本日も古河電工を寄り付きから買っています。本日は2340円と2320円に指値をしており、既に…両方とも買えました。 前回の安値(8/6)は2339円でした。それを下回る訳ですから、日経平均株価も前回の安値を割れても仕方ありません。 前回の日経平均株価の安値は20110円です。今の日経平均株価は20379円の305円安です。クリスマスショックの安値を割れるような株は弱いのですが…これが、今の日本の実力なのでしょう。
この古河電工は7月31日から…連続安しています。本日で9日連続安です。二度の200日線を回復した銘柄がこの有様ですから…他は推して知るべしでしょう。(このような駄目株が、下がらなくならないと…全体は底入れしないと推察している為に…実験を継続している。)
まぁ、本格的な上昇相場を前に、最後の駄目押しがあるだろう…と、予想していたとは言え…やはりガードの甘さは否めません。空売りをしないカタルにとって、このような駄目相場は、なす術がなく…こんな打診買いを繰り返す観察行動しか…することがありません。でも何発も観測気球を打ち上げても、水浸しでは…所詮、何をやっても駄目相場なのでしょう。
このレポートでも取り上げたPSSが、金曜日はストップ高していました。覚えていますか? この株は、読者から教えてもらった株です。度々、読者から銘柄を聞かれますが、カタルがその中から、一緒に買うのは非常に珍しい事です。このPSSもその一つです。
この会社は遺伝子解析の機械を世界に提供しています。そうして日立ハイテクノロジーが資本参加した会社です。でも…ファンドの甘言に乗り、株式を余計に発行しました。幹事証券の力量が落ちています。
背景があるのです。オバマ大統領が一般教書演説で、この遺伝子治療の促進を述べたのです。そのプレシジョン・メディシン(Precision Medicine)は精密医療なんて…訳されますが、遺伝子データを利用した治療が、これからの世界では一般化します。このような背景があり、カタルは行けると思ったのです。でもその時は動かず…一度、下げてからの登場です。カタルが有料会員向けのレポートでも取り上げたので、会員の人はご存知でしょう。
何故、このケースを持ち出したか? ブツブツ投資の話をする為です。どんな株も時代背景が存在するなら、必ず、株価は復活する時期が来るのです。今は需給バランスの問題で…株価が下げていても、そこは追証などのピンチでもありますが…同時にチャンスでもあります。このような下げの時は、冷静さを欠き自分自身の感情で、行動しがちです。だから底値を投げることになります。でも半年程度待てば…大概、その株価より高値で株を処分できる時期が訪れます。
そんなに心配をする事はありません。日本は、もう既にROE経営に目覚めていると思います。
何故、設備投資がGDP統計でも落ちないのか? 通常、米中貿易摩擦が激化する時期に設備投資などしません。でも不二越の坂本社長は、年内に2つの新工場を富山で開設すると報じられました。この報道は7月のものです。此方です。通常、あり得ない決断です。この背景を考えると…企業は内部留保の積み上がりがあるからです。だからNTTなんかも…自社買いを3000億円もするのです。
銀行株の株価低迷は、ある意味で…その背景が分かります。持ち合い株を放出し合っている為でしょう。三菱UFJは500円の岩盤に近づいています。再び割れるかどうか…。GPIFは、何をしているのでしょうね。
いい加減に、昔のような主体性がある相場に戻って欲しいと願っています。米中貿易摩擦はマイナス面ばかりを強調していますが、アセアンにとっては、プラス効果なのです。だからJトラストにはプラスに働くのでしょう。でも株価は安いけれど…所詮、目先の需給バランスの問題に過ぎません。
先ほど紹介したPSSの株価動向をみれば分かります。大切なことは、時代背景に沿った投資を心掛けることでしょう。それさえ心掛けて置けば…株価がこのように下げることは、年に何回かありますから…その場面は、チャンスになります。年がら年中、株式投資をしなくても…NHKや日経新聞が騒ぐときに、株を少しずつ買い、あとはのんびり釣りでもして待っていれば、生活費程度なら稼ぐことが出来るのでしょう。だから無理をしないことです。
なんども…なんどもカタルは警告を発しています。でも人間は欲には勝てません。偉そうに言っているカタルも、その口です。でもつぶさに観察をすると先日打診買いをしたA君は、この相場環境でも高いのです。面白いですね。でも進化論銘柄は全滅かな?
