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最近、嵌まっている「株価論理」の考え方の「実証実験」をしている…最中です。昨日は「日立」(6501)の普通の週足と「対数表示」を利用したチャートを比較しました。

通常の日経平均株価の月足

何気なく…カタルの現役生活50年間を振り返り…日経平均株価の月足を使って、同じように…時代を考え直しました。カタルは昭和30年の生まれです。今年は終戦80年が経過します。 「昭和の時代」は、この太平洋戦争を挟んで大きく変わったのです。

今のNHKの朝ドラは、アンパンマンの「やないたかし」が主人公になっており、その戦争から復興を遂げる舞台を演じています。まだ時代はカタルが誕生する時代になってないようですが、幼き頃の「思い出」が甦ります。夏は大きなたらいで、水遊びを良くしました。家に風呂はなく…銭湯に行くか…近所の家が風呂を焚くと…その風呂を貰いに行く時代でした。

カタルが小さい頃…育った町は、新潟の長岡市です。8月2日、8月3日に行われる…長岡市の花火は有名ですが、明治12年に千手町八幡様のお祭りで、遊郭関係者が資金を供出しあい、350発の花火を打ち上げたことが起点といわれています。長岡は、山本五十六の出身地ですから、当然…空襲に遭って大火に見舞われました。終戦間際の8月1日に、長岡空襲があって、この戦災で亡くなられた方の「慰霊」の意味もあるようです。そうして…2004年10月の中越地震からの復興を祈願する「フェニックス」は、翌年からスタートしました。平原綾香さんの「Jupiter」の曲に合わせた…演出です。見事な花火です。

カタルは、どちらかと言えば…この「古き良き時代」の想い出の方が、楽しかったように思います。親父は質屋通いで苦労をしましたが、家を建てて…子供を大学まで教育したのです。まぁバカ息子は、そのオヤジの苦労を知らず、遊び惚けていました。

その報いを、1989年に上京してからタップリ…味わっています。まぁ…苦しいのは、その時だけで、今となっては…苦労をしたことも良い「想い出」です。だから…「ひとしお」今回の「構造改革」の進展が、嬉しいのです。ようやく…「始まるなぁ~」と感慨深い…想いで、今の相場を眺めています。

でも…此の対数チャートは。良く時代を表現しています。

対数表示の日経平均株価の月足

前半の35年と後半の35年です。今日は「広島」に原爆が投下された日です。馬鹿が「間違った選択」をした為に、350人万人とも言われる…「尊い命」が消えたのです。今のガザやウクライナの戦争も悲惨ですが…犠牲者数は桁違いです。この日経平均株価の「対数チャート」を観ると、如何に「基本政策」が大切か…分かると思います。株式投資は「色んな未来」を予想して…選択をする場です。

単に…自分達の「利殖の場」と言う意味ではないのです。人類の進化にとって…「必要な産業」に、「必要な資金」を回すところです。僕らの投資活動が、その未来を決めるのです。まぁ、競馬、競輪的のような「博打面」がある事も事実です。しかし…市場を通じて色んなことを考えて欲しい…とカタルは願っています。そうすれば…適正な資金配分に繋がり、「失われた時代」の「停滞」などは、ないのです。

株価は正直ですね。「進化の度合い」を表わしているとも言えます。「ROE経営」の意味は、高い効率を成し遂げる会社を「応援する」意味があります。カタルは低採算の産業は、後進国に譲り…僕らは、「より生産性の高い」産業を開拓すべきだと思っています。AIロボットや量子の時代に向かってお金を使うのです。

だから…「取捨選択」をすべきです。生産性の低い産業は、「淘汰」すべきなのです。それを税金である公的資金を使って…全てを「救おう」としました。1998年に経営破綻した日本長期信用銀行へ投じられた税金は、ようやく…今年、完済されます。「SBI新生銀行」です。その2300億円の返済のために…SBIは、「住信SBIネット銀行」の株式を、「NTTドコモ」に売却しました。

「和を以て貴しとなす」と言う精神を尊重すると、時間を犠牲にします。

米国のリーマンショックは、間違いを認めて…直ぐに行動に移しました。そうしてリーマンなどを「淘汰」したのです。しかし…日本のバブル崩壊は1989年から2003年の時間をかけて…「ウヤムヤな」処理の仕方でした。東北大震災の「原発処理」は、「東電」(9501)の責任なのかどうか…。あの時にメディアは、偏った…処理の仕方を国民に伝えました。何故、関係ない「他の電力会社」にまで…「奉加帳」を回されるのでしょう。「サッパリ…ポン」なのです。

さて…相場が始まりました。

その日経平均株価は22円安の40527円です。昨日の相場は「強いことは」強いのですが、総花的で…あまり面白く感じられないのです。何故か? よく分かりません。カタルは、時々…このように「先が見えない」ことがあります。この気持ちが、個人的なスケジュールから来る「感覚」なのか…よく分かりません。(月末にカタルは休みを頂きます。) しかし…何故か、先週から少し気持ちが、変化しているようにも感じています。


「ローム」(6963)の 日足

その感情の一つを司る…「ローム」(6963)の株価は、今日は2000円を割れています。でも…いくら「赤字から黒字」の転換の局面でも、まだ先は見えないのに…一気に200日線を超えて回復する株価をどう判断するか? 


