「諦めた頃にやって来る」…期待感が裏切られ、失意の中で生まれる相場です。「強気相場は悲観の中で生まれ…」と言う有名な格言はカタルの好きな言葉です。
先日は島崎藤村の「夜明け前」話をしましたが、今の日本株は、折角…待望の「名目時代」に入りましたが、長年の清貧思想が積み重なり…我々の希望や夢の部分を蝕んだ相場に見えます。「三つ子の魂百まで」と言う諺がありますが、小さい頃の教育は大切です。
ですが…今回は、過去の歴史の中でも、ここまで「清貧思想」を行き渡らせた時代はないと思っています。希望を胸に抱き上京して…既に36年になります。「現役世代」は、既に居ません。カタル自身、今年は70歳になります。

何故、こんな「日本」になったのか…「哀しい現実」があるのです。でもなかなか…自分達の「間違い」に気付かない…日本人です。まぁ逆説的に言うなら「宝の山」なのですが…。もう「棺桶」が迫っています。ようやく…「名目時代」が、日本にも「定着する」と思っています。だから米国の政策が揺れても…日本の「構造改革」が勝り、日経平均株価は今年後半には4万円台を超えるでしょう。「三菱UFJ」(8306)は、銀行業の雄です。
もともと…2006年からの日本の基本政策が間違っていますから…ここで10年ではなく20年も遅れています。ここでは「三菱UFJ」の月足を観ると…日本の政策官僚の「失敗」が分かります。もともと…2003年の春に「バブル期」の後処理の清算が、奇麗に終えたのです。

しかし同時に2006年から始まる米国の「サブプライムローン」からの失敗である…「リーマンショック」の影に怯えて、我が国の金融庁は「赤字法人への融資停止」を含めた…間違った行政政策を行いました。
その結果、「トヨタ」(7203)などの現金の必要ない「超優良企業への貸付しか」認めない銀行行政になったのです。この狙いが何処にあるのか…膨れ上がる国債の受け皿だったのかどうか…。日銀が、今では「日本国債」の半分以上を買い取りました。

だからカタルは、この国債を一気に「償却」すれば良いと思っています。あの時に最も良いのは「特例法」を制定して、日銀が買った国債を「紙屑にしろ」と述べました。それがだめなら…金利がゼロの「永久国債」の提言です。それでも駄目なら30年から50年の超長期国債です。でも誰も勇気ある決断は出来ませんでした。
まぁここから「インフレ」を加速させれば…国債の500兆円程度の負担は、軽減されます。話は逸れましたから、話を戻します。先ほどの「三菱UFJ」の月足の話です。その間違いに気づいた安倍さんは、日本を「正しい方向性」へ導こうと…「孤軍奮闘」します。2012年の暮です。
カタルは、直ぐにも「日本は変わる」と思っていましたが、メディアの馬鹿野郎は、日本を貶める報道ばかりを…続けます。本日も日経新聞には、石破さんの「商品券」問題を、問う報道がありました。日経新聞ですよ。
日本を戦争に導いたのは…「朝日新聞」でした。あの時は「軍部の暗躍」ですが…、結局、会社も株価を観ても分かりますが、やはり…経営者の資質です。「政策指導部」が、間違った方向性に国を導くと「時間軸」が大きくズレる…「証」です。
この「三菱UFJ」の株価を観ると分かります。それは…何故か? 経済活動は、「お金の動き」なのです。これから、どんどん…三菱UFJの業績は「うなぎ登り」でしょう。

いつも日経新聞を批判しているカタルですが…このような前向きな報道をジャンジャンして、日本国民の「心理」を変えることです。それがメディアの使命ですよ。視聴率争いをして、くだらない中居君問題を取り上げ…馬鹿な社会現象を起こすべきではありません。石破さんの10万円の商品券問題を叩くなら、自分達に火の粉が舞います。もっと…良識のあるメディア人になって欲しいものです。

さて…本日は「此方の話題」を提供します。設備投資を、やっている筈と思っており、「増資」まで考えていたのですが、どうも「銀行借り入れ」で設備投資資金を賄うのでしょう。この話は、どのケースも応用できますから…「チャート論」を重視する方は、覚えておくと良いですね。

色んなチャートを学ぶ必要があるのかどうか…。カタルの場合は、社会現象をチャート論も合わせて…相場を考えています。大阪チタンの場合は、下値圏の2070円と2040円の「二つの山」を抜けば…良いのです。
「大阪チタン」(5726)は、ずっと「不思議」だったのです。この銘柄のお陰で「米国株の観察」を始めた「切っ掛け」になりました。だから「大阪チタン」に感謝しています。故に「特別な」思い入れがあります。
最近は「手口分析」もやっています。「謎」のまま…なのです。そもそも…大阪チタンの2022年の相場は、あの時期は、打診と言うか…「兆候」なら「やり過ぎ」だ…と思っていました。ところが、その後の利益の出方を観て、「ミイラ取りがミイラ」になります。一貫して…カタルの業績の見通しは正しかったのですが、毎回、「増額修正」を発表しても…株価は下がり続けました。
だから…「ボーイング」(BA)社の株価が「底入れ」しない限り…「大阪チタン」の株価も上がらないと、「米国株の観察」をする切っ掛けになりました。2023年の話でしょう。
そこから…カタルは米国株を観察すると…日本の多くのアナリストは、みんな口を揃えて…米国株の延長線上にある話を「伝えている」だけです。その内…誰もが、夜間の米国株動向に左右される相場観を抱いていることに気付きます。
でも、たぶん…日本企業は目覚めますよ。
「三菱UFJ」も「ご多分に漏れず」…米国の拠点を設けます。米国に拠点を設けるために地銀の「ユニオンバイカル」に続く…銀行を2010年頃に更に買収をして、米国に拠点を設けたのですが、亀沢社長時代に「虎の子」の筈の米国の拠点を売却して…この方針は批判にさらされています。この報道は2022年です。
しかし、その資金を活用して「アジアで稼ぐ」と宣言をしています。このような成功事例を「日経新聞」は続報を続けていません。非常に大切な事ですよ。
カタルは、前から…アセアンの活力を「日本に取り入れろ!」と述べています。だから…「ココペリ」(4167)は、一旦は「仕上げた」のですが、今でも観察株のままです。「Jトラスト」(8508)も同じ…観察株です。今は米国輸出に向かう車をアセアンの販売網を拡充させるべきだろうと思っていますが、中国の「BYD」の後塵に拝しています。
「マツダ」(7261)は、タイに工場を持っています。たぶん…配当付きですから、今の株価は良いのですが来週から…株価は下がると思っています。4桁を割れる可能性が在ります。しかし、その場面は「買い場」でしょう。「コスパ」が、良い車が多いのです。ひょっとすれば…競争に勝てるかもしれません。

