アーカイブ:2025年2月16日

現実を知る 2

昨日の「現実を知る」の第二弾です。昨日の続き…を、書きましょう。昨日の原稿は「個別株要因」と「市場要因」の話でもあります。ここで、近代における一人当たりのGDPの推移を比較しましょう。

一人当たりのGDP比較推移

そうして…カタルが何故、東アジア地域を中心に商業圏を広げようと話をして「Jトラスト」(8508)を推奨したか? この発想が推奨理由です。この株価は金曜日に下がりましたが、逆にカタルは445円だったかな? 500株だけ…株を買いました。

上のデータは「昨日のサイト」から取っています。同様のデータはいろんな所に、ネット上にありますから、自分で国を変えたり…成長率の観点を観てもいいし…グラフの目盛りを変えたりすると見え方が変わります。グラフの縦軸と横軸の比率を変えるだけで…人間は誤魔化されます。「データサイエンス」とか言う分野かな? 

カタルが問題にしているのは、「市場要因」の話です。株価を決めるのは「個別株要因」もあるのですよ。あとで「西川ゴム」(5161)の話をします。

皆さんは「制度」(社会の仕組み)を変えると、市場が、変わることを知らないようです。何故、「東芝」の問題がネックになったか? 何故、「東京機械」の最高裁の判決がネックか? 今回の安倍派閥を狙った政治資金問題が「裏金」認定になって、世の中が騒いだ背景など…誰も深くは考えません。自然に起きたと思っているのかもしれません。

しかしその背後には、色んな思惑があり…「時代を変えよう」とする…人間が存在します。「日産自動車」の問題も、やはり…カタルと「同様の視点」が掲載されています。此方ですが、この報道は表面上だけでした。

カタルのような…3流以下の人間は、なかなか「市場環境」が大きく改善されないと儲けることが出来ません。基本的に「空売りは悪の存在」だと思っているような人間です。だから株が下がると思って、絶望感に包まれ…2年間もグダグダ…国会図書館に通い、昔の新聞を読んでいたのです。あの学食のような昼食が懐かしくも思えます。1997年頃の話です。

このサイトは、たぶん1996年頃に食えないし、頑張っても「無駄だから」転職をしようか、どうしようか…悩んでいました。そうして、とうとう転職を決意して…自分で事業を始めようとして、証券アナリストや自分の経験を活かしたサイトを立ち上げようと思ったのです。IR活動を請け負う会社です。

当時はIR(Investor Relations)と言う言葉が珍しかった時代です。日経新聞は流石で…既に目を付けており関連団体が在りました。「IR協議会」と言う機関です。

基本的に日本の制度は「海外」を真似して…政策官僚が、自分達の利権を確保するために、国の金を入れて…大企業組んで、制度を創っていきます。この中に…「アナリスト協会」もあります。受験生から金をとって…会員制度を設けて、金をとって、その金で証券関係者の「天下り機関」を創ります。

このような「ぶら下がり制度」は、途方もない人件費でしょう。大蔵省から関連する…「関東財務局」や例の森友学園問題の「近畿財務局」などがあります。「税務大学」なども…数え上げると…膨大な組織です。明治維新の頃から続く制度です。だから今でも警察関係は、「薩摩藩の流れ」を汲んだ…人達が多いのでしょう。

物事の「成り立ち」を考えない…と株価の判定も出来ません。

話は飛びましたが、カタルは「日本を売る」ような行為に思えるのです。株を「空売り」をするという行為が…だから現役時代から、ブツブツは「空売りを交えて」儲けていたのですが、カタルは遊び程度で、空売りは基本的にしていません。今でもそうです。単に「儲ければ良い」という考え方ではないのです。日本国を愛しています。だから自分達の非を認めて構造改革をして…「世界競争」に挑みたいのです。

なぜ…「名目GDP値」が、大切か? 

基本的に、年率で3%程度~5%程度の伸びが必要なのです。一般企業では、この名目GDPが「売り上げ」にあたります。先ずは「利益」がどうのこうの…と言う前に、売り上げの伸びがないと「糊代」がありません。市場のパイが大きいほどいいのです。そうして、その分野の成長力が問題になります。AIの分野は、すごい…成長です。2倍なんて…もんじゃないですからね。

昨日は「ジェイドG」の10年間の平均の「売り上げ」の伸び率が28.68%だと述べました。この背景は「M&A」による成長ですが…彼は、なかなか優れた経営者で「自社株買いのお代り」をするタイミングも…株価が急落した時です。つまり「株価を意識した」経営者です。ここが…「素晴らしい」のです。

