かたる:やはり…日銀のETF買いの効果は「絶大」…との印象を抱いています。本来、この日銀保有分は名目経済の支持者が増えなければならない部分でしょう。
日本人は学校教育において…集団教育を強要され、イエスマンのロボット教育を施されてきました。故に、良く言えば…従順なのでしょうが、悪く言えば…自分で、ものを考えない馬鹿を育ててきました。「赤信号、みんなで渡れば恐くない」と言う集団化教育です。たぶん…村単位の江戸時代から続く概念でしょう。
何故、ETF買いの効果が大きいと感じるかと言えば…今回の急騰劇です。
9月12日、9月13日が底値になり、株価が反転しましたが…日経平均株価を見て下さい。9月初めの連続安から、SQに絡み「ショートカバー」と思われる先物相場先導で…株価は大きく上昇しています。13日216円、14日273円、18日325円、そうして昨日の19日は251円の日経平均株価の上昇です。この4日間で1000円を超える株価上昇です。噂によれば…23500円のプットの「買戻し」だそうです。
(僅かな仕掛けで、日本株をコントロールしようとする輩です。でも最近、バンガードなど大手ヘッジファンドのバイサイドの力が強くなっておりETFの影響力が増しています。この事は、のちのち非常に重要なファクターになりますから、各自が、自分で考えておく必要があります。今は…指摘だけに留めます。)
外人投資家は今年に入り…8兆円規模を超す日本株の売り越しだと言う記事を観ました。たぶん先物を合わせた金額なのでしょう。このような状況で…デフレの関門である22750円ラインを維持したことは大きな事なのです。
ここでは…地価が反転した意味を、「再確認」せねばならないのでしょう。ようやく…数字上も、名目経済に入ってきたのです。
本日は三菱UFJが戻って来ました。720円台に復帰しました。あの時、カタルは此処が底値だろうと思い、馬鹿になって買いましたが…あえなく撃沈されし投げさせられました。この感覚が、あの時は通用しませんでした。でも…これからはどうでしょう。米国の長期金利は…再び上昇を始めています。
まだ今年を振り返るのは早いのですが、考えてみると…今年は散々の結果です。上がると思って買った株の大半は、思うように伸びず…どちらかと言えば挫折しています。やはり債券のフラット化、所謂、逆金融相場の影響なのでしょうか?
ただ市場原理では、金利の上昇で必要コストを上げて、非効率な会社を淘汰するのが…市場原理の仕組みです。故にROEの高い会社の株価が、市場人気になります。利益率の低い会社などは自然淘汰され…後進国に道を譲る産業でしょう。新日鐵住金の「鉄は国家なり」と言う言葉は、遠き過去のものです。
トヨタも…車の生産だけでは経営概念が間違っています。何故、日産がグーグルと組むのか? どちらが合理的な考え方なのでしょう。何でも…自前主義が正しい訳ではないのでしょう。
世界はグローバル化しており、企業は国境を越え提携しています。既に1兆ドル規模の企業が登場している訳です。ただ最近はフェイスブックなどへのSNS規制が、この動きを阻害し始めています。中国を考えると分かりやすいですね。言論規制は厳格です。多くの政権はコントロールできない分野を嫌がります。EUの概念は、概ね…良識的な水準のように見えますが、社会ルールは、時代とともに創られるのでしょう。
まだ株価の揺れは続くのでしょう。何しろ、此処での急騰劇は指数を利用した動きです。実際の株価の変化は、金曜日かな? ここでは東邦チタン、三菱UFJに続き、負け組の古河電工、SUMCOの株価の動きが注目されます。敢えて…弱のい株価動きの株価動向に注目しています。
買うのは…強い株にしましょう。東邦チタンが、最も強い動きをしています。既に、前の二つの山を越えています。本日、719円を超えた三菱UFJもマズマズです。
ただ東芝もそうですが…此処に来て、日経新聞は半導体を叩いていますが、株価は逆に打たれ強くなっています。このような動きになってくれば…しめたものです。もっと叩けば良いのです。この感覚は基本ですから、皆さんは、確り…自分のものにしておくべきです。
良いことをガンガンとメディアが流しても、株価がドンドン下がるのは、弱い状態で空売りです。今年初めの半導体株を想い出しましょう。逆に、今のように市況が大きく下げていると報道されても…株価が下がらなくなれば、逆襲の展開になります。調整が終盤を迎え…転換期と言う見方が浮上します。
自分の気持ち(感情)に逆らって、行動しないと…儲からないのが株式相場です。ほら…「人の行く、裏に道あり、花の山」と言います。株式は、少数派の論理です。ただ…カタルのように進化論や、名目時代など…。あまり早くに取り上げても…呆れる時間を我慢しないとなりません。バフェットの感覚を、常人(普通の人)は理解できません。
採り上げる順番は、チャートの流れをみれば…明らかです。その通りに動きますから、狙いを定めた株の観察をしていると、自分でも株価波動が、何れ…予測できるようになります。問題は、自分の行動と市場の動きが違う場合です。この時は、あまり意地を張らず、撤退を考慮して…時間を置く必要があるのでしょう。
何度も同じことを述べていますが、此処では、名目時代の確立、進化論の進展度合いなど…が、当面のテーマでしょう。三菱UFJの動きは、名目時代の確立が支えています。本当はケネディクスなのですが…。需給バランスが問題なのでしょう。三菱UFJも同じことが言えます。
進化論では、古河電工やSUMCOを採り上げています。個別に東邦チタンと言うイメージです。本日は、先ほど最も弱いSUMCOの1640円割れを500株だけ買ってみました。
でも他の銘柄も、あまり下げなければ…上を買う事になります。カタルは、いつも未来の相場を先行して説明しています。あとは企業経営者の資質、需給バランスを決めるヘッジファンドなどの仕掛け筋の動向が、未来の株価を決めるわけです。故に、細かいくだらない質問はやめて下さいね。
プロでも…何故、株価が下がったの?…と聞きに来る馬鹿が居ます。そんな事は実際に売っている奴の気持ちを、聞かなくては分かりません。そんなくだらないことを、いちいち詮索する事はやめましょう。もっと経済論を語るとか…貿易戦争がインフレ率を、どの程度…高めるか? 故に米国の長期金利が上昇すると、その結果、これからどうなるか?
そんな推測の方が面白いし…楽しいよ。誰が売ったから、株価が下がっただの…くだらない邪推をしても、しょうがないのです。未来図は、新聞やニュースに登場する事象の流れが、時代を作っており、その流れを汲む銘柄が上がるのは「自明の理」なのです。
故にカタルは、いつも上がる株は、既に決まっていると述べています。問題は…時間だけの話なのです。この読みは難しいから…チャート論が好まれます。
さて本日は此処でお終いです。IRNETでは今週一杯、有料の株式教室の会員を募集しております。詳しくは、日曜日のレポートをご覧ください。此方です。