さて…話が逸れました。なかなか続報がなく、いつになったら増産をするのか…と思っていたら2027年頃なのでしょう。やはり良いですね。ここで…たった「2割」と思うかもしれませんが…「ジェイドG」(3558)の解説で、お馴染みの「損益分岐点」の話です。既に「大阪チタン」の固定費の分は賄っており、増産分の利益率は、かなり高い筈です。だから20%増益ではなく…利益は40%程度ならあり得る話です。「仕掛け」場面かも知れません。先ずは目先の2159円の奪回です。
ここで先ほどの謎ですが…「大阪チタン」のチャートの「緑色の部分」で、日証金の売りが20万株、30万株と増えています。たぶん…推察では一貫して「神戸製鋼所」(5406)が、持ち株を売っていますから…その玉かも知れません。だからその動きに、呼応した「空売り筋」が暗躍している可能性を考えました。
しかし航空機市場は非常に有望な産業分野です。「増産の嵐」になります。何しろ…10年分の受注を抱える業界です。なにも…「ボーイング」だけではなく、「エアバス」も同じ状況です。きっと良い銘柄に育つでしょう。
今日は「タイミー」(215A)も1600円台に入りました。日本に必要な会社ですから…育って欲しいと思っています。そうして、このシステムを一気に中国からアジアに広げた欲しいのです。中国市場は、意外に「穴場」かも…しれません。でも直ぐに競争にさらされます。
カタルなら…「LINE」のチャンネルを持っている…「ヤフー」(4689)と共同でアジア圏もやります。何なら…ヤフーに株を買ってもらうと良いですね。大株主の中には、まだ「売りたい輩」も居るでしょう。更なる飛躍を期待しています。現時点の上値は、2500円程度しか見えませんが…1万円、3万円の世界は「指呼の間」でしょう。やる気さえあるなら「無限の成長」なのです。

本日は「大阪チタン」の他に…「エムスリー」(2413)も、1725円で株を買いました。他には「トライアルホールディングス」(141A)も狙っていますが、なかなか…株価は下げませんね。まだまだ…慌てる段階ではなく、「ノンビリ」モードの相場でしょう。
なかなか4桁の乗せない「野村証券」(8604)ですが、もう決まっていますからね。いくら阿保な経営者でも…この好環境なら、ソコソコの数字が出てきます。どんな選択でも構いませんが…基本は「ノンビリ」モードです。だから高値を追わないことです。

別に小型株でなくても安全な分野でも構いません。「構造改革」が軌道に乗るか…確信のないカタルですが、観察株の中に「住友化学」(4005)もあります。この株は「ブラックロック」などが、関心を示しています。AI関連なら、やはり「半導体」は面白そうですね。

何も…半導体はAIブームのデータセンターだけではなく…ここからパワー半導体の車や、今までにない…「産業」である人型ロボットの「ヒューマノイドロボット」と言う一大産業が誕生します。
日本では「ファナック」(6954)に「安川電機」(6506)や「川崎重工」(7012)なども候補なのでしょう。まぁ「川重」は「重工」(7011)相場の影響もあり…今は「高い乖離」状態です。ですが子会社に「Kawasaki Robostage」を抱え…後発でしたが、力を付けていますね。
だからモーターの「ニデック」(6594)が「牧野フライス」(6135)などの工作機械にも触手を伸ばしています。この「ニデック」(6594)は安ければ…買い場でしょう。今は何故か分かりませんが「需給バランス」が悪いようです。「ジェイドG」にも同じことが言えますが、一旦、需給バランスが崩れると再構築に時間が掛かります。
カタルのような人間は、市場では珍しいタイプです。カタルの場合は「本物投資」を目指したいので…日々のレポートでも、本当の事ばかりを書いています。この点は「バフェット」も同じです。最近のブロック取引はたぶん…彼が株を買っているのです。
でも一般人は、彼の「時間軸」を理解できません。10年や20年は、彼にとっては「短い部類の時間」なのでしょう。でも「朝三暮四」の貧乏人には、1カ月でも…キリンの時間です。首が長くなって…その内「ろくろ首」になります。こっちは、もう直ぐ「棺桶」です。
ですが…94歳になったバフェットより、論理的には、これから70歳を迎えるカタルの方が、時間軸を待てるはずですが、やはり金持ち時間と貧乏人時間は違うのでしょう。また…明日。