「東芝」や「住友化学」は、悪くなるまで…放って置いて…実際に悪化して、どうしようもなく…追い込まれて構造改革に着手をしました。「ユニチカ」も同様です。

「日産」などは、あの時は、誰も助けてくれなかったのです。格下のルノーが手を挙げて、強引に…ゴーンが「構造改革」をやり切ったのです。当時、主力だった「村山工場」の解体です。自分達は「汚れ役」をせずに、その恩人を、裏で叩くのが「政策官僚」のやり方です。西川などの…本音は聞いたことはありませんが、陰で「コンチクショウ! 今に見て居ろ」…と検察に「内部情報」を流して…彼を売ったのでしょう。内部情報の漏洩です。

犯罪に手を染めて「仲間を売る」ような奴です。黒川人事問題で、最後にメディアの仲間が、黒川さんを売ったのです。だから「賭けマージャン」問題が出てきたのでしょう。たぶん3万点は3000円なのでしょう。「はこてん」を食らっても、たった3000円です。300万円とは違います。これが賭博ですか? それなら麻雀をしている日本人は全員が…犯罪者です。おかしい制度です。

だからカタルは松平定信の「寛政の改革」と比較しました。田沼の賄賂政治でも…庶民は豊かになって「文化」が栄えます。天明の時代は、激変期でした。同じようなものでしょう。時代は1781年から…ですが、松平定信は1787年に老中の首座になります。

この時代に「倹約令」が出され…今の大河ドラマの時代です。この後、蔦屋重三郎は財産を、権力行使により「没収され」半分かな? そして「役者絵シリーズ」の写楽を売り出すのです。まぁ、おいおい…NHKの「べらぼう」は時代考察を入れて…描かれるのでしょう。

バブルで浮かれ…大量の不良債権問題を抱え…どうしようもなく、追い込まれて竹中平蔵が登場して「強権政治」を敢行します。この陰では、多くの人は理不尽な被害に遭いました。「貸しはがし」の実態を暴露して描いた小説で有名になった三菱銀行の「池井戸潤」君です。実際に、多くの自殺者が生まれています。本日の日経新聞には就職氷河期の話しが載っています。この時代ですね。

この原因は、全て、1985年の「プラザ合意」まで遡るのです。元日銀総裁の澄田智は、バブルを発生させた張本人、そして元日銀総裁の三重野康は、強引に利上げを敢行して、バブルつぶしをしました。しかし…銀行の「不良債権処理」は残したのです。

日銀は銀行の「窓口指導」をするのが責務なのです。それを澄田時代は120%融資ですよ。未来の値上がりを見込んで、銀行が低利で融資をするのです。だから不動産バブルになりました。ITバブル時代の「光通信」や「ソフトバンク」を買うために…信用取引をするようなものです。そうして残ったのが…新川から築地周辺の「虫食い更地」です。

東陽町のカタルの住んでいる近くで…みずほ系列の「ヒューリック」と言う不動産会社が、今、「データーセンター」を建設しています。カタルが「引っ越し」してきて…既に15年程度が経過します。その間、ずっと…更地でした。東陽町の駅から歩いて…10分~12分前後でしょう。広大な土地にデーターセンターです。この「お金が動く」時代になって来たのです。35年だもんね。呆れる時間です。

昨日は「ラピダス」の千歳の街の映像を紹介しました。同じことです。お金が、ようやく…動き始めた「兆候」です。「貨幣乗数効果」の話をしています。

だから名目GDPは、金利水準を超えて騰がり続け…株価も騰がるのです。つまり「市場要因」が改善されるのです。故に、日経平均株価は10万円に向かうから…「野村証券」の馬鹿経営者でも株価は1000円台が定着され…「場合によれば」…株価は2000円から3000円に向かいます。本来なら、理屈上は「過去最高株価」の5990円を抜くのが道理なのです。

「実質時代」と「名目時代」のもっとも…大きな違いは「インフレ率の違い」ではないのです。人間の「心の違い」です。日本人の心に「夢」や「希望」が語れる…社会に変化することです。だから老人から、若者に所得が移転をして、物価が、ジャンジャン…上がります。

農林水産省は「備蓄米」を放出することが決まりましたが、メディアは「コメの価格が下がるか?」などの…馬鹿解説をしています。物価が「下がることが良い」ことだと…思っているようです。暗に…末端の「日本人を教育」しています。これは…「間違った解説」です。

急騰する価格を「緩やかな上昇」に変えられるなら「大成功」でしょう。もう狂った経済学者が、世の中を「間違った方向性」に導きます。慶応大学のKさんなんか…よくメディアに登場します。彼は財務官僚の「負け軍」人間です。だから「テスラ株」を猛烈に批判していました。彼の言うとおりに動いていたら…とっくに破産です。まぁカタルも似たようなもので…「買いしか」言いません。武者さんと同じです。

それは「生活信条」が名目経済を望み…「夢や希望」が溢れる社会に、したいからです。

そうすれば、人々の行動が、だんだん…大胆になり「未来の夢」を買うような相場になります。そうすると…「ジェイドG」のような10年間も、高成長を続ける株価が「正しい企業評価」に変ります。

「パランティア・テクノロジーズ」(PLTR)の 日足推移

それでは、その実態をお見せしましょう。もうスペースがないですね。皆さんが分かるレベルの落とすと「大変な量」になります。最近、米国で「アーク投信」(ARKK)の話題が増えてきました。そうして…もう、彼女は株を売ったのかな?

