今日は少し「専門的」な解説をしますか…。NY市場も休みですからね。でもドイツ株のDAX指数は新高値を更新し…イギリスなども、同じ傾向です。しかし…カタルはよく分かりません。ドイツは、選挙を控え混乱しており…自動車業界は、中国でメタメタなのです。
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そもそもEUは、「EV」に傾斜すると思っていたのに、中国勢にヤラレ…自動車は工場閉鎖が言われるほどです。その為にEUは、景気の悪化を見込み…利下げが進行し、尚且つ、「ウクライナ紛争」の解決が近いとされています。此方の「希望」の方が勝り、過去の不調な経済は「峠を越えた」という…観方なのでしょうか? カタルには、よく理解できないのです。その様子を、ドイツ株と日本の日経225に連動するETFとの比較のチャートを掲げました。
基本的に、世界の「お金のグローバル化」は、大きく進展していますから、他国の影響を常に受けるのでしょう。この関係は、これから「更に増す」と思っています。文化のグローバル化は進み…何れ、スタートレックのSFの世界の「地球連邦」時代です。トランプ大統領の「米国第一主義」の動きは、この傾向を加速させる可能性があります。
さて…カタルが注目していた銘柄で、決算発表をしたのですが、何故か…特別損失を計上しなかった「UMC」(6615)の決算です。
昨年11月26日に「訴訟のIR」が出ていますから、てっきり…今期に、この訴訟額を「特別損失」で計上すると思っていました。金額は、僅か39億円ですが…それでも「買い場」だろう…と思って「UMC」の株を買っていました。
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何故なら…トヨタの親会社の「トヨタ自動織機」(6201)が8823530株、「アイシン精機」(7259)などが、2205883株ずつ…合計で1323万株を340円の株価で引き受けたからです。あのトヨタグループより、安く…「UMC」株を、買えるチャンスです。だから300円割れは、「何処でも買い場」だろうと、今でも…思っていますが、通常は特別損失を計上し処理をして、後で訴訟に勝ったら利益計上をするのです。だから、アレ?…と思ったのです。
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例えば、他にカタルの観察株で…このケースは裁判に負けたケースで上告をして居ますが、「リスクモンスター」(3768)と言う会社の場合は、「東京商工リサーチ」と裁判をして、一審では敗訴でした。だから、その金額の12億54百万円を今期に計上して…更に上訴しています。
まだUMCの場合は「決着」が付いてないからかもしれませんが、カタルは「保守的な会計」を採用すると思っていました。詳しい専門家ではないから分かりませんが…。この辺りは会計士の主観により、「明確なルール」は、ないようです。良く…会社側と会計事務所が対立して、会計事務所を変更する事例もあります。
今回の「ココペリ」(4167)の発表も、好業績で…株価は数字に反応をしましたが、やはり「一抹の不安」も抱えています。まぁ「過剰反応」かも…知れません。会計方針の適用は難しいのです。
昔…「ジェイドG」(3558)は、この「会計の仕組み」で、株価が大幅安をしました。小さな会社の場合、「引き出し」が、乏しいから…どうしても「会計のブレ」が大きく出ます。だから株価「変動率」が高くなのですが、一般の素人は、決算数字だけしか見ません。財務指標まで観ません。四季報の数字が、きっと「正しい」と思っているのでしょう。
この関連で、もう一つ「参考事例」を提供しましょう。こちらのレポートは、非常に分かり易く…良いレポートです。
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これもカタルの注目株で、未来の株価は1万円と…非常に高い評価を与えています。このレポート読むと分かりますが「ルネサスエレク」(6723)は「減益傾向」なのです。しかし「在庫の整理」が進んでいるので…こちらを評価して、株価は2000円割れから2500円台になって来ました。この会社は「海外ファンド」から、非常に「高い評価」を得ています。理由は「売上高営業利益率」の水準です。「ROE経営」の肝心な要素です。
もともと「日立」などの半導体部門が、不採算で…各社の半導体分野を纏めた「日本村論理」の会社です。その為に、政府が音頭を取って「産業革新機構」などが、主体で…お金を入れて立て直しました。でもCEOの柴田さんは、すごい人なのです。
JR東海かな?そこからメリルリンチに行って、産業革新機構の役員になって2013年にルネサスエレクの社会取締役から…現在のCEOになった人です。でも…彼は、このレポートにあるように、「日本の低金利」を活かして、積極的にM&Aを仕掛けて、会社を「グローバル基準」の企業に育てました。彼は100億円程度の報酬をもらっても…良いのでしょう。そうして…日本村の連中は、その「持ち株」全てを売ったのです。その株を「海外ファンド」が買い漁ったのです。
この理由は「高い利益率」と「未来の将来性」です。これからは「SDV」(Software Defined Vehicle)時代ですから、自動車の半導体業界は、ウハウハ…になります。ただし…「BYD」が、「ディープシーク」と提携し…AI技術を取り入れたように…ものすごい「競争社会」です。兎に角、「時間との戦い」です。自動車業界の「覇権争い」なのです。
だから「トヨタ」は、AIの「エヌビディア」と提携をしました。故にカタルは「ルネサスエレク」は1万円の器だろうと述べたのです。しかし…その前に、業績が落ち込んできました。だから…多額の「のれん代」の損失計上を、会計士から迫られる「リスク」を事前に伝えました。この株価の2000円割れです。「会計士」の判断になります。
