相場の季節感

日本はある意味で恵まれているのに…村論理が横行し、折角、育った芽を摘んでしまう社会構造です。その為になかなか全体が動きませんが、徐々に変化を感じています。三菱UFJの国債入札の資格返上は、村論理に反対する立場ですからね。これは面白いですよ。2006年のライブドアの国策逮捕など…、その後のJHIや東芝、オリンパスなど…を観れば分かります。時代は変化しているのに…、なかなかトップが変化しない為に「失われた時代」が長引いています。「流動性に罠」もそうです。

しかし徐々に…変化しています。本日の日経新聞に「ダブル・スコープ」(6619)の話が載っていましたね。その背景は此方です。韓国の若者が日本で活躍する。これを外資導入で支援する日本の社会構造は、面白く…このレポートを読んだ次第です。

故に、シャープの今後が、注目されますね。日本電産が積極的に動いており、多くの人材がシャープから流出していますが、是非、ホンハイには、頑張って欲しいものです。同時に日経新聞の一面、サムソンがアップルに有機ELを供給する話が載っています。非常に面白いですね。ライバル同士なのに…関係ないのですね。これがグローバル論理か…と思い知らされた格好です。自動車部品の多くは、全て系列です。日本は三菱、住友など…村論理で小さな土壌で権力争いをしていますが、このような事例を見ると、如何に時代に遅れているのか…と思います。スマートコミュニティーへ向け、時間をどうやって、早めるか?

同時に「キャノントッキ」の事例を見ると…下積み時間を支える支援も必要です。ようやく有機ELの製造装置は、華が開いています。大企業は兎も角、時間の概念が欠けている様に感じています。所謂、「大企業病」と言うものです。さて新聞を読んでの雑感は、この程度にして…もう下値の心配はないように感じています。おそらく木曜日が最安値かも知れませんね。通常はこの木曜日から2週間後ですから、今月一杯、注視して置けば大丈夫でしょう。

それにしても、今年は年初から下がり、多くの投資家は損をしていると思います。でも政策次第ですからね。日経新聞を読むと、「日銀の限界説」がいろいろ書かれていますが、そんな事はありませんね。日銀は…ラストリゾートなのです。なんでも可能なのです。問題は指揮官の「度量」だけの話。人間の器の問題ですね。今は、まさに「江戸城」明け渡し交渉をしている様なものでしょう。無血開城に向け、官軍と幕府の交渉模様の有様です。

村論理(江戸城)を明け渡し、グローバル(官軍)を容認する段階ですね。三菱UFJの国債離れと言い、12日の日経新聞一面のIAS(国際会計基準)採用企業が140社へと言う記事ですね。このIAS採用は、M&Aが加速する条件の一つです。日本株が騰がる条件の一つです。いい加減な経営をしている村論理の経営者は、まもなく一掃されます。米国はROEが15%なのに…日本は8%目標と言う有様ですからね。その反面、企業の現預金残は空前の水準で、261兆円も貯めこんでいます。時価総額より現預金残が多い企業が存在するなんて…おかしな現象です。ノーリツ鋼機(7744)などは代表事例です。注目されるかもしれません。

カタルは何処かで…企業の現預金残の動きが、一気に活性化すると思っています。膨大な設備投資需要が発生するのです。場合によれば…この秋の財政出動の目玉とされる「IoT戦略」(ドイツのインダストリー4.0)が、起爆剤になるかもしれません。石油化学などは…これまでケチケチ戦略で、急場しのぎ改修ばかりを続け、時代遅れの非効率工場です。日本中が、この有様です。下水道などのインフラだけではありません。道路もそうですね。まもなく始まります。カタルが日経平均株価10万円説を述べているのは、何処かで起爆し…一気に加速すると思っています。日本人特有の画一化教育が、今までは弊害になっていましたが、今度は、活きると思っているのです。もう…直ぐですからね。心配は要りません。「産みの苦しみ」と言う訳です。

さて本日は…まもなく始まる金融相場の「相場の季節感」の話をします。来週、有料会員向けレポートを書く予定ですが、その補足を思って下さい。基本的に、株は金利に連動して動きます。金利が全てのコストの源だからです。しかし金融デリバティブが発展しており、嘗てより金利の重要性が薄れています。だから、なかなか効かないのです。日本に、一番欠けているのは、「馬鹿をやれる」環境を作ることです。ライブドアのケースは、不幸でしたね。トップの政治判断でしょうが、馬鹿が上に居る為に、国民が疲弊しています。馬鹿を奨励し、多少の失敗は容認し、みんなが浮かれる状態を創らねばなりません。そうすれば、一気にスマートコミュニティーへ飛躍できます。既に技術的な開花は始まっています。

