かたる:今年の米連邦準備制度理事会(FRB)のストレステストの第2弾である包括的資本分析(CCAR)が発表され、ドイツ銀行の米国部門が不合格で…ゴールドマンサックスとモルガンスタンレーは資本還元が、これまで通りの「据え置き」になったと言います。他6社の資本還元計画も抑制されるとか…。
それでもストレステスト前にアナリストが予想していた1700億ドルに達する可能性があるとの事です。因みに過去1年間の還元額は300億ドルを上回る程度だった事から見て…相当な額になります。このCCARの結果、アメックスなども還元抑制の命令を受けたと言います。
実はこの話は、カタルが事前予想している金融規制が強すぎるから、なかなか景気回復が力強くならず、インフレに移行しないとのシナリオに合致します。中央銀行のテーパリングから…利上げなどのタイムスケジュールに、整合性が見られるニュースです。最近の資源価格の動き、特に原油価格が73ドルになっている背景も整合性が感じられます。如いては、心配していたオーバーキルの「ダリオ時間」は消えることになります。この観測が正しいなら…米国金利は、再び3%を超えるのでしょう。
この発想の理解は、読者には難しいかな? この所、良く述べている「市場の整合性」とは、世の中で起こっている現象と、株価の間に隠された「見えない糸」を探る話です。この辺りの繋がりが分かると…株価が騰がる前に、事前に上がる銘柄が分かるようになります。カタルは銘柄の選別で大切なことは「時代性」だと述べています。これから上がる銘柄を「時代の流れ」が選ぶのです。その時代の流れのスピードと、株価の関係の時間のタイムラグが、なかなか掴めないのです。(カタルの現在の課題)
時代の読みが甘かったのが「流動性の罠」の存在です。通常、カタルのようなバブル男は、政策の発動と共に直ぐに反応して動きます。しかし…長引く政策への不信感など…色んな要素が加味され、なかなか名目時代に移行できませんでした。
ようやく、徐々に名目時代へ移行していますが、まだ十分ではないのです。ケネディクスの株価を見れば分かります。まぁ、ケネディクスの宮島さんは「羹に懲りて膾を吹く」馬鹿をやりました。だから、いちごとHDとROEで差が付いている訳です。
しかしようやく…ケネディクスも内部留保が、充分に積み上がったのが、一昨年末から昨年始めです。だから宮島さんはCREとの資本提携をしたのです。ほぼ同時期に横浜の開発にも着手しています。このタイミングで…エリオットは株式を買いました。流石、一流のヘッジファンドです。カタルとは、大違いです。
なにも宮島さんだけでなく…日本中が「流動性の罠」に陥っていました。安川やファナックの消化できない受注、部品の遅延など…誰もが本格的な景気回復に「二の足」を踏んでいます。カタルは述べています。名目時代は、株が基本的に下がらないのです。前のピーク(高値)で、調整波動が止まるのが通常の形です。
例えばSUMCOを使って、説明しましょうか…エリオットの株価波動論が正しいなら、この分析も様々で色んな見方があります。例えばこの株価波動の読みが正しいとすれば…前の第一波の株価の高値(2015/3)の2458円で、今回の調整は止まっても不思議ではありませんでした。しかし既にそれ以上に押されています。
次の壁は第二株価波動の第一波の高値の2043円(2017/5)です。だからまだSUMCOは底を打ったかどうかは分かりません。基本的に高値を取らないと…底値(下値)は確認できません。テクニカルはいつもそうです。
しかし実質時代は、前の安値も割り続けるのです。だから日経平均株価が長い失われた時代を通じて、38915円から7000円割れの6994円まで下がり続けたのです。
これは、株や土地を下げる政策だから…仕方がありません。その為に利幅が薄いマーチまでタイへ生産移転をして、雇用が奪われました。空洞化現象です。みんな、中国に生産を移転しました。アークが良い事例です。しかし…中国でもモノにならず撤退をしましたね。
