昨年、8月の「ブラックマンディ―」を超える下げ相場と、今回のトランプ関税は、いずれも、その後の下落を避けて…基本的には「日本の構造改革」を評価する…相場と言うカタルの認識は「正しい」ように感じています。TOPIXは10連騰だそうです。

まぁ、「万年強気」のカタルらしい…相場の解釈です。
観ているなら、分かりますが…その人の「性格」は変わりませんから、基本的に「相場観」と言うのは、その人自身の「性格」が反映されるのでしょう。カタルの場合は、いつも「強気」なのです。だから…読者は、その分を「割り引いて」…考えなければなりません。
しかし2012年の年末~2013年の春にスタートした「アベノミクス」の相場は、日本の基本政策が「大きく転換」しており…「実質経済成長」から「名目成長経済」へ、つまり…「資産価格の上昇」を背景にした…大きな経済構造に変わったのです。

本来なら、遅くても…「バブル崩壊」を受けて、その「構造転換」を図るべきでした。だって「松下電産」は「パナソニック」に変更する過程は…かなり早い時期でした。その沿革は此方です。「寿」や「電子」などが統合された2000年代前半です。この時分から「日立」(6501)も、「構造改革」を検討し…時間を掛けて…グループ企業を整理しました。
あのCMです。♪「この木なんの木、気になる木ですか…」♬とか言う…「日立の樹」の歌です。あのCMは、永遠とも…思われるグループ企業の「社名」が流れていました。このCMは6世代目で今は9世代目なのですね。CMにも歴史を感じます。今は「社名」が消えています。面白いですね。そうして時代は進み…ようやく「トヨタ」(7203)の構造改革のスタートです。
昨日は「NTT」(9432)が「NTTデータ」(9613)の「完全子会社化」を発表していました。この発想の基本は「総資産経営」からの脱皮です。合理的な経営を目指すために、売上より「利益」を重視する…「効率化経営」です。つまり「ROE経営」(国際基準)です。
ここで読者から質問メールです。「かたるちゃん こんにちは。いつも聞いてばかりでごめんね。BASEの株を持っているんだけど、よく分からなくて…。TOBが400円、市場価格より安い? かたるチャンの読みは、牧さんがもっと安い時から…買っていて、もう既に1/3以上持ってるから、「安い価格」を発表したってこと? そうなると、今の価格から400円に近づいて行っちゃうの? それとも対抗措置で会社側がもっと買うのかな? 色々シナリオあるとは思うけど、どんな見立てをしていますか? 教えてください。何だか、色んなこと考えて色々やるのね。」と言う…質問でした。
昨日、カタルは「出来レースだろう」…と解説しました。
基本的に、こんな事は「当事者」に、聞くしか分かりません。その当事者自身も「状況次第」で自分の考えが「変わること」があるのでしょう。だから…読者の「知りたい」という気持ちは、よく分かりますが、所詮、色んな…「詮索」をしても「無駄」です。例の中居君の女性問題と同じで…当事者以外に分かりません。その当事者も「気持ち」が、コロコロ…と変わるのでしょう。
カタルが、何故、この「休み」に特集を組んで…「EBITDA」や「営業CF」などの財務を解説したか?
基本的に、僕らは公認会計士が確認して…発表した財務資料を信じて…その数字を元に、株価を判断するしかありません。そこにカタルが述べている「時代背景」が影響します。どんなに努力をしても「基本政策」には敵いません。
日本は、ずっと…間違った「政策運営」を続けてきました。
だから「失われた時代」になったのです。今回のトランプ関税も、似たケースです。企業努力だけでは…超えられないものもあります。でも…そう話しても、やはり知りたいのが「人情」でしょう。カタルは「演出」だろうと思っています。このように発表すれば…株を売る人も出てくるのでしょう。
しかし、牧さんは「BASE」の株が欲しいわけではなく…上手に「金儲け」をしたいのでしょう。だから前から言っているように「4桁の相場」も「可能性」としては…残っているのでしょう。仕手化させて株価を高くして…その過程で「売って」行けば…いいのです。「川船」(9107)は、どうでしたか?

好業績に支えられ「自社株買い」を催促し…企業は、それに応え、船株の中で一番、「自社株買い」を実施しました。数年かけて…今は「ものを言う株主」が、持っている株券は「元本」を回収した「儲けの余り」でしょう。
「錬金術師」と言うと、「語弊」はありますが、キツネとタヌキの「ばかし合い」の様なものでしょう。
僕らは、発表された「財務データ」を元に、未来に伸びる会社に投資をしようと言っています。カタルは、目先の需給バランスなんか…、所詮は、短期間の現象で最後は業績推移により「株価は決まる」と思っています。でも目先は「需給バランス」の影響を株価は受けます。
所詮、分からないものを考えても「仕方がない」…「無駄な体力」を使わないことです。カタルは、鶴岡君がこの後「どう反応するか」分かりませんが…株主に「敵対する」ような経営者は「嫌い」です。だから500円以上になるなら「売り」と述べました。
「グリー」(3632)の田中君も「保守的な守り」に入りました。本来なら、株主になってもらって…「ありがとう」でしょう。そうして…その株価以上の業績にして…株価を高値にすべきでしょう。それが経営者です。
「ニデック」(6594)が、TOBを止めて…、たぶん…本日の「牧野フライス」(6135)の株価は下がるのでしょう。「牧野フライス」は「ニデック」のTOB価格以上の「株価」を維持すべきです。
これでは…「東京機械」(6335)と「五十歩百歩」です。こんな企業は「上場廃止」にすべきでしょう。その仕組みに甘えた…「日本空港ビルディング」(9706)は「面白い話題」が報道されています。此方です。「羽田空港ビル利益供与疑惑、「社長が主導」との内部調査結果を公表へ…社長と会長は辞任の見通し」と言う内容ですが、何故か…元になった読売新聞のサイトは既に消されています。たぶん…圧力でしょう。ヤフーだけが、まだ消していません。皆さんが観る時は消えているかも知れません。もしそうなら…ゴメン。
だから…あの時に政治家が「海外の人間」が、株主になることを「規制」したのでしょう。なにが…「安全保障」だ!なのです。今の「セブン&アイHD」(3382)にも「同様の話題」が出ています。卑怯だよね。いつも「後出しジャンケン」で…「フェア」では、ありません。お金が正常に動く為には…「公正な」ルールが必要です。