この秋に予定されるIoT戦略の財政出動が、どんな形になるか…。まだハッキリ見えませんが、おそらくドイツの「インダストリー4.0」がモデルになるのでしょう。例えば、大震災や、熊本地震で、トヨタの生産がストップしました。こんなバカな…この時代で、地政学的リスクを考慮しない経営戦略があるのか? トヨタの怠慢ですね。しかしIoTを使えば…直ぐに生産ラインを変え物流を手配できます。やるかどうかなのです。トップの判断ミスですね。

昔は財政出動と言えば…、経済効率が落ちていた建設需要でした。しかし既に日本の社会基盤は確立されています。90年代の無駄な財政出動が…国の借金を大きく膨らましましたが…あの時代は、まだスマートコミュニティーの技術開花がなかったのです。あったのですが…コストとパフォーマンスが合いませんでした。でも光ファイバー網の構築などはマズマズだったのです。

カタルが求めるのは、アジア地域を含んだ開発ですね。準天頂型衛星の計画前倒しで、日本だけでなくアジア地域、特にアセアンなどと共同で利用するのです。本当はキャッシュレス社会の構築が一番です。どうしても現実的な話になりますね。

小野薬品の週足推移

小野薬品の週足推移

ゴメン、今は相場の基礎の話でした。基礎が出来てないと…応用が効きません。今は「逆業績相場」から「金融相場」への端境期と、カタルは述べています。相場の季節感が、冬から春に移行する形です。しかし、この時期の相場は非常に不安定で、疑心に満ちています。実際の数字が落ち始めているからです。見えない恐怖程…怖いものはありません。その為に、確実に需要がある食品や薬品などのディフェンシブストックと言う業種が、相場のスターの座を射止めます。小野薬品のチャートを観ると分かりますね。

現在、株価は短期調整中だろうと思っていますが、終わっているかもしれません。終わると言う言い方は、間違っていますね。少し休むのです。理想買いから、現実買いに向かう最中です。株価が業績に先行して動いた為に…業績が追い付いて来るのを待つのですね。この銘柄は本物です。偽物ではありません。確実に…企業業績は、株価に見合う水準まで上昇します。だから下がったら買えば良いのです。でも株の一番の見所は、金融相場であり、理想買いの段階なのですね。業績相場は現実買いですから面白くないのです。

株が面白いのは…偽物か、本物か?…を問われて、人気になっている場面です。仕手化するのは、その時です。現在の「モブキャスト」(3664)は、この段階です。触手が動き…カタルも研究しました。ただ四季報ほど期待値は高くないようです。カタルはゲームより、SNSに注目したのですが、会社説明会でも言及されておらず、あまり力を入れてない様子。VRがらみでもあり…マズマズの器でしょう。

ただ非常に危ないですね。利益余剰金がマイナスなので…当面は内容面で浮上しません。せいぜい…人気になっても短期的な器です。でも目先筋の博打には、お薦めです。ただ非常に…大きくはなりません。ベンチャリのケースを観ると分かりますね。あくまでの一時的な人気銘柄で偽物でしょう。

理想買いと現実買い、金融相場と業績相場ですね。カタルがレポートで話題にしているトヨタは加工産業で、業績相場の銘柄です。故に、相場はなかなか本格的に上昇を迎えません。当面、下値のボックス圏をウロウロするだけですからね。他の自動車も同じですよ。基本的に…駄目です。一方、三菱UFJは、金融相場銘柄です。ただ現在は体制転換も出来ていないし…金融規制もきつく、来年の米国新大統領の政策次第です。もし金融規制が解除されれば…今は1000億円単位の自社株買いですが、間違いなく5000億単位程度の自社株買いを実施します。その方が効率は良いのです。

更に、今はまだデフレ社会構造の色彩が強いのですが…間もなく「実質から名目」の世界に日本も変化します。確実に日銀の緩和姿勢は効いているのです。すんなり条件が揃えば…一気に4桁から、ひょっとすれば…過去最高株価4350円を抜く可能性も存在します。カタルが考える理想形のシナリオですね。日経平均株価10万円説です。

さて時間もスペースもありません。この話を理解するのは、基礎的な解説が何度も必要だと思われます。また次の機会に述べることもあるのでしょう。ただトヨタと三菱UFJの日足推移を比べてみて下さいね。季節感の違いが表れています。良いですが…このようなレポートは鵜呑みにせず、それをヒントに自分で研究しなくてはなりません。

そうすると…日経新聞が何故、「ダブル・スコープ」を、この時期に取り上げるのか? 記者の意図が見えると言うものです。奇妙ですね。ソニーと並ぶ器かな?



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