アーカイブ:2025年2月9日

構造改革時代がやって来た!

カタル自身の「相場観」は、いつも…修正されています。毎日…と言っても「過言」では…ありません。それ程…市場と日々の出来事は密接に結びついており、社会的な事件や事象と言うものが「ニュース」となって、市場に伝わると…日々の経営戦略も変わるものです。

ホンダが「業を煮やして」…日産に子会社化を伝えたので、お公家様集団の「日産」はプライドが高く…破談になりました。「日産自動車」と「ホンダ」の経営戦略のスピード感が、全く違う話が「事実」として…市場に、改めて「露呈」をされました。過去の栄光にしがみついで「伝統」だとか…「企業文化」だと…騒ぐ…馬鹿が、必ず、どこにも存在します。

何故、日本が「失われた時代」を、35年間も…永遠と続けるのか?

多くの人は、自分自身が実際に…「経験」をしたことがないから分かりません。末端の現場で「セールス活動」をしたことがないのでしょう。

カタルの入社時は、月間で100万円の資金(投資信託)をあつめることがノルマでした。その目標数字は、やがて1000万円、2000万円になって、バブル期は1億円、2億円のノルマになったのです。なんと…100倍ですよ。これは「本当の話」です。カタルは、その目標をやり切って、その「ご褒美」として、実際に「シンガポール」に会社の経費で旅行です。バカバカしい…馬のご褒美扱いの「人参」です。

新人の頃は、「新規の顧客開拓」のトップ争いをします。この数字がカタルの会社の場合は、月間で…約10名~15名かな? それでも顧客に「金融取引の扉」を開けるのは…大変だったのです。カタルは、自ら進んで「日曜出勤」をして、新規開拓のセールス活動をしたのです。その「日曜出勤」に驚き…顧客は「日曜日でしょう。何故、働いているの?」と聞かれるから、正直に…「同期との競争」を打ち明けます。そうすると、顧客は感動して…実際に「顧客」になってもらいました。

若い仲間を指導した時にも、「数々の経験」をしています。ある日、路上で「ティッシュ配り」の勧誘を仲間のスタッフと一緒にやった時に「おまわりさん」がやって来て…「許可を得たのか?」と聞かれるのです。

こっちは「許可」なんか…必要だとは、思っていませんから、「チンプン・カンプン」な話です。そうして、直ぐにその時は、活動を止めて、改めて…管轄の警察署に出向いて、道路の「使用許可書」を発行してもらいます。誰も、上司はそんな経験がないから、カタルに教えてくれません。新しいことをやると、色々…大変なのです。

新規開拓のために、「百貨店」を利用して…「株式投資の勉強会」も開催しました。大食堂の一角のスペースを借りて…勉強会の後、お弁当の昼食会を挟む…取り組みです。百貨店の経営者に会って…使用許可をもらい、事前に百貨店の食堂の一角で、椅子やテーブルを配置して、会食と勉強会の開催です。この資料も全部、「手作り」のものです。

そうやって、若者の新人教育をして来ました。だから…常に同期では「トップセールス」で、年間表彰を始め…数々の賞をもらったので、若手で初めての「法人課長」になったのです。

今度は法人部の経験です。証券マンは大きなところは「金融法人」と「事業法人」が分かれますが、カタルのような小さな証券会社の場合は、一緒にやります。信用組合の理事長から…地銀の頭取など…地域の名士です。

その中でフジテレビ系列の「NST」の酒井専務と仲良くなります。その社長の駒形重吉は、田中角栄の朋友です。だから真紀子さんの「娘婿」の直紀を、角栄から頼む「一人前に育てて欲しい」とお願いされます。駒形重吉は、佐川急便の親父さんなんかとも、親交があり…仲が良かったのです。「気っ風」の良い…明治の経済人と言う感覚です。

当時は新潟の高級住宅地の西大畑のマンションの最上階に住んでいました。カタル自身は、当時は、常務や社長の「鞄持ち」です。書生が居て…お菓子付きの「お茶」などを出してくれるのです。そのあとは「コーヒー」が続き、最後はフルーツの定番のお茶会です。

駒形さんは、若いカタルを気遣ってくれ…「おい、若けぇの、遠慮せずに食え!」と声をかけてくれます。そうして「この話は百万円の価値がある」と言い…わざわざ、当時は「確実に儲かる」新規上場のCBを回せ!と…常務や社長に催促をしている訳です。

そうして、やがて「ブランド」の話をします。弥彦山近くの百姓が「枝豆」を栽培していました。結構…上手いのですが、まったく売れません。そこで、彼は「ちゃまめ」命名して、大々的に宣伝費を掛けて「売りだせ」と言います。九州などの「関サバ」と同じです。大間の「マグロ」のようなものです。

