表現の仕方

株式投資をするとメディアの表現の仕方が「ネガティブ」だと言う事が分かります。この清貧思想と言うか…このような表現の仕方は、一体、いつからこうなったのでしょう。バブル期の表現は、こんな言葉の選び方をしなかった筈です。

例えば…昨日の日経新聞の夕刊には「ウーバー、赤字3100億円(1~3月最終ライドシェア苦戦)」と見出しを打っています。この見出しを読んだ読者の心理は、どう働くでしょう。

でも…かたるは昨日『配車サービス大手のウーバー・テクノロジーズの1月から3月期の決算は29億3,600万ドルの最終赤字となりました。主力の配車サービス事業は2.2%、料理の宅配サービスウーバー・イーツは52.8%の増収となりました。巨額の赤字だったものの、コスロシャヒCEOが「配車サービスの利用数は4月中旬に底を打ち、持ち直しの動きを見せている」と明らかにした』…と「今日の市況」で綴りました。

ウーバー(UBER)の日足推移

たぶん見出しを打つとすれば…「宅配ビジネス活況52.8%の伸び」と書くでしょう。同じ情報で、記者が違うだけで書き方が大きく異なり…読者へ与える心理が大きく変わります。この決算を受けて、実際の株価はどうなったのでしょう。昨日のウーバーは6%高の32.79ドルです。まぁ、ペイパルほど影響を与えていませんが株価は高いですね。

カタルはいつも思います。これは一例ですが、このような視点で、全てのメディアが「ネガティブ思考」なのです。失われた時代の30年間は、こう言う社会構造を生んだのでしょう。これは…恐い事ですよ。日本人は、「間違った情報」を与えられ続け…過去は、太平洋戦争に突き進みました。

株式投資でも、そうですね。日本人は、自分の失敗を他人に転嫁しやすいです。今回のコロナ対応も、メディアでは政権批判が渦巻いています。

しかし…米国から見ると、結果は素晴らしい対応です。この理由は分かりませんが、BCGワクチン説や日本人の生活習慣もあるのでしょうが、どちらにしても、安倍さんが批判されるほど怠慢な訳ではありません。トランプなんかに比べれば…ずっと素晴らしい対応だと思います。

カタルは今回の会員更新期にあたり、「情報の考え方」を、皆さんに伝えています。情報と言うのは、受け手の利用の仕方なのです。その情報を受けて、自分が何を選択して、どう行動をするか? その責任は、全部…自己責任なのです。

結果論を見て、とやかく批判するのは間違っています。日本のメディアは、その論調ばかりです。しかも情報を「恣意的に」作り替えています。先ほどのウーバーの日経新聞の夕刊報道などをみると分かるでしょう。カタルは、ほぼ毎日、20年以上もこのレポートを続け、自分の書き方と相場への影響度を観てきました。やはり多少の影響はあるようです。

何故、ROE経営が正しいか? 

同じ昨日の日経夕刊の3面に「ZOOM」の買収話が報道されています。この「ZOOM」は今のコロナ禍で盛んに利用されている会議用の会話アプリの提供会社です。LINEのテレビ電話の会議版と言うか…。オンライン学習なども、そうです。

今一躍、脚光を浴びている会社ですが…情報の「漏えい」に問題があると言われ、叩かれていました。すぐにZOOMは、このように対応しています。日本だと、自前で暗号化技術などを開発するのでしょうが、それでは時間がかかり過ぎます。今、最新の技術を提供している会社を買収して利用すれば、時間が2年も3年も早くなります。分かりますか?

カタルが何故、トヨタを批判したか?

自動運転技術開発において、米国に自前で、一から構築しようとしたからです。でもグーグルなどは買収ですよ。この時間の違いです。だから本日の日経新聞の報道ように、東証の時価総額を、米国の僅かな企業が抜くのです。

カタルは「MAGA相場」と1兆ドルクラブのメンバーが、新しいグローバル時代を導くんじゃないか…との仮説を提示しています。もう国家と言う概念が消える時代になると思っています。世界の中央銀行がデジタル通貨を発行し、一気に時代の変遷が加速するとも…思っています。

ウンドウズ95が世の中に登場し…スマフォ時代になり、5G時代を迎えると、一気にIoTの世界が身近になりますよ。だから日経新聞が「保身に繋がる」ROE経営の批判記事を書くと途端に噛みついたわけです。あれは村論理の推奨です。

米国の百貨店は「倒産の嵐」です。でも高島屋は、持ちビルの商業ビルを売却するそうです。まぁ、どちらが良いのか分かりませんが、時代はめまぐるしく変化し…日本の村論理は進化を阻む抵抗勢力です。日本医師会の存在など…今回のオンライン診療の対応を見れば分かります。

この背景は、官僚が天下りをする為の組織を、維持するために生み出されたのです。証券界には、日本証券業協会、証券アナリスト協会など…沢山のぶら下がり団体があります。資格試験など…みんな、その村論理を維持する口実です。

ハッキリ言って「社会のダニ」ですよ。寄生虫です。その反動が教員の非常勤雇用など…至る所で、その「しわ寄せ」が浸透しています。どちらが良いのでしょう。でも世界は加速度的に進化しますよ。もう30年以上も「失われた時代」が続き、折角、政策転換を実施したのに、抵抗勢力が安倍政権の邪魔をして、日銀の政策効果を金融庁が邪魔をし(現在は変化しています。)、森・加計問題が生まれるのです。だからいつまでも「流動性の罠」の中にいるのです。

でも新日鉄、今は日本製鉄か…。結局、何れは「鉄は国家なり」と村論理で、時代の進行を阻んでも、このように「高炉」の閉鎖に追い込まれるのです。

成田闘争のような無駄な抵抗はせずに、進化に向かって、経営の舵を切るべきでしょう。この弊害は、メディアが間違った方向性に誘導しているからで…そもそもは教育問題なのです。最後は、やはり日本人の教育レベルの話になります。だから時間がかかるのです。でもカタルも、とうとう65歳になり、団塊の世代は物理的に70歳を超え…みんな死を迎えます。そういう時間なのです。

ようやく…本日の日経新聞のスクランブルには、「裁定売り残」のグラフが登場しました。通常、週末の金曜日で、しかも米国の雇用統計の発表を控えて、昨日の相場は「緩む」筈でした。しかし…昨日の日本株は髙かったですね。面白いでしょう。

カタルは、いつも事前に皆さんに、色んな情報を伝えています。あとは…自分がその情報をどう利用するか? その問題なのです。良いですか…赤ちゃんとは違い、もう立派な大人なのです。何故、岸恵子の「子供をやめよう」を載せたか? 

僕らは「いい加減」に自立した大人にならないとなりません。メディアの連中の資質は…呆れるレベルかな? もう学歴偏重などの…社会構造をやめて、本物を求める社会構造に変えたいものです。また明日。

さて…これから会員の方へ、随時、新しいパスワードを発行します。故に現在は、古いパスワードでは、既にサイトに入れません。この発行作業は「来週一杯」に終えます。新しいシリーズのスタートは来週の土曜日を予定しています。5月16日です。ゴメンね。遅くなって…。でもその代り、ずいぶん日々のレポートに時間を割いているつもりです。もう少し待っていて下さい。



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