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「メール」を頂いた、なかに…

「いつも楽しみに拝見させて頂いております。さてアメリカの金曜日の市場終了後に第二次世界大戦後初めてアメリカの長期ソブリン格付けがトリプルAから一つ格下げされてしまいました。週明けの相場への影響度合はどの程度インパクトあるのでしょうか? 間違いなくドルは売られそうですので日本市場もお付き合いするのでしょうね。株価も出戻ってきたタイミング良すぎるなぁとなかなか強気になれないでおります。」

他には…

「いつもいつも有難うございます。今日のIRNET記事の「株は難しいですね、8月と今回のトランプ関税の2つの暴落でやられてしまいました。資金が少ないので、常に信用目一杯で行っているのでこたえました。」という方とほぼ同じことをしてしまって、カタルさんの「無理せずゆっくりやりましょう」という言葉が身に沁みます。あまり動けませんが、カタルさんの記事はとても楽しんで読ませていただいています。有難うございました。」と言うものもありました。

今の「市場心理」を良く表しています。だからこそ…指数を中心に株価が連騰しており、それを試すために、わざわざ…米格付け会社ムーディーズ・レーティングスは16日夕方、米国の信用格付けを最上位の「Aaa(トリプルA相当)」から「Aa1(ダブルAクラス)」に1段階引き下げたと発表した。ライバル会社に続いて格下げに踏み切ったムーディーズは、財政赤字が縮小する兆しがほとんど見られないことについて、歴代の米政権と議会に責任があるとした。…となっているのです。

3国の米国債の保有推移

だからこんな報道もあり…更にカタルが述べているドルの基軸通貨問題である此方の考え方も出てきます。

何故、こんな理屈が、理解できないのでしょう。

カタルは以前、此方の映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』を紹介しました。皆さんは、ちゃんと…観ましたか? この中で主人公が、「格付け会社」を訪問する場面があります。そもそも…「格付け会社」なんか「いい加減」な所なのです。

米国が創った「集金マシーン」のシステムの一つに過ぎません。最後は、他人に頼るのではなく…自分で「自分を管理」するのです。「自己責任」とは…そういう事です。だから最初は100株でも…良いのです。

何故、皆さんは常識的な「考えかた」より…「世情」。つまり…世間に流れる風である「ムード」に流されるのでしょう。「エルメス」のバックの定価でも「異常な価格」ですが、それでも正貨を出して…店に訪れても「買えない現実」があるから、人間は、「欲」で…他人が、持ってないものを「欲しがる」のです。

つまり…いつも人間の価値観は「他人との比較」です。自分が、他人より優位に立っていると思うから「優越感」に浸れるのです。逆説的な表現ですが「隣の芝生は青く見える」とも言います。日本人は、特に小さい頃から「画一化教育」を受けており、集団行動を好みます。

サラリーマンの昼食を観ると分かります。その多くは…仲間とつるんで、一緒に近くの食堂に向かい、誰かが「俺、かつ丼」と言えば、「じゃ、俺も」…と連鎖します。これが良い事例でもあります。

どの企業も同じですよ。カタルは「ソニーが日本で一番」で先進的な会社だと思って…「IRNET」の会社を興すために、最初に訪問したら、当時の広報部長は「他社はどうですか?」と…聞くのです。これは本当の話です。

こっちは日本で、一番、先進的な会社だから「最初に」訪問したのです。そのソニーが、この「体たらく」です。日本人と言うのは「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と言う「集団行動」を好む…人種なのです。だから一斉に…総還元性向が上がり、「自社株買い」のラッシュです。これが「時代の風」です。

「フジ・メディア・ホールディングス」(4676)の 月足

もともと…安倍元首相が「スチュワードシップコード」を導入した時に、決まっていたのです。ところが…「フジ・メディア・ホールディングス」(4676)の事件は、昨年から今年に発生しました。呆れる…「成田時間」を、カタル達は待たされました。