安川電機は7月に3400円で買って3810円で売っています。今の株価は3265円ですね。村田もやっていました。あの時は4810円、4588円で買って4886円で利食いしています。此方は2本買ったと言う事はあまり強くないのかな? 今の株価は4534円ですね。
まだ…何かやりましたね。SUMCOは滅多にしない空売りをして…買い戻したのです。空を打った株価は1502円です。その前に1450円から1481円で利食いをしたのです。そうして…あまり株価が上がるもんだから、呆れて空売りをしました。案の定の相場展開です。今の株価は1220円です。
古河電工だけ、一方しか…利食いが出来ずに、残った3110円の100株買いが残ったために、今回は継続取引になりました。たぶん…この進化論銘柄の中では内容がイマイチだからでしょう。でもカタルは小林さんを高く買っています。
まぁ、銘柄など…なんでも構いません。そりゃ…いい資質を持った株を手掛けることに敵いませんが、所詮は五十歩百歩なのでしょう。株で損をする人を見ていると、自分の気持ちを抑えることが出来ない人です。
今のように株が下がると「どうしよう」…と慌てふためきます。逆に株価が上がると「もっと上がる、もっと儲かる」と思い…爪を伸ばします。爪を伸ばしても失敗が少ないのは「強気相場」の時だけです。今は「弱気相場」ですから、儲かれば…御の字で感謝をする相場です。それ程、弱気相場では、買いで儲けるのは難しいのです。
カタルは良く「自分自身の力量を把握しろ」と述べています。この力量把握が、株式投資で一番大切な事でしょう。自分の力量は、自分にしか分かりません。禅問答のようですが…自分自身の心の変化は、他人から分からないのです。
カタルは僅かな株数ですが、常に実践派です。レポートで書く以上、必ず、そのように行動をしています。有言実行こそ…本物への道でしょう。鎧兜を脱ぎ捨てて赤裸々にレポートを綴っています。
失敗する事もあれば…成功する事もあります。所詮は貧乏人の戯言です。もう少しお金があれば…沢山の実験が出来て、もっと相場を楽しめます。様々な仮説は思い浮かびますが、実弾が乏しく…実験が進みません。
先日(8/5)、この秋にも16000円になるレポートを紹介して、それをカタルはこき下ろしました。 覚えていますか? だってもうROE経営に日本の潮流は流れています。
伊藤忠のデサントへの関与、ヤフーのアスクル問題、LIXILなどもそうだし、レオパレス21もそうです。この株、今日は…高いですね。もう200円前後だからいくら業績は悪くても…と思いますが、カタルはこれを選択せず千代化など選択しました。でも、みんな一緒でしたね。何をやっても駄目相場でした。
まぁ、古河電工の連敗記録が続くようでは、どの株も一緒のようなものでしょう。指数で叩かれます。でもNY市場は重要な株価である25900ドルを、若干、割れていました。どうなるでしょう。
非常に珍しい現象です。NY市場が香港やアルゼンチンなどの外部環境で下げるなんて…眉唾のようにも感じられます。
基本は、何度も…何度も下値に振ります。それでも…下値が堅いなら、そのうち反発します。下を叩けなくなれば…株価は上がるものです。この時期の業績など気にする方がどうかしています。所詮、人間は、半年先も見えません。
まぁ、まだ高校野球はこれから「宴もたけなわ」ですから、のんびり構えましょうね。それではまた明日。
追証の人はカタルのように…ガンガン投げましょう。もう直ぐ、本物相場がやって来ますから、その時になれば…嫌でも大儲けが出来ます。なにも難しい相場の時の頑張る必要はありません。バイバイ…。