千秋楽の大相撲は奇妙な展開で2015年を終えました。事実は「小説より奇なり…」と言います。現実は、予測が成り立たず、実に面白いものです。株の世界もそうですね。カタルはこの所、相場論を中心に原稿を書いています。カタルの真意を少しでも汲み取って欲しいからです。別に他意はありません。市場経済は、必要な所にお金を運び…その進化を促進させ、時代の歩みを加速させる使命を持っています。お金のあるべき位置を決める役割を担っているのです。その為に、儲かりそうな所の会社の株価を上げ、その動きを増資と言う形や、話題性から知名度を上げ、進化の側面援護をする機能を有しています。賢い自分で物を考える投資家は増えれば…日本の株式市場はより豊かになり、日本全体がやがて良くなると思っています。市場の低迷は日本の停滞、市場の躍進は日本の活躍なのです。
既に12月の米国の利上げは決定事項で、CMEの「Fed Watch」の確率予想は73.6%です。これを前提にして株式市場は、新高値を目指しています。時代の進化を促しているのです。読者から、様々な情報メールを頂き感謝しております。カタル情報の精度を上げる役割を担って頂いています。カタルが一方通行の情報発信をしているだけではなく、メールなどを通じ、相互に情報を共有する事で、IRNETの価値観が増せば嬉しい限りです。色んな情報から、カタルと言うフィルターを掛け、皆さんにエキスをお届けできれば、幸いだと思っています。カタルと言うフィルターも人間ですから、当然のことながら、エキスが濁ることもあります。しかし未来を信じ努力を続ければ、いつか、どんなメディアより高品質な情報が提供できると考えています。
年末年始の相場の形が…見えてきました。来年のスケジュールも視野に入り始め、新しい展開が一本化されつつありますね。カタルは年末年始の相場の主役として、早くからパイオニアに注目してきました。8月25日の下げより、力強く上がってきた株の一つだからですね。その背景も早くから説明しています。ノキアが8年前に81億ドルで買収した会社HEREを、ドイツの自動車メーカー連合(アウディ、ダイムラー、BMW)が31億ドルで買収したのを切っ掛けに、日本でも自走車関連銘柄が動意づきました。(この話は8月上旬に報道されています。)この一つが、このHEREと提携したパイオニアです。クラリオン、JVCKW、パイオニアの「トリオ」に、アイサンテクノロジーを加え、「カルテット」とカタルは評しています。
来年、2月にも予定される「ZMP」の上場が、市場で話題になって来ました。トヨタが、何故、自前でシステムを構築するのか? このやり方を、カタルは批判的に見ています。むしろ、ベンチャーと組むファナックのようなやり方が、時代の正しい経営方針と述べていますね。総資産経営ではなく…ROEなのです。もっとスピードを重視するのが、ベンチャーの活用です。大企業は資本力でベンチャーを支援し、時代の進化を早めるべきだとトヨタを批判しました。
昨日、読者からユビキタスの佐野社長の講演データを頂き、その中にも同じような引用がありました。時代はスピードが勝負なのです。小兵力士の日馬富士が優勝できたのもスピードです。特殊相対性理論で発表された有名な等価性の関係式に、「E=mc²」があります。スピードが早ければ…早いほど、進化が増しエネルギーが強くなります。相場の世界も同じですね。
相場の様子が見えなくなったら…一歩下がり、引いてみるのです。絵画を鑑賞する時に、視点の位置を変えることは、非常に重要です。近くで見るのではなく後ろに下がり、全体構造を見れば…見えない意図を感じることが出来るかもしれません。土曜日は日足推移でみましたが…一歩下がり、週足推移でみると全体像が見えると言うものです。その講演の中で、カタルが最も興味を持ったのが…此方の映像です。我々は、この世界の実現に向け…資金を投下すれば、何れ、豊かになれますね。投資を通じて、自らも果実を得て、尚且つ、社会貢献が出来るのです。楽しみな…事です。わずか6分ほどの映像です。此方を、ご覧になり「スマートコミュニティー」の世界を共有して下さい。それでは…また明日。