「野村証券」(8604) の月足推移

何故、カタルが「野村証券」(8604)だけでも「構わない」と…述べているか? 同じことなのですね。チャートは正直です。

「コーポレートガバナンス」の確立は「証券株」の上昇となるのです。世界で通用する「ルール」だからです。日本の「村社会論を」貫こうとするから、カタルは「政策」に噛みつきました。散々、30年以上も…待ち続けました。

この根底にある…考え方が「歪んでいる」から「村社会論」を批判しています。でも「良い面」も…あるのです。それは認めます。

しかしカタルのように年収が120万円の世界も、1億円以上の世界も経験をして…税務署から追われる奴も、珍しい…のですが、更に、「挙句の果て」に弁護士から「破産宣告をしなさい」と言われるのです。まるっきり…「狂った世界」です。カタルが「返せる」と言っても、駄目なのです。

色んな…経験をすると、早く「自分自身が変わった」方が…良いのですよ。それを「時代の責任」にするのは…間違っています。でもカタルは「空売り」をせずに…「武士は食わねど、高楊枝」の極貧生活でした。「器用」な…人間では、ないのです。その為に、今でも…こんな生活です。もっと出来る奴なら…今頃は「別の生活」です。

このまま…「あちら側」に憧れて「死んでいく」のかもしれません。それでも…最後まで抵抗を続けます。だから、今の時代が「ようやく…やって来た名目経済」なのです。皆さんの多くは「コメの価格」が、どうのこうの…と言いますが、百姓は、ずっと…「赤字」のような経営を余儀なくされています。だから、それを継ぐ人は、居ません。

基本は「儲からない」から衰退をするのです。

日本の農業政策の「根本的」な…問題でしょう。他国は「儲かるから」続けているのに…日本は、世界基準に「負けている」政策なのです。このままでは…「車の世界」も、なんでも…同じです。嘗て…日本は半導体大国だったのです。でも…政策が狂っているから、こんな…状態になっています。車も今が「瀬戸際」なのです。

市場株価を観て…「政策」を変えないとなりません。「市場原理主義」です。「自分達が正しい」…と「ごり押し」をするから、最終的には、国民がその「ツケ」を払います。原発の補償問題を観ると分かりますよ。国家の責任を、国民の付け替えたのです。「消費税を引き下げろ?」こんな売国奴の連中は、みんな…「選挙」で落とさねばなりません。株価が「歪んでいる」現状が、狂っているのです。

「日本空港ビルディング」の株を、海外投資家が買った時に…政治家は、その行動を問題視して「規制」を掛けました。でも今頃…その裏話が、明らかになります。あの時の幹事長の息子かな? 基本的に「目に見えませんが」どの国も同じですが…そこで「甘い汁を吸う」輩が、必ず、います。だから「スチュワードシップ」から「コーポレートガバナンス」なのです。

それを…なんで「セブン&アイHD」(3382)が、「安全保障」問題に絡むのか…サッパリポンです。災害の時に必要なら「別の法案」を準備すれば…良いのです。基本は、世界から「お金が入る」国が、正しいのでしょう。それを「東芝」は…「ゴネ」ました。不自然な「成田時間」でした。最後は「奉加帳」まで…回したのです。今は「日産」です。カタルが間違っているなら…教えてください。

市場原理主義のカタルは、明日を「夢見て」…疲れ始めています。

「擦り減った靴の底には、泥や石が挟まったまま…私は生涯、この靴で歩いて行く…それでもあなたと言う光が、明日を照らしてくれたから、毎日、夢を見て、毎日、目が覚めて 夢と現実の狭間でぶら下がって、足をうかせたまんま 風が吹けば 吹かれた方へ流されて がむしゃらに走った汗を ただの塩にしてきた人生も」

やはり心に響く…歌詞ですね。今日は…Uru 『振り子』バージョンです。また明日。



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