今「オルツ」(260A)の「粉飾決算」?が、話題になっています。
本来なら、幹事証券の「大和証券」や公認会計士事務所、東証が揃って、公開価格で「株を引き取る」のが筋でしょう。嘘を並べ…投資家を騙して、上場させた「責任」を、金融庁は追求すべきでしょう。まぁ情けない…レベルの国なのです。だから安倍元首相が苦労をしたのです。村社会論は「良い面」もありますが、やはり「公明正大」な仕組みすべきです。
「末端の人間」は振り回されて…大変です。「失われた時代」の正体は、そんなものです。まぁ「色んな意見」が、ありますから、カタルの見方が「正しい」わけでは…ありません。こんな事は「常識」です。
そういう事で…カタルは「本物の世界」を目指したいのです。こんな回答で、良いでしょうか? 多くの読者が「似た感覚」でしょうから…敢えて…このメールを「題材」に利用しました。そんな中で…NHKのクローズアップ現代で、「面白いテーマ」を報道していました。此方です。NHKプラスで、まだ観られます。「AI上司」に…「代理上司」?
今の時代観が、分かるテーマです。カタルは直ぐに「株価」に結び付けます。そうです。この連休を利用して…「ソフト産業」の「DX」革命の企業比較をしました。
「オービック」(4684)、「ベイカレント」(6532)、「SHIFT」(3697)、そうして「ライズ・コンサルティング・グループ」(9168)の会社の財務データを参考にして「成長力」と「収益力」の比較で、株価は決まると言う…「仮説」の検証です。
ここでカタルは「EBITDA」や「キャッシュフロー」の大切さを説きました。基本的に小さな会社は「決算対策」が出来ません。財務の「引き出し」が限られています。だから株価が乱高下して…逆に「チャンス」があるのでしょう。カタルは、そう考えています。
そう言えば…読者から昨晩は「3Dマトリックス」(7777)の話題を頂きました。

材料は此方です。カタルは「損益分岐点」の話をしています。「黒字化」になった時が、株価の「変動率が高くなる」話です。だから、同様のケースを、いつも薦めています。株価が最も大きく動くときは、先ずは「赤字から黒字」に転換するとき、そうして次は「復配」を実施する時です。これがカタルの「経験則」です。「クックパッド」(2193)は、そのケースです。

お待ちどうさま…「千代化」(6366)に「復活」の可能性が在るかもしれません。ただ、財務面が大きく劣っており、「増資」もあり得ます。でも「三菱のメンツ」がありますからね。果たして、どうするのでしょう。もともと…この分野は、業績の「浮き沈み」がとっても「激しい」世界です。「日揮」(1963)も同じです。相場は、面白いのです。知れば知る程…「興味」が増す…世界です。
カタルだって…「謎」だらけ…です。カタルは今、最難関の課題である「時間軸の壁」に挑んでいます。
その度に…カタルは自分のお金を使って実践をしています。しかし当たっているようで…「的」を得ていません。「ジェイドG」(3558)は、散々…の目に遭っています。今回の「3Dマトリックス」は、果たして…どうでしょう。本日は少しずつ売り上がっています。
この所…ずっと「微益」で利食いを、していました。そうです。「ジェイドG」が下げたので…ずっと…買っていました。でもその「ジェイドG」も微益でまた売っています。上がれば売るし…「下がれば」買います。でも徐々に…「買値」が切上がっています。本当は、もっと…たくさんの実験をしたいのです。
昨日は「大阪チタン」(5726)が下がったので、1620円を少しだけ株を買いました。今日は「野村証券」(8604)を「微益」で売っています。所詮は、遊びです。
「人生は楽しまなければ」…意味がありません。このブツブツ投資は、本来は「金持ち」向きの手法です。理屈上は「永遠に」お金が儲かります。
カタルレポートに登場する株を、買って置けば…大概は、儲かっています。

先ほど紹介しているソフトの「ベイカレント」(6532)は、会員レポートで紹介した株です。その後かな? 前かな? 「大口のクロス」があったのです。カタルの当たらない観測で…大口のファンドが高値でも「株を引き受けた」のだろうと…と推察した株です。
メールの質問の「BASE」も、同じ…「邪推」です。でもこんな…勝手な観測をしても「意味」がありません。だから…無駄な抵抗は止めましょう。所詮、世の中は「なるように…なる」のです。
だから、株価が「どっちに行っても」良いように、自分の「力量」を考えて…ノンビリやろうと述べています。あらら…利食いした「野村証券」(8604)は820円台です。まぁ良いか…また買えば、良いのです。
いつもニコニコ「ゲンキン」な…カタルでした。また…明日。