でも日銀の異次元緩和のおかげで、土地が上がり続け…株も上がり続け…ようやく名目時代に移行し始めています。実質時代の象徴はサービス残業に過労死で…東芝の粉飾や、データの改ざんなど…です。何も財務省だけでなく、日本中が無理をしたのです。多くの人が正社員に成れず…契約社員です。実質経済の弊害は、前からカタルは述べ続けて来ました。金融庁批判などを…してきました。
でも名目時代は、みんなが幸せになれ…多少の失敗も許されます。社会が寛容になるのです。本来なら理研のデータねつ造で、叩かれた小保方さんなど…あそこまで追及をしないものです。社会が、メディアが叩くから…未来に希望が感じられず、自殺者が大量に生まれました。今回の森友問題もそうです。近畿財務局、財務省でも自殺者が生まれたとか…。
実質時代は、自殺者を多く生みました。宮澤喜一や三重野などは、カタルに言わせれば…犯罪者です。メディアも同じです。カタルは歩合セールスで真剣に「失われ時代」を生きてきました。まさにサラ金地獄です。挙句に良くなれば…税金を払うために、サラ金から借金をしたのです。800万円だったかな? 真剣に生きてこなかった人間には…この悔しさは分かりません。
昨日、サッカーの試合を見ていて…アナウンサーは「引き分け」を、何度、連呼した事か…。勝ちに行かなくても良いような解説でした。あの放送を見て、今の日本の体温が分かります。向上心のない人間が蔓延しているのでしょう。人間は常にチャレンジをするのです。ソフトバンクの孫さんのように…テスラのイーロン・マスクのように…その行動を応援するのが名目時代です。出来もしない…と冷ややかに見ている人間が、実質時代の日本人根性です。
呆れて物が言えません。人間は未来に夢を感じ…その夢の為に邁進する生き方をすべきでしょう。「転ばぬ先の杖」など必要ありません。転ぶことを前提にして前を向いて生きるのです。カタルは、だから実質時代も買いだけしか…して来ませんでした。相場が下がると思っていても…何か、上がる株はないか? …と探してチャレンジしています。今回は東邦チタンやNPCで失敗しましたが…常に可能性を追い求めて…生きて行きたいと考えています。
カタルがサラリーマンを辞めたのは…親父がガンに侵され、死んでいく姿を見た時に、地方の証券会社の役員なんてつまらない人生だと思いました。だから資格が取れた営業生活10年を経て、直ぐに会社を辞めて、東京に上京したのです。しかも和光証券の常務から「カタル君、いきなり歩合は大変だよ。一旦、社員として採用するから…社員にならないか」と言う誘いを断って、厳しい歩合生活の道を選びました。
その後…株価が暴落して食えないカタルを見て、前の証券会社の社長が、わざわざ上司であった部長を、東京まで来させて、良い条件で再び採用するから…と社長が言っているから社員として復職をしないか?…と誘われたのです。でもカタルは、その誘いも断り…真剣な勝負を挑んできました。でも駄目でした。実質時代には、所詮は敵いません。
ようやく…生まれた名目時代、実に30年ですよ。30年間も待ったのです。こんな体たらくの相場で終わる訳がありません。ようやく新しい時代が胎動したのです。これからが本番です。
馬鹿は、高値になったソニーを批判します。こんな高値で買えるものか? でも嘗てのソニーは、1万円台の株価が当たり前だったのです。何しろソニーは、好調なトヨタが3%も賃上げをしないのに…5%もの賃上げを実施したのです。この動きを市場が評価しない筈がありません。
企業は人で成り立ちます。人材が全てなのです。
安川は追加で自社株買いだとか…。東芝は過剰な株主資本を返却すると言います。明らかに…経営者が変化しています。世の中を観察すれば…もう上がる銘柄は、事前に決まっているのです。ようやく…少し光明が見えてきたのかもしれません。
カタルは、追証懸念が薄れたので…昨日645円で売ったケネディクスを本日675円で買い戻しました。30円も損をして買い戻したのです。トホホ…「馬鹿は、死ななきゃ、治らない。」はやい名目時代の確立が求められます。
頑張れ!カタル銘柄。この30年間の鬱憤を晴らすのは、これからが本番です。昨日、会員と共に1000円で買った株を…本日も、寄り値で買い増ししました。常に…前を向いて「ラッセル」じゃい。カタルの人生にあるのは成功か…失敗だけです。引き分けはありません。歌舞伎役者のように…見栄を切るのが、男の人生。