チャートはすべてを語る

本日はチャート論を繰り広げようかと思います。「効率的市場仮説」と言うのは、市場は全てを知っているという意味です。株価を見れば、その企業の現状が分かります。その企業が成長を続けるかどうかは、企業業績の上昇ですが…その切っ掛けは、様々です。

先ずは日亜化学工業でしょうか…。ノーベル賞を受賞した中村修二さんの青色発光ダイオードの発明により会社は潤っています。東芝のフラッシュメモリも独自開発です。DRAMから発展させた技術開発で会社は潤いました。現在の半導体は様々な形状になっています。CPUやパワー半導体、ソニーのイメージセンサーもそうですね。

会社の技術開発により、企業業績が向上し株価が上がる場合、またはM&Aを利用して成長する企業もあります。代表事例は…そうですね。ソフトバンクかな?

まぁ、株価が上がる理由は様々ですが、それらの事象すべてが、株価に反映されます。発表されていない技術開発も株価に織り込まれると考えられます。

昔はインサイダー取引など…は当たり前でした。内部情報を利用した売買が横行していました。大御所さんは、三光汽船の岡庭さんの秘書から、内部情報を得て、その情報をもとに大儲けしていました。今は駄目ですよ。

でもチャートの形を見れば…ある程度、その企業の様子が分かります。だからチャートは、すべてを語るという命題が生まれるわけです。

基本的に、みんなが信じれば…やがて真実がばれて間違っていても、一時的な現象ですが…株は上がります。過大な期待が株価を押し上げ、その株価の上昇を見て、多くの人が参加します。むかし東洋電機のカレーテレビ事件がありました。会社側は出来てもいないのに…嘘の発表をしたのです。また科研製薬の制癌剤も、似たような事例でしょう。でもいずれも大相場になりましたが…現実は偽物でした。

そーせいのチャート

最近では一時的な利益収入をもとに、大相場を演じた「そーせい」の事例があります。仕掛け人が関与して、人々は一時的な収入を継続的なものとして…誤解して生まれた相場です。利益の継続性が、如何に大切か…分かる現象です。その「そーせい」株のチャートを載せておきます。

でもある程度…どこで買うか? あるいは売るか? どこに壁(売り物)があるか? など…チャートを見ると分かります。カタルは、よく「乖離」問題をレポートで取り上げます。一時的に株価を上げることなど、資金さえあれば…誰にでもできます。しかし何れ…独りよがりの株価形成になり、時間と共に崩壊します。誠備事件の宮地鉄工や西華産業などが良い事例でしょう。

誰もが認める株価でないとダメです。その為には時間が必要になります。そうして、みんなが認める株価でないとダメです。みんなが認める株価とは、PERなどの指標にあう株価と言うことです。

あるいは成長力ですね。アマゾンは万年赤字で批判を受けてきました。しかし売り上げは…すごい伸び率を続けてきました。潜在成長力が非常に高かったので…意見対立はありましたが、市場はその価値を認めています。

今でもFAANG株は、高すぎるとの批判はあります。でもアップルのように…あのバフェットさえ、高株価を容認して買うようになりました。この事例は時代の変遷を、どう読むか…が大切かと言うことを物語っています。

さて話がドンドン飛んでいますが、本日はクロスマーケティングのチャートを見ましょう。この企業の現状は、市場調査を請け負う会社です。マーケティングです。しかし…的確な経営をすれば、売り上げが2割、3割と伸びるとなれば…このようなマーケティングに企業は力を注ぎます。

最近は人間工学の観点から、人間の動きを観察して、商品の陳列方法を変えると売り上げが増える結果が表れています。データサイエンスと呼ばれる分野です。AIの活用など含め、戦略経営の大切さも分かってきました。データを分析して活用するのです。

要するに実験と検証を繰り返すことで、広告戦略などの効果の差は、目に見えてわかるのです。データサイエンスに、ソフトバンクの孫さんも多額の投資をしています。フェイスブックの成長を見るまでもありません。ここにギャップがあります。

クロスマーケティングを、どうして…カタル銘柄として取り上げたか? 市場は単に調査会社としての評価しか与えていませんでしたが…カタルは、市場調査はやがてデータ分析に繋がり、データサイエンスの成長分野に、五十嵐さんは必ず経営戦略を切ると期待しています。おそらく…彼ほどの経営者ですから、既に水面下でかなり進んでいるのでしょう。

クロスマーケティングのチャート

だから、一時的なのれん償却などを経て、直ぐに株価が反応してきたのでしょう。チャートを見てください。どの株も下げる…この1-3月の「春の乱」のなかで、株価は底打ちして反転して、下値のボックスを完全に離脱しました。

小野薬品もそうだと思っています。もともとメルクと比較するほうが間違いです。会社の規模が違いすぎますから、臨床にかける経費が違うのです。臨床試験はお金がかかるのですよ。100億と、桁が違う1000億円と比較すること事態が…馬鹿げています。(臨床の金額は調べていませんから、喩です)でも小野薬はメルクとのあいだで特許を巡る裁判争いで小野薬は勝訴的和解をしました。

カタルは今回の下げは、一部のファンドが売った需給バランスの悪化によるもので…一時的な現象だと思っています。相場の本質とは違う一時的な下げなのでしょう。既にリバウンド相場に入り、新高値を目指すものだと思っています。だから、この下げをカタルは再び買っていました。

今はクロスマーケティングの話なのですが、基本的に全体が下がる中で逆行高するような株は、既に需給バランスが完全に改善して、尚且つ、新展開の局面に企業の実態が変化しているから、市場が反応するのでしょう。

これが効率的市場仮説です。株価はすべてを知っているというものですね。悪戯に…春の乱のような下げ相場の中で、下値のボックスを抜けて高値追いなどしません。チャートはすべてを語るのです。

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  1. 2015.01.25

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