もともと…8879億円で買収した「Altium」の売上規模は400億円弱程度なのです。実にPSRで22倍です。だからカタルは、この8000億円の「のれん代」が償却を迫られる…懸念を皆さんに伝えました。
この高い買収の理由は「将来性」です。柴田さんは、果敢に「時間を優先して」技術を導入しています。このやり方は、米国のハイテク株の「M7」の躍進を支えています。金の力で「技術と時間」を買っているのです。何故、カタルが「野村証券」(8604)の奥田批判をしたか…分かるでしょう。「チンタラ」…と、日本の「成田時間」で経営を出来ないのです。どんどん…世界競争に負け続けます。だから「セブン&アイHD」(3382)も、TOB騒ぎになっています。
昨日は「ナカヨ」(6715)が、TOBでストップ高していました。もともと…PBRの観点から見て、非常に…「割安圏」で転がっていた株です。この買収金額の2550円でも…一株の純資産(3417円)以下ですから、1000円前後の「ナカヨ」は、安い株でした。だからMBOのようなものでしょう。今の市場は、このように「理屈に合わない」株価が、ゴロゴロしているのです。最近、TOBやMBOが多いのは、そういう事です。専門家は、株価を判断できないのです。それ程…政策が、世の中を「清貧思想」にしたのです。
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ここで肝心な事を伝えましょう。昨日はGDPが発表されています。メディアは、安倍さんが10年前に目標に掲げた600兆円達成を盛んに伝えていました。「名目」GDPが609兆円になったからです。だから、税収も大きく伸びています。予算の「大盤振る舞い」になっています。高校の無償化までは、どうかと思いますが…その可能性も出て来たようです。
でも実質GDPは557兆円なのです。メディアは「都合よく」言葉を使い分けていますが、皆さんは、そのマジックに気付いたか?…どうか。基本は、この名目値がドンドン成長する社会の定着が、「株高」に繋がります。実質GDPとの差がある方が…株高になるのでしょう。資産インフレになります。
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だから「ヒューリック」(3003)などの「みずほ系」の不動産会社の株価は、「買い場」なのですよ。何故なら…みずほ系と東急系列は、早くに「リスクオンの経営」に変えています。渋谷開発を観れば分かります。「ヒューリック」は、カタルの住んでいる…ほんの200メートル先辺りの「広大な土地」に、「データセンター」を建設しており、たぶん来年半ばか…年末、以降でしょうが、その時期に完成するでしょう。本業以外の「成長エンジン」です。
もう株価を読むのは、そんなに難しくはないのです。
世の中の動きを観て、その「流れに沿って」…動けば良いのですね。昨日は「エムスリー」(2413)を買いましたか?
カタルは「朝三暮四」の貧乏人だから…既に利食いをしたのですが、昨日、株を買って、本日は利食いです。本日は「大阪チタン」(5726)を1890円で買いました。その為に「ジェイドG」を、少しだけですが、売ったほどです。
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「3Dマトリックス」(7777) の日足
今は「タイミー」(215A)を、また狙っています。かなり株価は上がりました。博打のバイオ銘柄で、将来性が抜群の「3Dマトリックス」(7777)も、紹介しています。先日は、買おうと思っていたのですが、手がなく…仕方なく、安全ラインの125円割れを待ったのです。そうしたら、下値は127円までで…株価は反転をしました。この株は、最近まで100円割れで買えたのです。でも今は175円ですよ。でもそろそろ…「危ない」と思っていますが、株は、分かりません。100円が173円ですから7割も上昇です。
このレポートは「馬鹿とハサミ」と、同じことです。皆さんの…「使いよう」で、成果が大きく分かれます。だから「諸刃の剣」と述べています。カタルレポートは「諸刃の剣」でもあります。使い方次第です。
しかしカタル自身は、実際に、今年からある程度は「反省」をしており、「大型株」も取り入れた…絶対に、は這い過ぎですが「損をしない投資」の実践をしています。皆さんは、使い方が分かりません。小学生か、幼稚園児なのでしょう。だから仕方なく…事前に「売り買い」のやり方を。伝えています。200万円で始めた資金が、どこまで膨らむか…。最低限は年間でレポート代金が132千円ですから、この2倍以上です。3倍なら上出来ですね。だって…たった200万円がスタートです。
少し、「正直に」語っています。株価を上げることは、そんなに「難しい」ことではありません。ポイントがありますから…その時に、手を入れれば、良いのです。もう少し資金が出来ないと駄目です。
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その内、カタル独自で相場を立ち上げます。「ニトリ」(9843)も観察株です。皆さんは、トランプ関税でインフレなので、金利高だから円安を考えています。しかし…この考え方はあまりに「短絡的」です。一度は、逆に「振れるシナリオ」があるからです。その時に、新興株は、大きく跳ねる可能性も考えています。しっかり…「下値」を拾っておきましょう。「ジェイドG」は、必ずPSR 1倍以上になって、カタルは2倍、3倍に変ると思っています。「継続は力なり」なのです。また…明日。
あの時に「野村証券」のファンから、散々…色々言われました。昨日は「Jトラスト」(8508)を、また買ったんです。これで500株ずつ…ですから、合計で1000株になりました。100万株でも、100株でも同じ事です。自分自身の「力量」配分を大切にしましょう。