3点セット

有料の株式教室のお申し込みに対し…全てに返信メールを送りました。お申し込みを頂いたのに…返信メールが届かない方は、ご連絡ください。

誠に、多くのお申し込みを頂き、ありがとうございました。選考にあたり…最初は時間優先を考えていましたが、昔からの読者やこれまでの付き合いなどを考慮して選考させていただきました。それでも10年以上の多くの読者の方が、今回、御一緒できず…残念です。次回、機会があり御一緒出来れば幸いです。多くの方のご期待に応えられず…誠に申し訳ございません。

さて…サミット後は、色んな展開が考えられます。早速、リーマンショックと比較する時代観に違和感を示す報道が、ずいぶんあるようです。しかし明らかに、日本はデフレから脱出できておらず…日銀が引当金を積んだ事から察して、日銀内部には意見対立があるのでしょう。経済政策は未来への政策です。「流動性の罠」が明らかなのですから…安倍首相の意見は、国内情勢の見方では当たっていると思います。このように…政策当局が実態を認識している事は、非常に重要なパーツです。

海外情勢も、米国の弱い回復状態は、ダリオ時間観測が生まれる背景になっています。好調な欧州もイタリアなどに限ると…不良債権は一向に減りません。これらの理由は、基本的に金融規制が強い為に、経済のパイが拡大してないからでしょう。実質成長重視になっています。名目成長が伸びないと…市場経済は駄目なのです。

日本は「総資産経営」の会社が多く、全体のパイが伸びないと実態景気は復活しません。だから安倍政権は、名目成長の600兆円を目指している訳です。日立など自前主義の総資産経営では…駄目なのですね。ROEの観点で、売上高利益率の低い分野は…たとえ黒字でも切らねばなりません。効率経営のGEの株価は、アップルの値動きより良いと…日経新聞の夕刊に書かれていました。この意味は…ROE経営が確実に成長を支えているのです。一方、「スマートコミュニティー」への流れが鈍っているとも言えます。

全ての株価は…政策により決まります。カタルは基本的に…「こうあるべき論」で銘柄選別をしています。故に…政策が間違った方向に進むと…取り上げている銘柄も沈みます。日本が力強く成長するためには…何が必要か? 此処に主眼を置き、銘柄選別などを実施しています。ケネディクスが、なかなか上がらないのは…政策の勢いが、鈍い為ですね。しかしマイナス金利は確実に効いています。

でも…なかなか資金が円滑に動かない流動性の罠の状態の為に、更なる打開策が必要です。ここで消費税の延期、財政投融資、金融政策との追加策を打てば…泥沼から抜け出せるかもしれません。ただ金融機関の自己資本比率問題などが、どうしても…「足かせ」になっています。だから次期大統領候補のトランプ氏が打ち出したドットフランク法の廃止が輝くのです。

今の段階で…市場がこの新しい流れを織り込むのは無理があります。だからカタルはバイオの第二弾を選択しました。既に株価は下がり、外人投資家のアベノミクスへの期待感が大きく後退し…時間切れで見切られています。これが今年に入ってからの動きですね。米国株は戻っていますが、黒田日銀総裁は、消費者物価目標の「後ずれ」を認めながら、対策を打たない態度などが、市場に影響を与えていると思われます。日銀は基本的に、なんでも出来るのに…腰折れに見えるのです。ケネディクスの値下がりも…この辺りを観ているのでしょう。

年初に予想したのは…参議院選前の相場が高いと言うシナリオでした。安倍政権の明暗は経済情勢であり、株価だからです。株式相場が下がると言う事は、安倍さんが負けると言う事です。折角、ここまで来たのに…為替水準も、同じような動きです。まぁ理屈を語っても…実際に儲からなくては仕方がありません。

ベストの選択は…消費増税の延期、財政投資、金融緩和の3点セットです。この流れに…来年の米国の金融規制緩和が、相乗りになるベストシナリオなら…日本株は一気に38915円の奪回で「スマートコミュニティー」へ一直線です。いつも言う事ですが…「相場は相場に聞け」と言われます。あまり自説に拘らずに…市場に合わせ、売買をするのが正しいのかも知れません。今日は返信メールで疲れたので…この辺で終わりです。また明日。



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