」を買う場合は、自分の力量を超えず…先日の注意事項に気を付けて…自分の力量内におさめましょう。

さて…明日から始まる2023年の相場は、皆さんにとって…いい年になりますように。カタルも昨年は、皆さんに負けました。今年は「飛躍したい」と…希望を胸に、心新たにチャレンジを続けます。本年も変わらぬ…ご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。また…明日。



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