ブランド戦略は、なかなか…価値があるものです。広告の業界に身を置く…テレビ屋の発想でしょう。だからフジテレビの鹿内家の話なども、又聞きしています。 TNN ( TeNY) の常務とも、仲が良かったですね。BSNもそうです。新潟のテレビ局は、全て網羅していました。でも「地方局」なんか…、東京の「キー局」とは、「月とスッポン」です。

その時、駒形さんは、親戚が始めた「大東京火災」の話をしていました。自分自身は「大光相互銀行」を興して…あまり個性が強いですから、クーデターに遭って…突然、解任されて、「テレビ」に目を付けて…事業を展開します。

この時に、集めたコレクションの数々が「大光コレクション」と呼ばれる…美術品です。だから、彼の「米寿」の祝いの時には、東山魁夷や平山郁夫が、わざわざ…お祝いの為に、自ら「絵」を描いてくれ…それを祝賀会にプレゼントとして「風呂敷の絵柄」に落として…関係者に配りました。

大光相互銀行をクーデターに遭って「取締役会」で、突然、解任されます。でも…流石です。転んでも、また「立ち直ります」。その挫折を糧にして…ステップアップするのが、やはり「本物の人間」なのでしょう。

だから、田中角栄から「娘婿」を預かる関係になっています。このNSTの酒井専務は、自分が大光相互時代に「北越製紙」の課長として、勤務していた人物をスカウトして、自分の部下にします。酒井専務も、なかなか…豆な人間で、仕事を確実にこなす…タイプの人間でした。良く、カタルも可愛がってもらったのです。

このような企業の関係の中で「新潟臨港」は、「川崎汽船」の子会社でしたから、川崎汽船の親会社の常務が、社長に天下りをしています。まぁ長くなるし…関係ないから、「面白い」話ですが…この辺で止めます。

実際の現場を知っており「苦労」をするから、人間が育ちます。今回の日米会談は「大成功」です。この影を支えた「スタッフ」が、さぞ…「ご苦労」されたことでしょう。「外務省」の功績でも…あります。なかなか…石破さん自身も、自分の「株」を上げました。

そこで…こちらのビデオを30分ほどですが、カタルも観ました。この会見の中で「あれ?おかしいなぁ~」と思ったのです。皆さんは、その点に「気付いた」でしょうか? 先ずは、このテレビを観て、次を読んでください。

読者の皆さんは、テレビを観ましたか? この中で「間違った箇所」がありました。トランプが「日産」と述べていた箇所です。「来週、会う予定」と述べていました。これは、たぶん…「日鉄」の誤りで「日本製鉄」の事なのでしょう。カタルは、直ぐに気付きました。

「日産自動車」の米国工場は…現在は「リストラ」を実施しており、全面解雇に踏み切るかどうか…。迷っている報道を目にしていたから、「日産自動車」が新たな…「投資」をする筈がありません。

常にニュースに目を通して、カタルが日々の原稿を書くために、「どれだけ」…膨大な資料に目を通しているか? この事が分かるでしょう。この成果は、日本の経団連を挙げた…日本経済界の「重要なポイント」です。

これから「1兆ドル投資」が成功するかどうか…です。トランプ大統領は、アラスカの「天然ガス」のパイプラインの話をしていました。ここでも直ぐに、カタルは連想しました。

実は「三菱商事」(8058)が「特損」計上をします。これは経営者責任ですから、中西さんの「進退」が、問われる話です。ここまで…語って、直ぐに「何の話」であるか? 読者の皆さんは分かりますか? 

そうです。「秋田沖の風力発電」で、三菱が「独占受注」したのです。競合他社は、全く違った「入札価格」でした。このニュースが、自身の「下地」にないと…今回の「三菱商事の決算」の意味が分かりません。

「千代化」(6366)の 日足推移

更に…更に、この話を発展させ「千代化」(6366)の決算を受けて…株価が騰がっていました。カタルの注目株で、「観察株」ですから、株価動向に、直ぐに気付きました。日経新聞などが、記事を書く前に「色んなこと」の繋がりが見える…アラスカの「天然ガス」開発です。

この話で…長年、謎だった「商船三井」(9104)の投資も理解できるでしょう。ようやく…この時価軸で…たぶん、の話ですが「商船三井」も普通の株価に復帰するでしょう。

皆さんは、いちいち…その背景を丁寧に解説をしないと理解できません。解説しても理解できない人が大勢います。日本の船会社で「LNG船」の開発に力を入れていた船株も、情報もないからですね。日経新聞の今の記者のレベルが、直ぐに分かります。

「情報」と言うのは、このような「市場の整合性」を繋げて…「ストリー」を自分で創って投資が開始されます。数百億円のお金なんか…遊びの金額です。今の世界レベルは、みんな「兆円」単位の冒険の話です。実質経済下では先に動いたら負け組です。しかし時代が変わり名目経済下に変化するとリスクを取ったものが「勝ち」になります。必ず、「リスク」に、「リターン」が付いてくる…社会環境に変化します。

今回の日米会談を受けて…「お待ちどう」様でした。

「日本製鉄」(5401)の 日足推移

「日本製鉄」(5401)の株価も「普通の株価」に戻る…準備が出来上がりつつあります。まだ分かりませんよ。しかし水面下で、日本製鉄がPBR 1倍を回復する「素地」が出てきたのです。カタルが何故、日本製鉄の利回り株の話を、何度も、なんども事前に「布石を打つ」形で…採り上げて来たか? 