「パランティア・テクノロジーズ」(PLTR)の 四季報予想

長年持っていた…「パランティア・テクノロジーズ」(PLTR)の株価の値動きは、こんな感じです。しかし、その財務指標は、こんな業績ですよ。このPSRは何倍ですか?

昨年の売り上げは28億65百万ドルで、今期は37億48百万ドルです。でも今の株式時価総額は…2529億ドルです。PSRは実に…67.47倍です。いくら…これから利益が「湧き出る」にしても、流石にこの株価水準は「バブル状態」でしょう。でも、これが米国の現実です。赤字でも、売り上げ数字が伸びるなら「PSR」は2倍以上の評価なのです。何故…カタルが政策批判を続けるか? 

株価が上がる為には、市場要因の環境改善が必要なのです。

この時期が「やって来た」と述べて、「実質賃金」が「プラス圏」になって来た動向を盛んに伝えています。だから「リスク」を取れるようになったので…まずは大型株の構造改革確立組の「日立」(6501)が物色されました。「重工」などの構造改革は3流域ですが、たまたま…防衛や船株相場などの恩恵を受けています。ようやく…「夢を語れる」時代が来るのです。だから…次々に「新興株」が上がり始めてきました。

この「パランティア・テクノロジーズ」の株価の躍進ぶりと企業業績の変化を「ジェイドG」と重ね合わせると…今年の年末は、田中君の頑張り次第では…PSRは2倍から3倍に向かう可能性が非常に高いでしょう。

つまり200億円の売り上げ数字なら時価総額は400億から600億円です。たったPSRが1倍で、株価は1741円です。売上高営業利益率が、もし…「ユニクロ」並みの15%の30億円を達成できるなら、間違いなく…株価は2倍ラインになります。その時は「海外投資家」が、バンバン…株を買いに来ます。「パランティア・テクノロジーズ」は、時代にマッチした会社だから「天文学的な株価評価」のバブル状態になりました。流石に、カタルでも…この株は買えません。

「ロク」(ROKU) の四季報数字

ですが…同じような「ロク」(ROKU)株価水準のPSRの3倍程度なら、いくら…駄目な日本でも、この現実はあり得ます。このPSRは3倍なのです。つまり「ジェイドG」なら、時価総額が売り上げが200億円ですから、その3倍の600億円で株価は5223円です。このような政策の違いで「名目経済」と「実質経済」の違いが、株価になって社会に反映されます。

その結果が、上記のGDP比較になります。つまり「個別株要因」と「市場要因」が株価を左右し、特に、市場要因は重要なのです。これが「国力の差」になります。お金の価値が違うのです。

現実の西川ゴム(5161)の日足推移

これを書いて最後にします。最後に「個別株」要因の事例です。カタルは「西川ゴム」(5161)を、あの発表を観て、たぶん明日は「ストップ高」でしょう…と述べました。この会社も、昨日、紹介した「シャルレ」のように「内部留保」を過剰に貯めていた「村社会論理」に甘えた会社でした。しかし東証の「PBR 改革」により「総還元性向」を高め…DOCを8%にして…PBR 1倍以上、及びROEが9%以上を、早期に達成するために「構造改革」を実施すると宣言をしました。そうして、もう一歩「自己資本比率」の圧縮まで、踏み込むと述べたのです。

だから株価は素直に反応したわけです。この話と「セブン&アイHD」のTOB話と、同じことが背景に在ります。既に「スチュワードシップ」の導入により…「ものをいう株主」の提案を受けるという事は、経営者が、普段から「真剣に」経営をしてないのです。

だから…TOBに遭うのです。

普段から一所懸命に「頑張って」いるなら、市場は「正しい株価評価」をします。我々は、その正しい経営を後押しして…「正常な株価水準」に戻そうとするのを、使命にもしています。ここで…「BASE」(4477)の話が登場します。この話は、既にスペースがないから、明日に譲りましょう。鶴岡君も、ようやく「一般レベル」になって来ました。でもカタルは、もっと「自分を追い込むべき」だと思っています。

経営者は、真剣に経営をしないとなりません。共に「豊かな市場」を、一緒に構築しましょう。また…明日。



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