アーカイブ:2019年3月

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かたる:まるで昔の日本株相場に戻ったような展開です。NY市場が上がる時は少ししか上がらず、下がる時だけそれ以上に追随する性質の悪い現象です。まだ市場心理は「名目時代」入りをしていない現象です。名目時代の基本的な思考パターンは「上がった株は下がらない。」と言う「循環論」の現象です。その点、先駆したユビキタスは株価が崩れて居らずマズマズのようです。

でも東邦チタンなどは完全に需給バランスが崩れている為か…上がりもしないのに再び安値圏に落とされており、今の市場環境を物語っています。東芝のように戻った株は、数少ない現象なのでしょう。今期、大幅赤字でV字型株回復が見込まれる銘柄の多くも…依然、下値調べをしています。まぁ、こんな時は、ある意味で銘柄を入れ替えるチャンスなのでしょう。

元号改正は良い材料だと思いますが、やはり、消費税引き上げを控える日本株は、どうしても腰が引けるのでしょう。しかし…カタルは手厚いキャッシュレス減税が日本経済にプラスに働くと思っています。「災い転じて福となす」的な意味合いだろうと考えています。だから年末にも日本株は、新たな展開を歩むと考えています。どちらにしても今回の景気の落ち込みは小さいと考えています。

さて本日もエーザイはストップ安です。これじゃ…オンコリスもなかなか相場になりにくいのでしょう。もともと逆業績相場から金融相場へのイメージが強く背景にあります。

同時にリーマンショックからの景気回復期間は長く、一度はリセッションへの道が自然だと考えられており、イールドスプレッドの話を提示されると…途端に、簡単に株価は崩れます。NY市場はかなり戻っており、ヤレヤレの売りが出る水準です。日本株とは違います。

通常なら3月決算を控え「配当取り」の動きが出ても良いように思いますが…そうはなっていません。不思議です。ブツブツ投資は、下げる場面がないと株数が増えないので適度の下げは歓迎ですが…方向性を読み間違えると、かなり待たされイライラします。古河電工で経験済みです。

古河電工の日足推移

その古河電工も、本日は109円安の2802円です。完全に2番底の模索をしています。又、買えばいいのでしょう。カタルは買うつもりです。曲がりなりにも、一度は200日線を超えています。相場の「波動転換」と言う…いい事例を示すことが出来ると考えています。安値の2453円から3620円と1000円以上の上昇なので…、率にすると、かなりの利回りになっていました。47%の投資効率です。何も新高値を追う銘柄でなくても良いのです。

現在狙っている株も、かなりの成果を上げるものと考えていますが、どうなりますか…。基本的にこのタイミングでの投資方法は、カタルのように今期大幅赤字から回復を示す銘柄の買下がりが一つの選択肢であり、もう一つはゲリラ戦なのでしょう。まだ本格的な金融相場は難しく、もう少し時間が必要のようです。でも三菱UFJや三井住友に注目しておきましょう。

こんな全面安の局面は、ある意味で「チャンス」なのです。存在感を示すことが出来ます。個性を主張する場面です。周りが悪いから、ある意味で存在感を主張することが出来ます。需給バランスを見る絶好の機会でもあります。2010年の年初は上がる株が皆無でした。そんな中で生まれたユビキタスが、この時期に再び戻り高値を更新するのは運命を感じています。

あの時は日産マーチがタイへの生産移転を決める年でした。ある意味で「陰の際」を表す現象です。それから2年を経て日本株は立ち直り始めました。でも実際は3年かな?

その「流動性の罠」から6年目に突入した日本株は、低い失業率などを背景に賃金が上昇し始め…ようやく正常化へのステップアップです。今回は日本生命などが、賃金の上昇を引っ張り始めています。これも三井住友の自己資本比率規制クリアと同じ範疇の現象です。

地方の住宅地価格もインバンウンド需要の影響とは言え転換し…長い「失われた時代」が終演を迎えています。白鵬は全勝優勝して、自分は平成に育てて貰ったと言っていましたが、カタルにとって、平成は悪夢の時代でした。ようやく…その平成の世が終ります。だから気持ちも、新たに…頑張ろうと思っています。ここから数年がビックチャンスを迎えます。

長かった失われた時代は、焼き畑農業のようなものです。日本の村論理が崩壊し、新たなグローバル論理の導入なのでしょう。その意味で東芝の相場はやはり注目されます。M&Aの嵐が起っても良いと考えています。

もう少し買おうかな? 先ほど380円を買ったのですが、でも、あまり早く買うと…最後の舞台が残っている可能性もあり…古河電工のケースが頭をよぎります。

昨年は最後の最後に、負け組に転落です。僅か1週間かな…いや2週間かな? その程度の読み違いで昨年末は散々の結果になりました。やはり貧乏人は貧乏人らしく…無理をせずに生きるしかないのかも知れません。でも面白いですね。平成の世が終る間際になって、再び大幅安になるなんて…。何か運命的な現象に思えます。こんな感覚はカタルだけなのでしょうか。

よく相場を観ておくと良いですね。様々な株価は、見えない糸によって繋がっています。その断片をパズルのように組み合わせ、未来の相場を頭に描きます。大概、相場の転換期は大きな変動を伴うものです。カタル君も余力はなく、銘柄の入れ替えを余儀なくされています。この選択がどんな結果を招くのか? 誰も未来は分かりません。思い切って買ってみたい気もするし…かと言って、昨年のクリスマスショックの二の舞を演じる可能性もあり…難しい選択です。

まぁ、「案じるより産むが易し」なのでしょう。それでは…また明日。



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