「ローム」(6963)の 四半期の業績推移

カタルの「心の中」で…その気持ちの整理が、進みません。前から狙っていたから…「観察株」になっており「デンソー」(6902)などとの「提携」を知っていました。東芝やTSMCなど…更に少し前ですが、2023年6月にヴィテスコ・テクノロジーズなどともパートナーシップ契約を結んでいます。

でも…本当に、しっかり「回復するシナリオ」があるのかどうか…。明らかに…買い方から観て、とても「大きなファンド」が、株を買っていることは分かっていましたが、魔坂、いきなり200日線を大きく「上方乖離」するまで、株を買うとは…。やはり…謎なのです。

この事は、非常に大切な事なのです。

「ローム」(6963)はEVの生産活動に関わり…未来の車の貴重なパーツを提供するメーカーです。でも皆さんは、カタルが売り買いの実践をしなくても「相場のポイント」を話していますから、関心を持たねばならない話なのです。


「新電元」(6844) の日足

関連する…「新電元」(6844)なども強い動きです。前にホンダが「EV宣言」をした時と外部環境が大きく変化しましたが、あの時に、僕らは「新電元」をやって、上手く育たなかった相場を連想できるなら、今日のレポートで話を登場させた意味があります。一応…「新電元」もチャートを掲載しておきますか…まるで「ローム」のチャートを観ているように「そっくり」です。これが「市場の整合性」の話ですよ。

イチイチ…相場を丁寧に解説しようとすると大変です。

この「ローム」から「新電元」の相場は、カタルが実際に買っている「デンソー」(6902)とも…関連をします。自動車関連は、面白とも言えます。何故なら、「自動車の概念」が、大きく「変化する」可能性が在るからです。

単に物を運ぶ…移送手段ではなく、移動時間を楽しむアイテムに変化するのでしょう。コネクティッドカーと言う…外部と「繋がる車」は、色んな広がりがあります。ここで…「ジオフェンス」の話を、連想できる読者が居るなら、合格でしょう。

「3Dマトリックス」(7777) の5分足

やはり売っています。今日は227円から断続的に株を買っている「3Dマトリックス」(7777)です。「今日は買えないかなぁ~」と思って、本当は、225円から…下値を買う予定でしたが、227円から株を買い始めましたが…222円も買えそうになって来ました。

今、221円も買えたので…更に220円から更に下値の217円まで「買い物」を用いました。全部、買えるなら1万株ずつ合計2万株を買う事になります。いくらでも…カタルの「力量」が許す限り…株を追うつもりです。でも貧乏人らしく…1000株ずつしか買っていません。その内、1万株、10万株と大きくすれば良いですね。何れ、そうなるでしょう。

基本的に「気に入った」株なら、トコトン…やるのが、カタルのスタイルです。「ジェイドG」(3558)も下値が買えないから、仕方なく…さっき1448円で買ったら1440円まで下がったり、なかなか上手く行きません。まぁ、たった600株の買いです。

でも今日は流石に、少し「売り」を増やしました。微益で、儲かるなら外す口座と…買い続ける口座を分けています。でもこの「チンタラ」感が堪りません。

もともと「ジェイドG」を好む…人種は「博打心」が強い人です。だから激しい「変動率」を好む人ですが、こんな風に、チビチビ…やられると「いい加減にせい!」と全部の玉を売りたくなります。

カタル自身は、どちらかと言えば…「息をしている」…「3Dマトリックス」の値動きが好きです。「大阪チタン」(5726)も、なかなか…「上下」しません。今は、徐々に上がっている所です。他にも「たくさんの事例」を掲げられます。でも「船株の謎」と同じです。

もともと…カタルの好みは「変動率」が高い…博打株です。でも今の相場は本来、「仕手性」を持っている筈の株も、「チンタラ」しやがって…と呆れる展開の株が多いのです。

「北海道電力」(9509) の日足

そんな中で…利回り株なのに…「北海道電力」(9509)は短期間に良く育ちました。あの700円割れは、「時間を待たされる」可能性は、あったのですが、ベストタイミングの推奨です。でも読者は、余り…利用してなかったようです。一人だけかな? 喜びのメールを頂きました。これだけ…当たり続けているのに、カタル自身は、何をやっているのでしょう。

まぁ良いか…。その内、「大当たり」することもあるでしょう。今は、チビチビ…と「微益」を積み上げて、「チリも積もれば山となる」なのです。今に見ていろ!僕だって…と本日のカタルレポートはお終いです。

「パチパチパチ…」。と自画自賛です。また…明日。

5年後の予測

最後にマクロ面の話ですが、我々の気持ちが時代に遅れている現象が此方です。

米国からの資金移動

此方が資金の流れを示しています。だから日本の構造改革は大きく評価されますから…実際に「日立」(6501)や「重工」(7011)などの現象が表面化しています。



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