会員の方の中でも…この株は利回り採算に合う株ですから、100万株程度を保持している方も居られることでしょう。ようやく「新しい相場」がスタートするかもしれません。まだ確定ではありませんが、相場の成り立ちと「経営戦略」の話をしています。「住友化学」(4005)も「芽」を出す可能性が在ります。

大きなお金の場合は…どうしても10億円も、株を買う事が出来ません。「自分の買い」で、株価が飛ぶからです。「流動性の欠如」です。

「デンソー」(6902)の 日足推移

「トヨタ」(7203)が「ROE経営」に…舵を切ったので、既に「デンソー」(6902)の株価の上昇は、確定しました。今度は、日本製鉄が「急浮上」します。決算が悪い筈の「日本製鉄」の株価が、何故、金曜日に騰がったか?

その背景が、今なら…分かります。先ずは100株だけで構いませんから、「月曜」にカタルと共に…「成り行き」で株を買うのです。

そうして…必ず、「利食い売り」が入り…株価が「緩みます」から…丹念に下値を集めましょう。何故なら…「日本製鉄」も「大阪製鐵」(5449)で「ものをいう」株主の指摘通りなのですが、TOBをせずに…逆に「売り出し」を行いました。そうして「山陽特殊製鋼」(5481)のTOBと言う「変化球」を市場に投げました。

今から考えると「神戸製鋼」(5406)との資本関係の改善など…「矢継ぎ早に」構造改革に着手したのは、水面下の「ロビー活動」で、トランプとの話が進展していた可能性があります。

株は、「上手に買う」事が、必ず成功に結び付くとは限りません。上手に株を買おうとすれば…「ジェイドG」のような…「しっぺ返し」にも、遭うリスクが出て来ます。

でもその「ジェイドG」も解禁の時期になっています。まもなく「失敗した2024年」のシリーズが終わり、「希望」溢れる…2025年、つまり夢を語れる…2026年2月期に「市場の焦点」が移行するからです。

この見所は、やはり「売上高営業利益率」なのでしょう。今の事前観測は10%も「危うい」評価の株価です。市場は10%に届かない…と「述べている」株価です。田中君の努力が実り…この数字を、せめて「ユニクロ」並みの15%に引き上げられるかどうか…。

営業利益が20億円を超えて30億円ラインに、2026年の2月時点で「達成できるなら」株価が3000円を、回復します。仮に本当に「20%ライン」40億円になるなら…あっと言う間に、株価は6000円を超えて…1万円台の相場を目指します。あとは田中君の「頑張り次第」です。市場は公平なものです。

今回のディールを受け…トランプは、やはり現実的な「目先の利益」を優先する人なのです。夢の世界である「理想より…現実」を生きる…人間ですね。カタルは「ちゃぶ台返し」を、平気でする人間ですから、「嫌い」です。でもその実績は評価します。法律に「抵触しても」…仕事を「やり切る」能力です。

トランプタワーの宣伝からの実績、カジノ事業もそうです。おじちゃんは酒場から売春です。まぁ「アメリカンドリーム」を、実際に体験した「ドイツ系」移民です。16歳で…単身で米国に「移民」です。これが世界基準の成功者なのでしょう。

なかなか…甘ちゃんの「カタル」です。小さな挫折の心は、未だに癒えませんが、希望の光も、見えています。「トヨタ」と「日本製鉄」のROE経営転換は、日本の構造変化を激変させます。


「野村証券」(8604)の 月足推移

だから…日経平均株価は必ず、10万円を目指しますから、「当然の帰結」として…「野村証券」(8604)の株は、此処から相場が「スタート」します。読者の「感情の時間軸」と違うでしょう。これが「投資の時間軸」の話なのです。

今までの「数年間」の戯言は、全て「未来」を見定めて…語っていたのです。今回の「デンソー」も、「日本製鉄」も、非常に…「大きな企業」ですから、みなさんが100万株程度を買っても株価は「びくとも」しません。

小手川君は、非常に優秀ですが、「投資」と言う観点の時間軸の視点が、欠けていました。やはり…「バフェット時間」が必要になります。5年、10年は「あっという間に」過ぎるのです。ノンビリやりましょう。また明日。

会員の方は「新しい原稿」をアップしましたから…お読みください。



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